EU児童青少年演劇日本縦断招へい公演2005(EU・TAC2005) - 作品解説

心に栄養ドリンク「子どもと大人のためのヨーロッパ演劇」

日・EU市民交流年
2005年日・EU市民交流年事業

 作品解説

オーストリア 「オーストリア版 長靴をはいた猫」
団体名 Theater IM Ohrensessel (シアター アイエム オーレンゼッセル)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 原作:グリム兄弟、脚本:シアターアイエムオーレンセッセル、演出:ステファン・リヴァルディ、作曲:トミー・ナウラティル
ストーリー
オーストリア版 長靴をはいた猫

貧しい粉挽き屋が三人の息子に遺したもの…。長男には粉挽き小屋、次男にはロバ、そして三男には一匹の猫!猫は三男に自分にぴったりな長靴を作ってくれるよう頼みます。
長靴をはいた猫は知恵を働かせ、ウサギや鳥を捕まえては主人からの贈り物として王様に届けます。ある日、王様が川辺を馬車で通りかかるという話を聞きつけた猫は主人に川で溺れているふりをさせます。
主人は王様の馬車に助けられ…同乗していたお姫さまと出会い…恋に落ちる!長靴をはいた猫は主人のために大活躍します。

みどころ シャルル・ペロー/グリム兄弟の名作童話を原作とした子どもたちのための舞台劇。舞台上のいろんな場所から巨大な木靴や小指ほどの小さな革靴など17種類の靴が飛び出す仕掛けに子どもたちは大喜び。演奏家が即興で奏でる鉄琴の音色も観客の心を優しく包みこんでくれるでしょう。
ベルギー 「進め!」
団体名 Compagnie Orange Sanguine (コンパニー オレンジ サンギーヌ)
Compagnie de la Casquette (コンパニー デ ラ キャスケット)
Compagnie CÔté jardin (コンパニー コート ジャルダン)
対象年齢 小学生~
上映時間 60分
主要スタッフ 脚本/演出:ピエール・リチャーズ、芸術監督:ジェニー・グレトラー
ストーリー
ベルギー 「進め!」

敵国から攻められて逃れてきた二人組は、新しい場所を見つけ暮らし始める。そこに自分たちとはまったく違う不思議な二人組みが現れる。おっかなびっくりながらも互いに近づき、食事を一緒にすることとなった。最初は恐怖心を抑えるのに必死だった。やがて少しずつ理解し、彼等の関係は深まっていく。身振りや片言のことばで伝え合う中から友情や幸福感、そして「愛」が芽生え出す。「愛」は恋愛にと発展し、ねたみや嫉妬、悲哀や孤独と言った、今まで誰も経験したことのなかった感情を覚える。この始めての経験はしばらく続き、ついに四人のうちの一人が去ってしまう。残された三人の暮らしは一変し、みんなで暮らしていたころの楽しさは消えてしまった。

みどころ 台詞に頼ることのない本格的な児童青少年向けの演劇を目標に制作された作品。先史時代を舞台に、初めて体験する幸福感、心配事、出会いなど、人間関係の豊かさを具体化することで、人間の奥底に潜んでいる感情を浮かび上がらせます。
デンマーク 「生まれてはみたものの」
団体名 Theatret Thalias Tjenere (シアター サリアス ジャネーレ)
対象年齢 小学生~
上映時間 50分
主要スタッフ 原作・脚本:シアター サリアス ジャネーレ、演出:ミカエル・フィールズ、作曲: ローレンス・ケイ
ストーリー
デンマーク 「生まれてはみたものの」

真っ暗な世界に光が射し込むと、舞台はクシャクシャにまるめられた 紙で覆われている。クシャクシャな紙の塊の下で何かがモゾモゾと動いている!人間たちが捨てたゴミから生まれたヘンテコな生き物? 彼らは、どうやって生まれたのか?何のために生まれてきたのか?そして、どこへ行こうというのだろう。

