映像事業部映画チーム 近藤 未佳の写真

“日本の国際文化交流を背負って働くことの責任”

キャリアパス
2017年入職 映像事業部映画チーム

Q1.国際交流基金への就職を志した理由は?

きっかけは映画監督の是枝裕和さんのHPで文化行政に関するある記事を読んだことです。それまでいくつかの映画祭にボランティアやインターンとして参加してきましたが、その記事を読んではじめて映画と行政との関わりについて考え、行政は映画のためにどのようにして何ができるだろう、という疑問を抱くようになりました。その後も大学院で学んだ翻訳や、留学先の日本語学科の友人たちとの関わりを通して何度も国際交流基金と出会い、就職を志望しました。

Q2.現在はどんな仕事をしていますか?

現在、映像事業部映画チームに配属され、海外における日本映画上映に関する業務を行っています。日本映画上映と一口に言っても、世界各国の日本国大使館と共催して現地で100以上の上映会を開催したり、ASEAN及びオーストラリア、インドの計12か国において最新の日本映画を紹介するJFFJapanese Film Festival)を開催したり、また、日本映画を上映する海外映画祭への助成を行うなど、その規模や地域、形態は様々です。また、今年は日中国交正常化45周年を記念した日中映画交流事業も活発に行っています。私はその中でも主に東欧・アフリカにおける日本映画上映や助成、東京国際映画祭への東南アジアからのゲスト招聘などを担当し、現地の担当の方と連絡を取りながら、上映素材の送付、配給会社との連絡、予算の管理などを行っています。

東京国際映画祭の際の集合写真
ASEANを中心に全12か国(2017年度)で開催されている日本映画祭(JFF)にて優れたレビューを投稿いただいた方々を計5ヶ国からお招きし、東京国際映画祭にご案内しました。

Q3.国際交流基金で働く面白さと、難しさとは?

日本映画祭のポスターと写真
昨年5月に中国・広州で開催された日本映画祭のポスターと共に。今年3月には東京、大阪、名古屋で中国映画上映を行う予定です!

「映画祭」と聞くと華やかな響きがありますが、国際交流基金職員としての主な業務はあくまで調整役です。これまで観客として参加していた映画祭というイベントに裏方として関わること、しかも現場には行かず主にメールでのやり取りを通して円滑な上映をサポートすることは、とても難しいなと感じています。しかし、だからこそメールでの言葉づかい、基本的な業務を着実に行うこと、普段お会いできない相手と直接話す機会を大切にする、など当たり前のことを当たり前に行う重要さを学んでいます。

Q4.実際に働いてみて、国際交流基金ってどんなところ?

働き始めて改めて、公的な組織であることを意識することが多いです。事業内容はもちろん、細かな支出や契約の一つ一つに係る業務からも、日本の国際文化交流を背負って働くことの責任を感じます。だからこそ、「国際交流基金だからできること」を考え続けながら真摯に働く方や、個人的にも文化芸術や語学に興味を持っている向学心の高い方が多く、日々の業務を通して、社会的な面・個人的な面の両面で成長できる場だと思います。

Q5.今後の目標は?

まずは、語学力を磨くことです。国際交流基金では世界中の様々な地域へ海外赴任の機会があるため、英語+α(プラスアルファ)の言語を扱う方が多くいることに驚きました。私も自分の得意言語を持ち、それを磨いてゆきたいと思っています。また、伝統芸能や演劇など今まであまり触れることのなかった日本の魅力についても、知識を深めてゆきたいです。(様々な趣味を持った方が働いており、お互いにイベントや舞台などに声を掛け合う場面も多くみられるところも国際交流基金の魅力の1つだと思います!)

就活生の皆さんへ 一言メッセージ

就職活動中は自分に自信がなくなることも多々ありましたが、普段信頼できる人に話すときのように、なるべく正直な言葉で伝えるようにしていました。普段の生活ではなかなか会うことのできない様々な人に出会えるお得な期間と捉えて、ぜひ楽しんでください。

国際交流基金では、国内機関及び世界中にある24の拠点を中心に、世界中の様々な場所で多岐に渡る活動を行っています。「映画は世界の窓」と言われますが、国際交流基金はいわばそのような窓を世界中で開き、日本と世界とを繋いでゆく組織だと思います。就職活動を通して、皆様が自分にとっての大切な窓を開いてゆけることを願っています!