日米センターでは、日本との交流の機会が少ないアメリカの中西部や南部を中心に日本理解の促進と、草の根交流の担い手育成に取り組んできました。その中でも、アメリカの教育交流団体であるローラシアン協会と共同で実施してきたJOI(日米草の根交流コーディネーター派遣)プログラムは今年20周年を迎えます。

オンライン・セミナーシリーズの第5回では、「日本とアメリカ、草の根交流の力」と題して、JOIプログラムを含む日米間の草の根交流事業に参加された経験を持ち、今もなお交流活動のフィールドで活躍されているお二人をお招きし、草の根交流事業に参加した経緯や、その体験がどのように今のキャリアに繋がっているのか、また現在も同じフィールドで活動を継続されている中で様々な挑戦の中から見出した「草の根交流の力」について実際のエピソードを交えて語って頂きます。

現在コロナ禍において、あらゆる国際交流の機会が打撃を受ける一方で、草の根レベルの交流の取り組みを止めてはならないという意識が高まっています。このような状況の中でも海外へ目を向け、特に草の根交流の活動に関心のある方にとって、今回のセミナーが励ましとなり、背中を押すものになることを期待しお届けいたします。

開催概要

プログラム

「日本とアメリカ、草の根交流の力」
  • 草の根交流事業に参加したきっかけと個人的な体験
  • 現在のキャリアへの道のり
  • 現在の活動紹介
  • 草の根交流に関心がある方へのメッセージ

主催

国際交流基金日米センター

配信方法

オンライン(国際交流基金YouTubeチャンネルにて公開)
日米センターオンライン・セミナーシリーズ 第5回「日本とアメリカ、草の根交流の力」(Youtube動画ページにリンクします)

言語

日本語

出演者紹介

Yoshi Domoto 堂本 和義(ジョージア日米協会 事務局長 )
神奈川県出身。8歳まで日本で育ち、以降アメリカ在住。大学卒業後にJETプログラムで来日し、大阪で1年間、外国語指導助手(ALT)として活動した。2008年よりジョージア日米協会事務局長を務める他、米国南東部で最大規模の日本祭り「アトランタJapan Fest」実行委員、アジア系アメリカ人諮問委員会理事も兼任。2016年にジョージア・アジアン・タイムズ紙が選出した「最も影響力のある25人のアジア系アメリカ人」の1人。

堂本 和義氏の写真

山本 亜衣理(シカゴ公立学校 日本語教諭 )
北海道出身。大学・大学院では小学校外国語活動を研究し、日本で高校教諭(英語科)及び小学校教諭を経験した後、「JOI(日米草の根交流コーディネーター派遣)プログラム」に参加、ケンタッキー州のマレー州立大学を拠点に2年間、幅広い年代の地域コミュニティーに様々な日本文化を紹介。2018年からは、在シカゴ日本国総領事館とシカゴ市公立学校局が共催する「国際客員教師プログラム」に参加し、シカゴ南部の公立学校2校で小学生と中学生に日本語を教えている。

山本 亜衣理氏の写真

モデレーター紹介

Mari Maruyama 丸山 真理(桜美林学園アメリカ財団 事務局長 )
メリーランド州出身の日系二世。子供時代、アメリカン・ユース・シンフォニーの一員として演奏旅行に訪れた西ヨーロッパでのホームステイ体験が、自身の草の根交流の原点。1995年から2017年まで米国非営利団体ローラシアン協会の副会長を務め、様々な国際教育・異文化交流プログラムの運営に携わった後、現職。プライベートでは長年にわたり、神戸・シアトル姉妹都市ジャズ交流プログラムのボランティア役員としても活動中。

丸山 真理氏の写真

2020年度実施