アジア理解講座 2005年度 第3期




2005年度 第3期
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[月曜日] (2006年1月16日~3月20日)全10回
ネパールを知ろう

[金曜日] (2006年1月13日~3月17日)全10回
中国演劇の魅力

* 講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

月曜日

(2006年1月16日~3月20日)全10回

「ネパールを知ろう」

コーディネーター

石井 溥

コーディネーターからのメッセージ (石井 溥)

ネパールは、中国・インドというアジアの2大国にはさまれた比較的小さな国ですが、世界有数の高度差・環境差をもち、そこに四方からさまざまな人・文物が流入したため、文化・民族はかなり多様です。この地域は、居住可能な土地に比べて人口が多く、その増加率が高いうえに、資源に恵まれず産業には遅れをとり、出稼ぎの必要性も高くなっています。そのなかで多くの人々の生活を支えたのは自給性の高い農業と外からの仕送りですが、特定の地域は交易や工芸などにより潤い、文明の度合いを高めたといえます。
以前この地域では諸勢力が分立していましたが、18世紀後半には「山地ヒンドゥー」を核とするゴルカ勢力が伸長し、今に至る「ヒンドゥー王国」を樹立しました。1990年の「民主化」は諸グループの権利意識を高めましたが、1996年には「マオイスト」が武装闘争を開始し、2005年2月には国王が全権を掌握しました。今日、政治は混迷し出口は見えにくい状況となっています。
本講座では、全体を「文化・民族の多様性」「中国・インドの狭間から世界へ」「覚醒する人々と政治動態」の3部に分け、それぞれの地域の状況と生活、人々の世界とのつながり方、および今日の政治のもとでの人々の動きを、対象に密着してみていきます。

講師/講義日程/テーマ

(講師および日程・テーマは変更となる場合もあります)

日程
講師/テーマ

-文化・民族の多様性-

1月16日
「言語文化の十字路ネパール」
石井 溥(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
 
「カトマンズ盆地のネワールとチベットの交流」
プルナ・ラタナ・サキャ(東京外国語大学非常勤講師)
23日
「ネパールの中間山地の人々とプラジャ」
橘 健一(大阪外国語大学非常勤講師)

-中国・インドの狭間から世界へ-

30日
「交易に生きるネパールのマイノリティ」
名和 克郎(東京大学東洋文化研究所助教授)
2月 6日
「ネパールのチベット文化圏の人々とヨルモ」
佐藤 斉華(帝京大学文学部社会学科講師)
13日
「世界に進出するマガール」
南 真木人(国立民族学博物館民族社会研究部助教授)
20日
「越境の先兵:グルカ兵とその家族」
上杉 妙子(専修大学非常勤講師)

-覚醒する人々と政治動態-

27日
「近年の政治・社会変化とビハラ仏教」
マハラジャン、ケシャブ・ラル(広島大学大学院国際協力研究科助教授)
3月 6日
「マオイスト問題の動向」
小倉 清子(ジャーナリスト)
13日
「ドメスティック・バイオレンスと女性支援運動」
幅崎 麻紀子(北海道大学大学院文学研究科博士課程)
20日
「民主政治とカマイヤ解放運動の行方」
藤倉 達郎 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授)

講座概要 【PDF:115KB】

会場 日本教育会館

金曜日

(2006年1月13日~3月17日)全10回

「中国演劇の魅力」

コーディネーター

飯塚 容

コーディネーターからのメッセージ (飯塚 容)

多様な中国文化のなかで、演劇はとくに魅力ある分野のひとつです。中国人の精神生活とも深くかかわっており、中国理解のためには演劇についての知識が不可欠といっても過言ではありません。本講座では伝統劇、地方劇はもちろん、20世紀に入ってから日本や西洋の影響を受けて誕生、発展してきた「話劇」も扱います。
中国の伝統劇、地方劇に共通する特徴としては、歌唱を伴うこと、そして約束事にもとづく抽象化された演技があげられます。それを否定するところから始まった「話劇」は、基本的にセリフを中心としたリアリズム劇でした。ところが近年の「話劇」は伝統劇に題材を求め、その演技法を取り入れることで、可能性を広げつつあります。一方、伝統劇も「話劇」の舞台作りを一部取り入れることで、近代化を図ろうとしています。
本講座を通じて、伝統と現代の共存あるいは融合の上に、いまも進化を続けている中国演劇の魅力を知っていただければ幸いです。

講師/講義日程/テーマ

(講師および日程・テーマは変更となる場合もあります)

日程
講師/テーマ
1月13日
伝統劇概説
松浦 恆雄(大阪市立大学大学院文学研究科教授)
20日
中国演劇の音楽
吉川 良和(一橋大学大学院社会学研究科教授)
27日
現代「話劇」概説
飯塚 容(中央大学文学部教授)
2月 3日
新時期「話劇」概説
瀬戸 宏(摂南大学外国語学部教授)
10日
様々な地方劇
細井 尚子(立教大学社会学部現代文化学科助教授)
17日
京劇の楽しみ方
加藤 徹(広島大学総合科学部助教授)
24日
京劇の歴史
平林 宣和(早稲田大学政治経済学術院助教授)
3月 3日
越劇とジェンダー
中山 文(神戸学院大学人文学部教授)
10日
「話劇」と伝統劇のコラボレーション
伊藤 茂(神戸学院大学人文学部教授)
17日
「話劇」の日中交流
内山 鶉(演出家)

講座概要 【PDF:86KB】

会場 U.S.エデュケーション・ネットワーク

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