みどころ もし人生がゲームだとしたら?いつ、どうやって自分になれるのか? 「生まれてはみたものの」は、クシャクシャ紙を利用したゴミの世界で繰り広げられるセリフのないちょっとかわった仮面劇。詩的で哲学的なテ ーマを含みながらも、仮面にクシャクシャ紙をまとった生き物たちのユーモアたっぷりの仕種によって、子どもたちにも楽しめる不思議な魅力を放つ作品となっています。
エストニア 「エストニア神話 カリブ王子の大冒険」
団体名 VAT Theater (バット テアター)
対象年齢 小学生~
上映時間 75分
主要スタッフ 原作:Fr. R. クルツワルド、脚本・演出:マーカス・ゾナー
ストーリー
エストニア神話 カリブ王子の大冒険」

エストニアに古くから伝わる神話をもとにした物語。 美しい国・エストニアを狙う悪魔に対して、神々はこの国を守るためカレヴを王として送り込みます。カレヴ王はリンダと結婚してたくさんの子どもをもうけましたが、亡くなってしまいます。
遺された王子のなかから次の王に選ばれたのがカレヴィポエク。王位継承の祝賀会の真っ最中、空から舞い降りたフィンランドの魔法使いによって、カレヴィポエクの母リンダがさらわれてしまいます。カレヴィポエグは母を取りもどし、悪魔を倒す冒険の旅に出発します。

みどころ 「カレヴィポエク」はエストニア国民にとって大切な神話であり国民詩です。伝説的な人物、奇想天外なストーリーをもとに、VATテアターというエストニアを代表する若き演劇集団が、歴史とファンタジーと詩を融合させた素晴らしい舞台を創り上げました。極限まで無駄を省いたセット、モノトーンの衣装に包まれた俳優たちによる勇壮で壮大な物語がくり広げられます。
フランス 「フランス版 赤ずきんちゃん」
団体名 Badaboum Theatre (バダボーム シアター)
対象年齢 小学生~
上映時間 40分
主要スタッフ 脚本・演出:ローレンス・ジャナー、音楽:ニコラス・ディック
ストーリー
フランス 「フランス版 赤ずきんちゃん」

赤ずきんちゃん:「おばあちゃんたらなんてたくましい腕なの?」
おおかみ:「おまえをしっかりだっこできるようにさ。」
赤ずきんちゃん:「なんて太い足!」
おおかみ:「おまえとかけっこできるようにさ。」
赤ずきんちゃん:「なんて大きなおみみ!」
おおかみ:「おまえの声がよく聞こえるようにさ。」
赤ずきんちゃん:「なんて大きなおめめ!」 
おおかみ:「おまえがよく見えるようにさ。」
赤ずきんちゃん:「でもまあ、なんて大きなおくち!」
おおかみ:「おまえをしっかり食べられるようにさ!」

みどころ みなさんが良く知っているシャルル・ペロー/グリム兄弟原作のお話です。コックさんによって料理の味や盛り付けが変わるように、彼らの手にかかればまったく新しい赤ずきんちゃんの誕生です。ダンスや映像も交えた、斬新で衝撃的な必見の舞台となっています。
アイルランド 「妖精とくつ屋さん」
団体名 Barnstorm Theatre Company (バンストーム シアター カンパニー)
対象年齢 幼児~
上映時間 40分
主要スタッフ 脚本:マイク・ケニー、演出:フィリップ・ハーディー
ストーリー
アイルランド 「妖精とくつ屋さん」

あるところに年老いたくつ屋さんがいました。くつ屋さんはまったく運に見はなされていて、暖炉にくべる薪にも困っていました。ある夜,」二人の小さな妖精があらわれて「くつ屋さんにはボクたちの手助けが必要だね」と話し合い、妖精たちは一組の素敵な靴を作りました。
翌朝それを見つけた靴屋さんはびっくり。いったい誰が作ったんだろう…それにしても素敵なくつだ。素敵なくつは高い値段で売れました。くつ屋さんはそのお金で薪とパンと新しいくつを作るための皮を買いました。そして、夜中にいったい誰がやって来るのか、おかみさんと二人で寝ないで待つことにしました。

