中央アジア・コーカサス巡回音楽公演A Thrilling Music Night with Four Japanese Musicians

中央アジア・コーカサス巡回音楽公演 A Thrilling Music Night with Four Japanese Musicians

薩摩琵琶=塩高和之 奄美シマ唄=前山真吾
ギター・ボーカル=国広和毅 パーカッション=Aki-ra Sunrise
作曲=国広和毅

凱旋公演のお知らせ
中央アジア・コーカサス巡回邦楽公演 凱旋公演が決定しました。
ホーガクなオトコたちとウズベキスタンの歌姫 一夜かぎりのコンサート

日時:
2010年3月31日 水曜日 18時30分 開場 19時 開演
会場:
座・高円寺2
チケット:
前売り・予約 2,500円、当日3,000円 (全席自由)
予約・申し込み

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、中央アジア・コーカサス4カ国で、薩摩琵琶、奄美シマ唄、ギター、ボーカル、パーカッションによるコンサートを行ないます。

公演概要

日程:2009年11月17日から27日
17日 火曜日

トルクメニスタン:国立劇場(公演)

20日 金曜日

ウズベキスタン:国立音楽院・大ホール(公演)

21日 土曜日

ウズベキスタン:イルホム劇場(公演)

23日 月曜日

アゼルバイジャン:バクー国立音楽院(セミナー)

24日 火曜日

アゼルバイジャン:国立ロシア演劇劇場(公演)

27日 金曜日

グルジア:国立ルスタヴェリ劇場・大ホール(公演)

 

メンバーの写真1

琵琶は西アジアに源流を発するウードの仲間で、日本には中国を経由してもたらされました。今回巡回する国々の弦楽器とも深い繋がりを持ちます。琵琶にはいくつかの種類がありますが、薩摩琵琶は16世紀の戦国時代に薩摩の領主が武士の教えを盲僧琵琶の盲僧に語らせたのが始まりで、以来徐々に士気を高める語り物音楽として発展し、勇壮闊達な合戦物を歌い上げるために、胴を撥で叩きつける、力強い奏法が編み出されました。実力者・塩高和之が、特別仕様の大型琵琶で薩摩琵琶の強さと華麗さを伝えます。

独特のファルセットが魅力の奄美シマ唄。その伴奏の三線もまた、14世紀前後に中国の三絃が琉球にもたらされたものと考えられています。中国の三絃の起源は定説はありませんが、さらに西方というのが有力です。琵琶同様に、今回巡回する国々で、同類の楽器に遭遇することでしょう。シマは奄美の言葉で集落を指し、奄美では今なお集落ごとに異なる、豊かな歌詞の伝統を継承しています。今回参加する前山真吾は、その伝統を未来に繋ぐ、期待の大型新人です。

Aki-ra Sunriseは、世界各地のパーカッションを叩き出すだけでなく、水を使う自作の楽器で注目される個性派即興パーカッショニストです。今回も、アフリカのジャンベ、水をはったボールにブイを浮かべた自作の水楽器、独創的な打楽器を駆使して他の楽器に躍動感を与え、生き生きとした音空間を創り出してくれるでしょう。

メンバーの写真2

3人の演奏者の持っているものを最大限に引き出す役目を担うのは、作曲の国広和毅。ジャンルをしなやかに超える自由な音楽性と、強い独創性と確かな構成力を持つ、才能あふれる若手作曲家です。演奏でも、高度な技術に裏打ちされたギターと陰影あふれるボーカルで舞台を引き締めます。

遠く西アジアに起源を発する琵琶と、日本で完成された力強い語り物音楽。大陸経由でもたらされた三線と、独特のファルセットによる繊細なシマ言葉の唄。西洋から輸入されて日本に定着したギターと、自由な思考を飛翔させる現代の歌。成り立ちと個性の異なる3つの声と3つの弦が自由なパーカッションと絡み、日本固有の音楽観と同時に、世界に開かれた日本の音楽観を豊かに表出していく、そんな刺激的なコンサートです。

