JFにほんごeラーニング みなと

まるごと日本語オンラインコースの活用例

KCでの活用や、活動報告をいただいた事例を紹介します。*内容はKCが再編成しています。

KC 外交官・公務員研修の活用例

・対象:外交官・公務員研修参加者 約40名
・活用したコース:A1-1、A1-2、A2-1、A2-2(かつどう・りかい)自習コース
・期間:10月~5月(約8か月)

▸活用の概要:
研修では『まるごと』のコースブックを使用して授業を行っています。授業の予習や復習に使えるようICT(Information and Communication Technology)の授業でまるごとオンラインコースを紹介して受講登録をしたり、一緒に使ってみる時間を設けています。

▸担当教師からのコメント:
研修参加者からは「練習問題が分かりやすく、自分のペースで練習できてよい」「4技能を全て復習できるのでよい」「一人で理解が深められる」などのコメントが聞かれました。自分が予習または復習したい項目や練習を選んで、自分の好きな時間に学習できるので効果的に自学自習ができているようです。

KC 大学生 短期集中プログラムの活用例

・対象:大学生 約40名
・活用したコース:A1-1、A1-1、A2-1、A2-2(かつどう・りかい)自習コース
・期間:6月~7月(約2か月)

▸活用の概要:
8週間で入門(A1)、初級(A2)の2レベルを集中的に学ぶコースで、まるごとオンラインコースを使って反転授業の形態でプログラムを実施しました。1日1課の学習を基本に、オンラインコースでの予習 →『まるごと かつどう』の対面授業(100分) →『まるごと りかい」の対面授業(100分) →課題(作文)の提出という流れで学習を進めました。また、「オンラインコース」の「My Page」の学習進捗画面のスクリーンショットを週に1回提出してもらい、予習していることを教師が確認できるようにしました。

▸担当教師からのコメント:
対面授業の前にオンラインコースで学んでいるため、対面授業ではクラスメイトとのやりとりや、日本で実際に遭遇し得る場面を取り上げた練習を中心に行うことができました。このような学習の進め方について、参加者からは「事前に何を学ぶか知った上で授業を受けるので、理解が深まり、日本語力が伸びた」、「予習のおかげで教室では口頭練習がたくさんできた」という好意的なコメントが聞かれました。また、オンラインコースでは解説言語が選べるので、参加者一人一人が自分が理解できる言語(英語、スペイン語、中国語など)で理解が深められる点もよかったようです。

日本の地域日本語教室での活用例

・対象:生活者 5~9名
・活用したコース:A1-1(かつどう)自習コース、A2-1(かつどう・りかい)自習コース
・期間:8月16日~8月30日

▸活用の概要:
Zoomのオンラインの授業で、画面共有を行い、「みなと」のオンラインコースの画面を見せながら、授業を進めました。教師も学習者も手元にコースブックを持っている状態でクラスを実施しました。

インドの大学での活用例

・対象:一般成人(18歳以上の学生、教員、定年退職者等)16名
・活用したコース:A1-1(かつどう)自習コース
・期間:11月~4月

▸活用の概要:
1学期間でA1レベルを学習しました。コースはほぼ全てオンラインで、週に2回1時間のライブレッスン、途中で数回、対面の授業がありました。予習、復習課題として、「A1(かつどう)コース」を宿題で受講してもらいました。「りかい」編は、読み書きが後でまとめて見返しやすいようコースブックを使用し、「みなと」では「かつどう」だけのコースを利用しました。 評価は、出席(20%)、宿題(20%)、会話試験(30%)、筆記試験(30%)としました。

▸担当教師からのコメント:
やり取りの課題や、聴解タスクがたくさん入っているので、日本語の音声に触れる頻度を上げることができました。受講生からの評判も良かったです。試験も全てオンラインで行いましたが、皆好成績でした。宿題の負担が大きいコースでしたが、結果、使ってみてよかったと思いました。