みどころ グリム童話をもとにした、人形劇と人間劇を組み合わせた作品です。人間と人形のやりとりがとてもコミカルで見るものを飽きさせません。また、明るい色調の衣装や舞台セット、靴などの小道具はとても手がこんでいて、グリム童話が持つメルヘンチックな世界を演出するのに効果的な役割を果たしています。
オランダ 「ピアおばさん」
団体名 Teatro Munganga (テアトロ マンガンガ)
対象年齢 幼児~
上映時間 55分
主要スタッフ 原作・脚本・演出:カルロス・ロゲイロ、作曲:ベアー・ファーミー&マーティン・ヘルスロート
ストーリー
オランダ 「ピアおばさん」

ピアおばさんはいつも機嫌が悪い。大声で怒ったり、泣いたり、近所でも有名な嫌われ者。ピアおばさんの日課は家の中を綺麗に掃除すること。でも本当は、外の世界が怖くて家の中に閉じこもっているピアおばさん。
ある日、ピアおばさんは庭先で傷ついて飛べなくなった小鳥を見つけました。「信じられない!わたしの大切な庭に勝手に入ってくるなんて!」 ピアおばさんはいつものように大騒ぎ。

みどころ 俳優は言葉に頼ることなく、表情と動作によってピアおばさんの内面の変化を伝えます。飛べない小鳥とのコミュニケーションを通して、ピアおばさんの不安や恐れといった引きこもりの感情が、やさしさや愛情に変化していきます。大きな絵本に見立てたセットや人形劇の要素とコミカルな音楽が一体となって楽しい雰囲気を創り出します。
ポーランド 「まぬけなヤギさん ズッコケ世界旅行」
団体名 Teatr Lalek Banialuka (テアター ラレック バニアルカ)
対象年齢 幼児~
上映時間 60分
主要スタッフ 演出:ルシーナ・シプニュースカ、音楽:ピョートル・ナザルーク
ストーリー
ポーランド 「まぬけなヤギさん ズッコケ世界旅行」

まぬけなヤギさんとあだ名をつけられた少年が、幻の街 "PACAOW" を探して世界各国を旅します。そして旅先で出会う仲間たちと一緒に、次から次へと襲い掛かる苦難を乗り越えていく冒険物語。
果たしてまぬけなヤギ少年の一行は無事に"PACAOW"に辿りつくことができるのだろうか。

みどころ 俳優たちの創造力、自発性、パワー、個性的な舞台構想にカラフルなセット。コミカルな衣装や表現など全てが観客をひきつける魅力に溢れています。陽気でセンセーショナルなナンバーに乗せてお届けするユーモアたっぷりのストーリー。少年が世界を旅する中で、ポーランドから見たアジアやアフリカなどの各国に対するイメージが浮かび上がる作品となっています。
ポルトガル 「ペットマイラブ」
団体名 Magia e Fantasia (マジア エ ファンタジア)
対象年齢 小学生~
上映時間 50分
主要スタッフ 原作:ルイザ・ディクラ・ソアレス、脚本:ルイザ・ディクラ・ソアレス&パウロ・アレクサンドレ・ラーゲ、演出:パウロ・アレクサンドレ・ラーゲ、作曲:マリア・レパス
ストーリー
ポルトガル 「ペットマイラブ」

ポルトガルで様々な賞に輝く絵本作家ルイザ・ディクラ・ソアレスが描いた物語を舞台化。一組の愛し合うカップルの間で起こるいろいろな感情や、しぐさ、癖などを動物の動き に擬人化させ、俳優たちが様々な動物になりきって表現します。
身近な動物たちのちょっとした動きが実に巧みに引き出され、思わず身を乗り出してしまいます。危険ですから 決して柵の中には入らないでくださいね。

