1. 日米センターとは

日米センター(Center for Global Partnership)は、世界が共通して直面している重要な課題を解決するため、日米両国が世界の人々とともに知恵を出し合い、協力していく必要があるとの認識のもとに、1991年4月に国際交流基金(JF)の中に設立されました。
日米両国は、強い相互依存関係のもと国際社会の発展において大きな役割を担っています。日米両国の機関や人々には、地球規模の課題解決、世界の安定性、そして広い意味での人類の福祉を確保するパートナーシップの確立を図るために、さらに大きな一歩を踏み出していくことが求められています。
日米センターは、両国の人々が世界中の人々とともに、グローバルな課題や、日米関係にとって重要な課題に対処するための共同プロジェクトを実施・支援しています。

2. ミッション

  1. 1日米両国が国際的責任を分かち合い、世界に貢献するため、世界的視野に基づく協力を推進すること。(日米両国の共同による世界への貢献)
  2. 2相互理解に基づくゆるぎない協力関係を実現するため、日米両国の各界各層における対話と交流を促進すること。(日米関係の緊密化)

3. テーマ領域

日米センターでは、ミッションに掲げる「日米両国の共同による世界への貢献」の実現に向け、ポスト・コロナ時代の社会を見据えた3つのテーマ領域を設定しました。

「レジリエントな社会の構築」
自然災害、パンデミック、環境汚染などグローバルな脅威を克服する取り組み
(防災、災害復興、パンデミック・感染症対策、公衆衛生、経済復興、環境問題、コミュニティづくり、など)
「社会的包摂の実現」
豊かで活力のある社会の発展に向けた取り組み、分断を解消する取り組み
(地方活性化、都市問題、少子高齢化、女性の活躍、子供・家族、メンタルヘルス、アートと社会、など)
「科学技術で豊かな社会の実現」
科学技術の進展による文化的・社会的な変容をより深く理解し、活かしていく取り組み
AI、ロボット、生命倫理、ニューメディア、新しいコミュニケーション、生き方・働き方、教育、など)

これらのテーマへの取り組みを通じて、日米共同で、世界の共通課題への貢献を担う人材の育成を目指します。