李秀賢氏記念韓国青少年訪日研修

  • JR大久保駅のホームで線路に向かって横一列に並んで黙とうをささげる人達

  • 正面の床の間に掛け軸が飾られたお座敷で長く並べられたテーブルの両側に座椅子に座った20名ほどの食事の様子。

  • 三十三間堂の本堂の前での集合写真

韓国で日本語を学習し、日本の社会文化に関心を持つ韓国の高校生を日本に招へいし、日本語および日本文化・社会への理解を深めると共に、同世代の日本の青少年と交流する機会を提供するプログラムです。本研修は、去る2001年に東京JR新大久保駅で線路に落ちた乗客を助けるために事故死した韓国人留学生:李秀賢(イ・スヒョン)氏の勇気ある行動を顕彰する目的で行われています。

研修期間

2週間(1月~2月)

対象者

日本語を履修している韓国の高校生

  • 本研修では、各学校長からの推薦をもとに、国際交流基金ソウル日本文化センター、在済州日本国総領事館、(社団法人)韓日協会、(社団法人)釜山韓日文化交流協会、高麗大学グローバル日本研究院および日語日文学科が参加者を選考しています。

研修内容

  1. 1.関係機関訪問
    李秀賢氏が生前に通っていた日本語学校やJR 新大久保駅を訪問し、故人の偉業を顧み、追悼を行う。
  2. 2.日本語
    これまで学んだ日本語を使って、日本文化・社会、日本語への理解を深め、相互交流に役立つ日本語を学ぶ。
    • 高校訪問準備、ホームビジット準備、京都研修旅行準備、関西弁ガイド
    • 振り返り:研修中の体験を通じて感じたこと、考えたことを話し合う
    • 日韓高校生協働プロジェクト:韓国語を学ぶ日本の高校生とのディスカッションを通して、協働して自分たちの考えを発信する活動を実施する
  3. 3.交流
    1. (1)日本の高校(大阪府立佐野高等学校)を訪問し、高校生との交流を行うことで同世代の日本人の価値観や文化を学ぶ。
    2. (2)日本で韓国語を学ぶ高校生と共同作業を行い、相互理解を深める。
    3. (3)日本の大学に在学している韓国人留学生と交流を行い、日本留学に関する情報を得る。
  4. 4.文化・社会体験
    1. (1)ホームビジット:大阪府立佐野高等学校の生徒のご家庭を始めとする日本の一般家庭を訪問し、日本の生活を体験する。
    2. (2)文化体験:日本の伝統文化を体験する。
    3. (3)研修旅行:東京、京都での研修を通して、日本の多様性を学ぶ。