みどころ 演出家のラーゲ氏は、動物達の愛情表現を正確に体現しようと国立動物研究所や郊外の動物園に数カ月通いつめました。台詞はほとんどなく、情熱的なクラシックギターのメロディーにのせて、動物達が愛を伝え合う喜びを表現します。俳優たちがどんな動物を演じているのかを想像するのも楽しい。
チェコ 「チェコ版 三匹のこぶた」
団体名 Buchty a loutky (ブッティー ア ルーキィー)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 脚本:ヴィット・ブルクナー、演出:ヴィット・ブルクナー&ブッティー・ア・ルーキィー
ストーリー
チェコ 「チェコ版 三匹のこぶた」

三匹のこぶたの兄弟が、わらの家、木の家、レンガの家を建てています。そこへお腹をすかしたオオカミがやって来て、ひと息でわらの家、木の家を吹き飛ばしてしまいました。弟のレンガの家に逃げこんでふるえていた三匹でしたが、レンガの家を吹き飛ばすのに息を切らしているオオカミを見て、勇気を出して、知恵を使えば、オオカミをやっつけられるかもしれないと考えました。そこで三匹は大きな鍋を火をかけて、オオカミを煙突から誘いこむ作戦にでました。

みどころ 世界中でおなじみのお話を、暖かみのある木製の人形を使って上演。小さなこぶたたちが舞台をかけまわる姿はかわいらしく、思わず手に触れたくなるはず。くりだされるシニカルな笑いは言葉を越えて日本の子どもたちにも理解されることでしょう。
フィンランド 「紙の船」
団体名 Theatre Snowangel (シアター スノウエンジェル)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 演出:イーダ・ヴァンターヤ、脚本:アンネ・リハバイネン、音楽:ヌーティ・ヴァパヴォーリ&イーダ・ヴァンターヤ
ストーリー
フィンランド 「紙の船」

レイナは幼いころに突如意識を失って以来、病院のベッドの上で折り紙の船を作って遊ぶ毎日を過ごしていました。寂しさに包まれたレイナにとって現実は全く色のない世界です。ある夜、レイナは夢の中で、不思議な色に彩られた世界を旅しました。小さな赤ん坊とおしゃべりをしたり、羽のないニワトリに追いかけられたり、空飛ぶ太った紳士と遊んだり、火花と一緒にダンスを踊ったり…夢の中を旅するうちに、レイナは自分が記憶の底へと潜っていっていることに気づきました。

みどころ 言葉よりビジュアルを重視して、圧倒的なインパクトで子供たちの心に直接メッセージを届ける作品です。場面ごとに様々な色がフューチャーされ、その色彩がレイナの感情と深く結びついています。特に影絵を使った表現にその色彩が生かされており、ギターの音色とともに子どもたちの心に迫ります。
ドイツ 「列車でGO!」
団体名 Theater Handgemmenge Berlin (シアター ハンジェマンジェ ベルリン)
対象年齢 小学生~
上映時間 70分
主要スタッフ 原案:ピーター・ミューラー、原作:シアター ハンジェマンジェ ベルリン、脚本:ハンス・ファラダ、演出:マーカス・ジョス
ストーリー
ドイツ 「列車でGO!」

ウーヴェとディルクは、鉄道模型に熱中しているオタク系の完全主義者。今日も二人はミニチュア世界で起こる架空の物語を演じている。
本日のプログラムはトーマス少年の愛犬を乗せたまま発車してしまったワルシャワ行きの列車と、息子の愛犬を取り戻そうと一生懸命に走るトーマス少年の父親の物語です。
さあ、皆さんご一緒に、出発進行!

