開高健記念アジア作家講演会シリーズ(14) 韓国

キム・ヨンス氏講演会 心の中にある記憶の“灯り”韓国新世代作家がつむぐ個人の歴史、そして民族の歴史

BlogJFサポーターズクラブでは、担当職員による講演会の報告を掲載しています。

日韓友情年2005 事業

*キム・ヨンス氏が2005年度「大山文学賞」を受賞されました。(『私は幽霊作家です』が小説部門で受賞。)

*東京会場での講演のもようをPDFファイルで掲載しました。

*対談 キム・ヨンス vs 野中柊 「こころに記憶の灯りがともるとき- 新世代作家が語る個人の歴史と風景」

*2005年2月22日、中日新聞と岐阜新聞に、キム・ヨンス氏が東濃高校(岐阜)を訪問した記事が掲載されました。

はじめに

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、作家故開高健氏のご遺族からいただいたご寄付をもとに、開高健記念アジア作家講演会シリーズとして、アジア諸国から文学者を毎年お招きし、日本各地で講演会を行なっています。

韓国で1990年代に登壇した、いわゆる「新世代作家」は、軽快な想像力と感受性、繊細な感覚表現、破格な形式と文体、アイデンティティーの発見、率直さや大胆さに自身の文学的性格を求めています。彼らは、既存の韓国現代文学における民族の歴史の描かれ方に対する自己省察を行うとともに、韓国現代文学がそれまでにすくい取ることのできなかった個人の歴史を表現しようとしています。

ジャパンファウンデーションは、日韓国交正常化40周年にあたる2005年の「日韓友情年2005」を記念して、開高健記念アジア作家講演会に、代表的な新世代作家の一人であるキム・ヨンス氏をお招きします。

日程・会場

講演は韓国語で行なわれます。日本語同時通訳付です。
入場は無料です。

福岡 平成17年2月18日(金)午後7時~9時
福岡アジア美術館あじびホール 定員100名
大阪 2月20日(日)午後3時~5時
大阪国際交流センター小ホール 定員150名
東京 2月23日(水)午後6時30分~午後8時30分
国際交流基金国際会議場 定員150名
仙台 2月26日(土)午後2時~午後4時
仙台文学館 定員100名
札幌 3月1日(火)午後2時~午後4時
北海道立文学館講堂 定員60名

    

世の中を生きてゆくのに、それほど多くの灯りが必要なわけではない。ほんの少しだけあればいい。どうせ人生とはそういうものではないか。「ニューヨーク製菓店」より
幼少期のキム・ヨンス氏の写真

作者プロフィール等

1970年、慶尚北道金泉に生まれる。
95年2月に成均館大学校英語英文学科を卒業。在学中の93年に詩「江華について」で登壇する。94年には長篇小説『仮面を指して歩く』、97年には長篇小説『7番国道』、2000年には小説集『二十歳』を発表する。
そして01年に発表した長篇小説『グッドバイ李箱』で「東西文学賞」 を受賞する。02年には小説集『私がまだ子供だったとき』を発表し、同年に短篇小説「初恋」が李箱文学賞推薦優秀作に選定される。03年には、小説集『私がまだ子供だったとき』が「東仁文学賞」 を受賞し、長篇小説『愛だなんて、ソニョン』を発表する。
また、同年に短篇小説「黄色い燃燈を高くあげて」が李箱文学賞推薦優秀作に選定される。04年には、散文集『青春の文章』を発表し、長篇小説『夜はうたう』を季刊誌『Para21』に連載する。
現在は、小説集『私は幽霊作家です』を創作と批評社より、長篇小説『夜はうたう』を文学と知性社よりそれぞれ出版する予定である。
キム・ヨンス氏は「新世代作家」と評され登壇し、初期の頃は主にニヒリズムが込められた「ポストモダニズム」小説を発表した。現在は、個人の歴史そして民族の歴史を主題にする作品に力を注いでいる。

コーディネーター

崔真碩(ちぇ・じんそく)東京大学大学院博士課程

主催

ジャパンファウンデーション
財団法人福岡市文化芸術振興財団・福岡市[福岡会場]
財団法人大阪国際交流センター・財団法人大阪21世紀協会[大阪会場]
財団法人仙台市市民文化事業団[仙台会場]
財団法人札幌国際プラザ・北海道立文学館[札幌会場]

後援

駐日韓国大使館 韓国文化院
財団法人日韓文化交流基金
福岡市教育委員会

    

グッドバイ李箱
私がまだ子どもだったとき
愛だなんて、ソニョン
青春の文章

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