ウルグアイにおける絵画保存修復事業のため専門家を派遣

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2017年3月20日から28日にかけて、ウルグアイ東方共和国に絵画修復専門家(研究者及び技術者)を派遣し、絵画作品の修復と、現地の修復担当者を対象に人材育成を目的とした技術移転を行います。

ウルグアイでは絵画修復専門家が不足しており、その育成が急務の課題となっています。修復・保存法に窮し劣化が進んでいる作品の保存環境と作品状態を調査し、現地に適した修復法の検証と報告、及び絵画作品の修復処置を行います。また、近年、日本独自の保存・修復技術が欧米の文化財修復に応用されるようになっており、日本における文化財保存法とその応用をテーマに講演会を実施します。

概要

期間 2017年3月20日(月曜日)~28日(火曜日)
派遣者 木島隆康(東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 教授)
土屋裕子(東京国立博物館 学芸研究部保存修復課 保存修復室長)
野中昭美(東京国立博物館 学芸研究部保存修復課)
安田真美子(東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学博士後期課程)
訪問機関 モンテビデオ県立ファン・マヌエル・ブラネス美術館
Museo de Bellas Artes Juan Manuel Blanes
http://blanes.montevideo.gub.uy/
実施体制
主催:
独立行政法人国際交流基金
共催:
在ウルグアイ日本国大使館
モンテビデオ県庁、モンテビデオ県立ファン・マヌエル・ブラネス美術館
ブラネス美術館友の会

講演会

日時 2017年3月22日(水曜日)18時30分より
会場 ブラネス美術館内 バラーダス文化会館
Museo de Bellas Artes Juan Manuel Blanes
Espacio Cultural Rafael Barradas
講演者 木島隆康(東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 教授)
土屋裕子(東京国立博物館 学芸研究部保存修復課 保存修復室長)
講演内容 木島隆康『和紙を導入した油彩画の修理』
土屋裕子『東洋美術の保存と修理』
レクチャー後は、質疑応答・意見交換会を行います。
参加対象者 専門家、文化人、省庁関係者等

プロフィール

木島隆康氏(Kijima Takayasu

木島隆康氏の写真

1951年生まれ。専門は油彩画修復、絵画技法材料研究、イタリアルネサンス前期テンペラ画技法。長らく「創形美術学校修復研究所」と「修復研究所21」にて絵画修復に携わる。2002年から東京藝術大学助教授。2005年から現在まで同大学大学院美術研究科文化財保存学専攻教授。共編に『藤田嗣治の絵画技法に迫る:修復現場からの報告』(2010東京藝術大学出版会)がある。

土屋裕子(Tsuchiya Yuko

土屋裕子氏の写真

1988年多摩美術大学美術学部絵画科(油画)卒業、94年東京藝術大学大学院美術研究科芸術学保存修復技術(油画)在学中にスペイン給費留学生としてスペイン国立マドリード・コンプルテンセ大学美術学部博士課程(絵画・絵画修復)在学、96年単位取得満期退学。97年東京藝術大学に学修士修了後、文化庁芸術家在外研修員としてスペイン国立文化財保存修復研究所(IPHE)にて約2年間の研修を経て、99年より現職。専門は文化財保存学、特に油彩画の修理保存。

野中昭美(Nonaka Terumi

東北芸術工科大学、東北芸術工科大学大学院にて古典彫刻の保存修復を学ぶ。母校研究センターや工房での修理現場勤務、学芸員経験を経て、2015年度より現職。立体作品の保存修復を担当する。

安田真実子(Yasuda Mamiko

東京藝術大学美術研究科 文化財保存学修士課程修了(研究領域・保存油画)同大学校規博士課程に在籍中。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:末吉
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール: arts1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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