みどころ 舞台上には、鉄橋、駅、直線路、カーブ、下り坂のループ、牛のいる田舎の風景といった精巧なドイツ製鉄道模型が組まれています。少年時代の夢ともいえる鉄道模型を舞台に、少年と犬、少年期の友情、少年と父親の情愛をテーマにハートフルな物語が展開します。ドイツ人らしい生真面目な表情とコミカルな展開とのギャップが生み出すユーモアも面白く、多くの観客の笑いを誘います。
イタリア 「子どもわくわくカーペット」
団体名 Teatro di Piazza o d'Occasione (テアトロ ディ ピアッツァ オ ドッカシオーネ)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 脚本:フランチェスコ・ガンディ&ダビデ・ヴェントゥリーニ、演出:フランチェスコ・ガンディ、芸術監督:ダビディ・ヴェントゥリーニ、作曲:スパルタコ・コルテーシ、音響・照明・エンジニアリング:ロザーノ・モンティ
みどころ
イタリア 「子どもわくわくカーペット」

マルチメディアと演劇の融合。日本庭園からインスピレーションを得た世界が舞台。床面のカーペットスクリーンに美しいグラフィック映像による不思議な世界が映し出されます。俳優たちに導かれた子どもたちは実際にスクリーンの上を歩いたり、座ったり、そして手や指でスクリーンに触れることによって映像や音楽が変化する不思議な世界を体感することが出来ます。 「CCC」は5つのステージからなっており、子どもたちは俳優たちと一緒にストーリーを体験し、映像や音楽による視覚的で詩的なリアルタイムコミュニケーションを体感します。これぞ究極の体験型演劇プログラムです。

リトアニア 「ペンギンパパがんばる」
団体名 State Youth Theatre of Lithania (リトアニア国立青少年劇団)
対象年齢 幼児~
上映時間 60分
主要スタッフ 演出家:ラミューン・クズマネイト、脚本:ヘレン・ヴェルバー
ストーリー
リトアニア 「ペンギンがんばる」

海の中で 知り合った2羽のペンギンは、恋に落ち家庭を作ることに。卵が生まれ、2羽はそれを暖めながらこれから生まれる赤ちゃんのしつけや食べ物のことで言い争ってしまう。
しかし皮肉なことに結局2羽は、子どもを持つことはできなかった…そこで彼らが辿りついた結論とは?

みどころ 東欧の児童演劇団体の中では最高峰のうちのひとつと言われるリトアニア国立児童青少年劇団。そこに所属する情熱と才能溢れる俳優たちから選抜された2名の俳優がペンギンカップルになりきり、物語は軽快な音楽に乗ってミュージカルタッチで展開していく。ティーンエイジャーがこの演劇を通して、両親が一緒に暮らして子どもを持つことを決めたり、実際に赤ちゃんを授かったり、ケンカや仲直りをしたりする姿を学ぶ機会を提供することがこの作品の制作目的。ちなみにこの作品によってこの劇団はリトアニアで最高権威といわれる演劇賞の各部門を総ナメにしている。
スロバキア 「スロバキア版 みにくいアヒルの子」
団体名 Bibiana (ビビアーナ)
対象年齢 幼児~
上映時間 60分
主要スタッフ 原作:アンデルセン、脚本:カタリナ・コサノヴァ、演出:エヴァ・カルスカ ローマン、ヴェセレック マリア・ケスクソヴァ、音楽:ジュライ・ドヴラコヴ
ストーリー
スロバキア 「スロバキア版 みにくいアヒルの子」

兄弟の中でただ一羽、灰色の姿に生まれたアヒルの子。まわりから笑われ、兄弟からも馬鹿にされ、いじめられながらも一生懸命に生きるみにくいアヒルの子。美しい白鳥の群れに出会いその美しい姿に魅かれるみにくいアヒルの子。やがて季節がかわり、みにくいアヒルの子は…。

