アジア理解講座 1998年度 第2期




1998年度 第2期
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アジア理解講座
実績について
出版について

[月曜日] 「マレーシアを知ろう」

[火曜日] 「東南アジアの布と社会」

[水曜日] 「現代中央アジアを知ろう」

[木曜日] 「変貌するアジアのメガ都市」

[金曜日] 「インドネシア文学を味わう」

※講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のボタンをクリックしてください。

月曜日

「マレーシアを知ろう」

講師
小山和智(社団法人日本マレーシア協会参事文化担当・前クアラルンプール日本人学校国際交流ディレクー)、新井卓(社団法人日本マレーシア協会専務理事)、Baharudin Mamat・Rozalina Rahmat (JMA実用マレー語講座専任講師)、Ong Chee Mei (東京外国語大学博士課程)

東南アジアの中心に位置するマレーシアは、美しい熱帯の自然の宝庫、急速に発展する新興工業国、また多彩な文化が交差する文明の十字路等、様々な顔を持つ国として知られています。近年商用や観光で日本から訪れる人が多くなるとともにマレーシア・ファンも急増中です。本講座では「河の文化とモンスーン」、「マレー文化の広がり」、「仏教・ヒンズー教の遺産」、「東南アジアのイスラム教」、「マレーシア人と話してみよう」、「やさしいしいマレー語」、「日本に求められているもの」などの10項目のテーマを通じてマレーシアの素顔に迫ります。(共催:社団法人日本マレーシア協会)

火曜日

「東南アジアの布と社会」

1998年10月6日~12月15日の毎週火曜日(11月3日は休講)

講師
関本照夫(東京大学東洋文化研究所教授)、池本幸生(東京大学東洋文化研究所助教授)、高橋昭雄(東京大学東洋文化研究所助教授)、小笠原小枝(日本女子大学教授)、中谷文美(岡山大学専任講師)、田口理恵(国立民族学博物館非常勤研究員)

東南アジアの国々は目覚しい経済発展・近代化を遂げてきました。その過程で、東南アジアの染織物は時代の変化に応じて姿を変えながら、あるものは発展し、またあるものは衰退していきました。この講座では、このような東南アジアの伝統的染織物の歴史・現状を紹介し、そのような変化をもたらした要因や染織物の将来、発展の可能性などについて、文化人類学、社会学、経済学、美術工芸などの観点から考えてみたいと思います。
主にインドネシアではジャワ島のバティック産業の歴史と社会、バリ島の織物業とジェンダー、スンバ島のイカット生産と産業化、さらにタイ・ラオス・ビルマの農村織物業の経済的分析等をとりあげます。なお、美術工芸の専門家による講座・展示・出版はすでにさかんに行なわれていますが、この講座はそれとは視角を変え、布の背後にある人々の生活の営み・社会の歴史に焦点を当てます。

水曜日

「現代中央アジアを知ろう」

1998年9月30日~12月2日の毎週水曜日

講師
宇山智彦(北海道大学助教授)、帯谷知可(国立民族学博物館助手)、小松久男(東京大学教授)、坂井弘紀(千葉大学非常勤講師)、島田志津夫(東京外国語大学大学院博士課程)、新免康(東京外国語大学助教授)、東田範子(東京大学大学院博士課程)、錦見浩司(アジア経済研究所研究員)、吉田世津子(東京都立大学大学院博士課程)

1991年旧ソ連の中央アジア諸国は相次いで独立を宣言し、ウズベキスタン、カザフスタン、クルグズ(キルギス)、タジキスタン、トルクメニスタンという5つの新たな独立国が誕生しました。日本における中央アジアの一般的なイメージは、シルクロードや西域の歴史のロマンティシズム、チンギス・ハーンやティムールの帝国のダイナミズム等と強く結びついてきましたが、往々にしてこうしたイメージは、近年伝えられるようになった旧ソ連崩壊後の中央アジアの現実とつながらないのではないでしょうか。そこで、本講座の眼目はこのギャップを埋める試みをしてみようということにあります。中央アジア各地域の様々なテーマを取り上げる講義の積み重ねによって、近代以降 この地域で何が起こったのか、現代のこの地域の人々の政治・社会・文化状況はどのようなものなのか、そしてまた今日の中央アジアがいかに多様性に満ちた世界であるかをご理解いただけるでしょう。

木曜日

「変貌するアジアのメガ都市」

1998年10月8日~12月10日の毎週木曜日

講師
田坂敏雄(大阪市立大学教授)、小長谷一之(大阪市立大学助教授)、遠藤元(大東文化大学専任講師)、宮本謙介(北海道大学教授)、福田敦(日本大学専任講師)、吉田幹正(アジア経済研究所開発研究部長)、高山正樹(大阪外国語大学助教授)、浅見靖仁(一橋大学助教授)、木村宏恒(名古屋大学教授)

近年の経済の急成長に伴うアジア諸国の諸変化を、都市に焦点を当てて浮き彫りにしていきます。アジア諸国の経済成長はここ10年他地域を圧倒する勢いで進展しました。その結果、社会構造や人々の価値観などにも大きな変化が起きているように思われます。こうした変化を、経済指標のようなマクロな数字だけではなく、建築物を中心とした都市景観の変化、都市の中心部と郊外の関係の変遷、交通問題・環境問題等に対する行政をはじめとした人々の取り組み、スラムの人々の生活、都市中間層の成長と外国文化の影響をうけた都市文化の台頭、等の具体的な可視的変化まで掘り下げて追いかけてみましょう。

金曜日

「インドネシア文学を味わう」

1998年10月9日~12月18日の毎週金曜日(11月6日は休講)

講師
押川典昭(大東文化大学助教授)

今年5月、30年余り続いたスハルト政権が倒れ、インドネシアはいま、45年独立革命、65年政変につぐ大きな変化のときを迎えています。インドネシアの文学は、こうした時代の変化のうねりをどのように描いてきたのでしょうか。本講座では、19世紀末から現在までのおよそ一世紀のインドネシア近代文学の流れを概観しつつ、主要な作家と作品、トピックをとりあげ、文学が歴史や社会とどのように向き合ってきたのかを考えます。教科書的な通史ではなく、これまで紹介されることの少なかった「華人文学」や「大衆文学」なども視野に収めながら、インドネシア文学の豊かな森に分け入っていくことがねらいです。政治や経済の視点から見るのとはまた違ったインドネシアの世界を受講者のみなさんと楽しみ、味わうことがことができればと思います。

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