国際交流基金 京都支部講演会「中世日本の繍仏(しゅうぶつ)における女性の存在」
刺繍大日如来像
(所蔵・画像提供:細見美術館)
講師:キャロリン・ワグーラ 氏
Ms. WARGULA, Carolyn
(米国 / 国際交流基金日本研究フェロー)
繍仏(しゅうぶつ)とは刺繍で表した仏像のこと。古代から女性特有の作善であり、有名な作品としては聖徳太子の死後に妃の橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が制作した天寿国繍帳や北条政子が源頼朝の菩提を願うために制作した繍法華曼荼羅などがある。鎌倉時代に入ると繍仏の制作が飛踊に増え、大半が阿弥陀三尊来迎図などであるところから浄土信仰に関わりを持っている作品だと思われている。繍仏は追善や供養などに使用された礼拝像が多く、亡き人への思いがこめられた作品としても興味深い。(キャロリン・ワグーラ)
国際交流基金 京都支部講演会「中世日本の繍仏における女性の存在」 チラシ【PDF:152KB】
講演会詳細
日時 | 2019年2月15日(金曜日)18時より (講演は約60分。講演の後、質疑応答の時間があります。最長20時まで) |
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会場 | 京都市国際交流会館kokoka1階 第1・第2会議室 京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1 アクセス (京都市地下鉄東西線「蹴上(けあげ)」駅 2番出口より約300m(徒歩約6分)) |
入場料 | 無料 |
問い合わせ先 | 国際交流基金京都支部 電話:075-762-1136(受付時間:月曜日~金曜日 10時~17時) 京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1京都市国際交流会館3階 |
主催 | 独立行政法人 国際交流基金京都支部 |
共催 | 公益財団法人 京都市国際交流協会 |
キャロリン・ワグーラ氏
米国出身。ピッツバーグ大学 博士課程。専門は美術史。国際交流基金日本研究フェローとして2018年8月に来日。現在、国際日本文化研究センター(日文研)にて「仏陀の具体化:日本の繍仏における女性の存在」をテーマに研究を行っている。
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