演奏者プロフィール

国広和毅 Kazuki Kunihiro ギター・ボーカル/作曲

国広和毅

作曲家、ボーカリスト、ギタリスト。フォークからパンクロック、クラシックまで様々なジャンルをしなやかに行きかい、ミクスチャーバンド「ダた」とパンクバンド「Aujourd’hui il fait beau」で自ら作詞・作曲した作品の演奏を続ける他、演劇・ダンス・パフォーマンスなどの舞台作品やテレビ番組の作曲・演奏で才能を発揮する。主な舞台作品に串田和美演出「幽霊はここにいる」、パフォーマンスグループ・時々自動の一連の作品、国際交流基金4カ国(インド、イラン、ウズベキスタン、日本)コラボレーション「演じる女たち―ギリシャ悲劇からの断章」他。幼い頃からピアノとともに三味線も修め、邦楽器を交えた曲作りにも才能を発揮。昨年は、琵琶と笙とコントラバスによる意欲的な新作のロシア・東欧ツアー(ジャパンファウンデーション主催)で、新しい邦楽の一面を示した。
「ダた」の何曲かがhttp://dataworld.jp/f_discography.htm で試聴できる。

塩高和之 Kazuyuki Shiotaka 薩摩琵琶

塩高和之

薩摩琵琶演奏家。故・高田栄水(錦心流琵琶・全国一水会前会長)、鶴田流・田中之雄両氏に師事。古典曲から現代曲まで、確かな技術に裏打ちされた演奏と存在感には定評がある。作曲も学び、代表作に能管(または尺八)と琵琶のための「まろばし」他。雅楽に用いる楽琵琶もこなし、琵琶楽全体を文化歴史的視点で捉えて、内外の大学の他、熊野、高野山、厳島神社、赤間神宮(壇ノ浦)など、琵琶楽と関わりを持つ場所での演奏とレクチャーに積極的に取り組んでいる。
CDに、「Oriental Eyes」、「MAROBASHI」、「沙羅双樹」、「流沙の琵琶」、「沙羅双樹II」。
自身のホームページhttp://home.att.ne.jp/kiwi/Eclipse/ で音を試聴できる。

前山真吾 Shingo Maeyama 奄美シマ唄

前山真吾

奄美の唄者(うたしゃ=シマ唄の唄い手)。19歳の時に偶然耳にしたシマ唄に衝撃を受け、古くからの曲が多く伝わることで知られる奄美大島南部・宇検村の唄者・石原久子氏に弟子入りし、伝統シマ唄の世界に入る。2005年に、シマ唄の最も権威ある大会「奄美民謡大賞」の新人賞を獲得し、彗星のごとく現れた才能として注目を集める。以来、数々の大きな大会で入賞し、昨年ついに「奄美民謡大賞」の青年の部最優秀賞を受賞。シマ唄の伝統を担う若手として、全国的な注目を集めている。多くの若者が島を離れる中、島で唄い続ける姿は、昨年、NHK教育テレビ「一期一会スペシャル―夢を見つける@夏の旅」で紹介され、反響を呼んだ。
CDに「星降ル島ヌ唄」。「くるだんど節」が http://www.youtube.com/watch?v=7_DLih95Um0 で視聴可能。

Aki-ra Sunrise パーカッション

Aki-ra Sunrise

打楽器演奏家。小学生の時に聞いた和太鼓の音がきっかけで太鼓に目覚め、高校生の時にドラムを始める。大学時代に旅したスペインでアフリカの打楽器ジャンベに出会い、以来、世界各地の様々な楽器を使った独自の即興演奏スタイルを生み出す。最近は水を利用した自作楽器が注目され、本年1月にカメルーン、6月から7月までフランスに招かれ、滞在しながら楽器製作とパフォーマンスを行なった。
CDに「珠の光~動~」、「喜びの水」、「Hang 2006/5/25」、「珠の光~静~」。
自身のブログhttp://www.myspace.com/kirakirasunriseで「珠の光」の一部が試聴できるほか、ライブ演奏がhttp://www.youtube.com/watch?v=ynGW7UE8v_Yなどで試聴可能。

音響=遠藤憲、照明=畠中泰正

お問い合わせ

ジャパンファウンデーション 文化事業部舞台芸術チーム
担当: 畠 由紀 E-mail
Tel. 03-5369-6063 Fax. 03-5369-6038

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