みどころ 誰もが知ってるアンデルセンの童話を題材にした人形劇。普遍的なストーリーは、言葉に関係なく子どもたちをアンデルセンの世界へと誘います。舞台と子どもたちとの積極的なコミュニケーションを図る体験型の人形劇となっているのも面白い試みです。
スペイン 「ふたつのおはなし”@S”」
団体名 Yheppa (イエッパ)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 原案・脚本:ヨランダ・ディアナ・マルコス・コリナス、演出:カルロス・ディエズ・フェルナンデス、音楽:アストリアス フレンドシップ バンド
ストーリー
スペイン 「ふたつのおはなし”@S”

詩とユーモアがいっぱいつまったふたつのお話。
1.リリスは小さな家の小さな庭に住み着いた不思議な生き物。庭に咲いた味気ない花を食べることだけが楽しみで、森で遊び、川で泳ぎ、おいしい果物を食べる近所の子どもたちをうらやましく思っている。ある日、リリスは一大決心をして庭を飛び出す。リリスの世界は急展開を始める・・・
2.アロンはダンサーを目指す男の子。優しいおかあさんは応援してくれるけど、おとうさんは他の男の子たちのようにサッカーなどに時間を費やして欲しいと考えている。まわりの友達からも「ダンスなんてかっこわるい」とバカにされる毎日。やがて念願の地元ダンス大会の日がやってきた・・・。

みどころ 人形劇を中心に、ジャグリング、マジック、影絵の要素も盛り込まれている。北スペイン地方のアーティストたちとのコラボレーションを展開してきたYheppaならではの実験的な作品。Yheppa独特の不思議な世界に子どもたちを引き込み、人生に大きな夢を抱く子どもたちに創造力と愛を与えるお話は、子どもたちからたくさんの共感を得ています。
スウェーデン 「ジョアンナ、口笛ふけた?」
団体名 Marionetteatern, Stockholms stadsteater AB (ストックホルム市立人形劇団)
対象年齢 幼児~
上映時間 50分
主要スタッフ 演出:ヘレナ・アルバレス、音楽:ウルフ・エリクソン
ストーリー
スウェーデン 「ジョアンナ、口笛ふけた?」

7歳になるベラには二つの大きな夢がある。ひとつは口笛が吹けるようになること。もうひとつは自分だけのおじいちゃんを持つこと。そんなベラの願いをかなえようと友だちのウルフはベラを近所の老人ホームへ連れて行く。そこでベラは理想のおじいちゃんを見つけました。

みどころ 世界中の人形劇団との交流によって研鑽された最高の技術によって、誰もが経験する人生のドラマを舞台化した意欲的な最新作です。
イギリス 「雲の上へ」
団体名 Quicksilver Theatre (クイックシルバー シアター)
対象年齢 幼児~
上映時間 60分
主要スタッフ 脚本:カーリー・イングリッシュ&ギー・ホランド、演出:ギー・ホランド、音楽:ロブ・リー
ストーリー
イギリス 「雲の上へ」

ある日突然、王様の姿が消えてしまった。世間知らずのベロニカ姫がおじいちゃまのジム王を探して旅に出かける冒険物語。
ベロニカ姫と観客の子どもたちは一緒に暗い森を抜け、高い山を越え、やがて雲を突き抜けてそびえ立つ塔にたどり着く。ベロニカ姫の大好きなおじいちゃまジム王はどこに?塔の最上階に待っているものは…?!

みどころ 脚本家であり女優であるカーリー・イングリッシュが数多くの幼稚園を訪問し、子どもたちの遊びからヒントを得て作られた作品。二人の俳優は大きな箱からガラクタ(生活の中の身近な品物)を取り出し、組み合わせ、それらを登場人物や城や塔に見立て、物語を立体的に展開させていきます。 劇中で使われる道具や人形は公演ごとに製作されるため、上演後、子どもたちは舞台に上がって、鑑賞中にくすぐられた想像力を駆使して自由に遊ぶことが出来るのもこの作品の大きな魅力のひとつです。

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