アメリカの大学での活用例

・対象:大学生 8名
・活用したコース:A1-1、A1-2、A2-1(かつどう・りかい)自習コース
・期間:2週間

▸活用の概要と担当教師からのコメント:
7月半ばから8月初旬まで(月曜日から金曜日まで毎日5時間授業)夏のコースで教科書「げんき1」を8課の途中まで学習したあと、秋学期の開始まで利用しました。各自が選んだレベルのコースを受講し、6名がA1-1、1名がA2-1、1名がA-2-1を修了しました。「おすすめコース診断テスト」も使いました。 A1-1コース学習者は「A1レベルでも新しい単語があったので、既習事項の繰り返しだけではなく復習ができた」、A2-1受講者は、「コースのはじめは夏のコースの復習で途中から新事項の学習に変わったが、それほど難しくはなかった」と報告していました。3名の学生がまた 「みなと」を使って、上のレベルの勉強をしたいと話していました。

スペインの大学での活用例

・対象:A1からA2までの約100名
・活用したコース:A1-1、A1-2、A2-1、A2-2(かつどう・りかい)自習コース
・期間:11月~5月上旬

▸活用の概要:
オンラインコースと授業参加コースがあり、オンラインコースは「みなと」のコースで自習で日本語を学びます。月に1回ライブレッスン、コース中に4回の作文提出、トピックごとのミニテストがありますが、これらは最終評価の対象にはなりません。質問はトピックごとにいつでも大学のプラットフォームに書き込むことができます。 授業参加コースの場合は、週に1回1時間の授業に出席します。 家庭でのオンライン学習で「みなと」を使い、対面授業では「まるごと」のテキストを使ってアクティビティを行いました。

▸担当教師からのコメント:
コースは、学習の進め方がコントロールされていて、学習者が自習のにとても使いやすいだろうと思います。各課の中でステップに分かれているので、どこまでを家庭で学習してくるか指示しやすかったです。また、マイページでは全体の学習進捗が一目でわかるので、学習者がコントロールがしやすくていいと思いました。

アメリカの高校での活用例 1

・対象:高校生 80名
・活用したコース:A1-1、A2-1、A2-3(かつどう・りかい)自習コース
・期間:3月10日~6月11日

▸活用の概要:
高校のクラスは日本語レベルの差が大きいので「おすすめコース診断テスト」をプレースメントテストとして利用し、生徒はそこで勧められたコースを受講しました。オンライン授業90分のうち40分程度の時間で自分のペースで学習を進め、どこまでやったのかをmy pageにある一覧をスクリーンショットして提出してもらって、教師が進度を確認しました。

▸担当教師からのコメント:
A1-1を約40名、A2-1を約25名程度、A2-3を約15名が学習しました。たいだいの生徒が、3ヶ月でそれぞれのコースのレッスン3までは終えていたようです。
受講生からの反応はよかったです。様々な学び方が組み合わされていて、同じ作業を繰り返すと飽きてしまう高校生ぐらいの年代には取り組みやすかったようでう。ほとんどの生徒が真面目に40分間取り組み、課題を提出していましたが、 「レッスン3の終わりまでをこの日までにする」といった課題を出し、足並みを揃えることもありました。

アメリカの高校での活用例 2

・対象:高校生 20名
・活用したコース:まるごと日本語オンラインA1-1、A1-2、A2-1、A2-2(かつどう・りかい)自習コース
・期間:3月23日~5月15日

▸活用の概要:
新型コロナウイルス感染症の影響で休校期間中、自学自習でコースを受講してもらい、週に一度、学習進捗画面のスクリーンショットを提出してもらいました。

▸担当教師からのコメント:
「みなと」を使用したメリットとして、①好きな時間・場所で学習できる。②各々のレベルやペースに合わせられる。➂単語帳や解答が確認でき自己学習しやすい。④音声があり聴解・発音練習できる。⑤教師の負担が軽減できる。が挙げられます。一方でデメリットは、学習意欲の継続が難しいことでした。