ニカラグア(2017年度)

日本語教育 国・地域別情報

2015年度日本語教育機関調査結果

機関数 教師数 学習者数
2 4 109
学習者数 内訳
教育段階 学習者数 割合
初等教育 0 0.0%
中等教育 0 0.0%
高等教育 4 3.7%
その他 教育機関 105 96.3%
合計 109 100.0%

(注) 2015年度日本語教育機関調査は、2015年5月~2016年4月に国際交流基金が実施した調査です。また、調査対象となった機関の中から、回答のあった機関の結果を取りまとめたものです。そのため、当ページの文中の数値とは異なる場合があります。

日本語教育の実施状況

全体的状況

沿革

 1986年頃(正確な開始年は不明)、首都マナグア市にある中米大学外国語学部言語センター(現 中米大学人文学部外国語センター)に日本大使館の支援によってニカラグア初の日本語講座が開講された。1996年、同言語センターは学部改組により人文学部語学科の一部門として吸収された。日本語講座は、開講より一貫して同外国語センターの自由講座となっており、大学の単位科目ではない。広く一般人を対象としており、土曜コース及び平日コースでは常時数十名名の生徒が学習している。2014年より商科大学外国語センターでも、中米大学日本語講座修了生により日本語講座が開講されているが、学習者数は10名以下である。なお、中米大学人文学部語学センターには、1995年より日本語教師としてJICA海外協力隊員が派遣されている。

背景

 知られてはいても関係の薄い未だ遠い国である日本を文化面でも広く一般に紹介するために中米大学の日本語講座が誕生した。

特徴

 中米大学と商科大学に日本語講座が開設されており、中米大学には、JICA海外協力隊員が派遣されている。中米大学では、近年、複数のニカラグア人日本語教師が育ってきている。ニカラグアにおける日本語学習者の規模は大きくないが、近年漸増傾向にある。2015年からは、中米大学に日本語中級講座が開設された。日本語講座受講者は日本語のアニメやマンガに影響を受けて学習を始める者や、将来日本への留学を想定している者、日本とのビジネスに携わるために学んでいる者など様々である。

最新動向

 2017年1月14日、第19回日本語スピーチコンテストを日本ニカラグア友好公園小ホールにて実施。
 2017年9月21日、初めての日本語中級講座修了式が実施され、6名が修了した。

教育段階別の状況

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 日本語教育は実施されていない。

高等教育

 日本語教育は実施されていない。

その他教育機関

 中米大学人文学部外国語センターと商科大学外国語センターで、一般対象の日本語講座が開講されている。大学生、大学院生の受講者が多い。

教育制度と外国語教育

教育制度

教育制度

 6-5-4制。
 初等教育6年間、中等教育5年間、大学教育4~7年間(医学部は6~7年間)。
 初等教育の6年間が義務教育。

教育行政

 初等・中等教育機関は教育省の管轄下にある。

言語事情

 主要言語はスペイン語。

外国語教育

 中等教育では外国語として英語を履修。その他の言語は原則選択できない。

外国語の中での日本語の人気

 当地での外国語の学習では、就職に有利等の有用性から圧倒的に英語であり、英語の次がフランス語となり、学習者は少なくなるがドイツ学校(初等・中等)もありドイツ語も好まれる。日本のアニメやマンガへの関心から、日本語を学習しようとする学生が増えてはいるが、人気は少数にとどまっている。近年は、ビジネスに役立つとの観点から、中国語への関心が高まりつつある。

大学入試での日本語の扱い

 大学入試で日本語は扱われていない。

学習環境

教材

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 日本語教育は実施されていない。

高等教育

 日本語教育は実施されていない。

その他教育機関

 中米大学の日本語講座では、国際交流基金「日本語普及活動助成プログラム」による教材を使用している。

マルチメディア・コンピューター

 日本語教育にマルチメディア・コンピューターは使用されていない。

教師

資格要件

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 日本語教育は実施されていない。

高等教育

 日本語教育は実施されていない。

その他教育機関

 JICA海外協力隊員と同隊員の指導を受けた日本語講座修了生。一部現地教師は国際交流基金研修を修了している。

日本語教師養成機関(プログラム)

 平成24年度国際交流基金事業「海外日本語教師研修(長期)」へ参加した。

日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割

 JICA海外協力隊員が唯一の日本語のネイティブ教師である。

教師研修

 現職の日本語教師対象の研修はない。

現職教師研修プログラム(一覧)

 中米カリブ日本語教育セミナー(国際交流基金助成)

教師会

日本語教育関係のネットワークの状況

 中米カリブ日本語教育ネットワーク

最新動向

 2017年8月、第9回中米カリブ日本語教育セミナー開催。

日本語教師派遣情報

国際交流基金からの派遣

 なし

国際協力機構(JICA)からの派遣(2017年10月現在)

青年海外協力隊

 中米大学人文学部外国語センター 1名

その他からの派遣

 (情報なし)

日本語教育略史

1986年 中米大学外国語学部言語センターに日本語講座開講
1995年 日本語教師として青年海外協力隊員が派遣開始
1996年 中米大学外国語学部言語センターが学部改組により人文学部語学科の一部門として吸収
2014年 商科大学外国語センターに日本語講座が開講
2015年 中米大学に日本語中級講座が開設
2017年 スピーチコンテスト実施
第9回中米カリブ日本語教育セミナー開催
中米大学で日本語中級講座修了式実施(9月)

参考文献一覧

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