2025年度 日本語学習者訪日研修(各国成績優秀者) 関西日本ラトビア協会日本語学習者訪日研修

研修期間:2025年9月3日~17日
2025年9月16日修了証書授与式での研修生代表によるスピーチ(日本語のみ)

  • 会場の前方に設置された仮説ステージに四人の人物が立ち、2本のスタンドマイクに向かって発言している

  • 会場に参加者が集まって記念撮影 中には民族衣装で参加している人も数人見られる

ダリオ(キューバ)

本日はお忙しい中、私たちのためにおいでいただきまして、まことにありがとうございます。私たちが、研修生43名を代表して、ごあいさつ申し上げます。私たちはこの2週間、とても充実した 毎日を送りました。 まず、ホームビジットについてお話ししたいと思います。

床に5人の男女が車座になって座っている

私たちは先日、日本のご家庭を訪問する機会をいただきました。 和室での座り方や食事など、普段体験できないことを知ることができて、とても新鮮でした。 特に、お母様がとても優しく接してくださり、日本のあたたかい心を感じることができました。 私にとって、この体験はまるで小さな冒険のようで、日本の文化をより深く理解できる素晴らしい時間になりました。

日本語を勉強している外国人として、日本人の生活を知る機会はとても貴重で、このホームビジットの経験を通して日本の魅力を改めて感じました。本当にありがとうございました。

アユム(エルサルバドル)

食堂で、画面手前の丸テーブルで、四人の人物がいっしょに食事をしている。

次に、研修旅行についてお話ししたいと思います。研修の旅は本当に素晴らしいものでした。人気のある観光地を訪ねて、感動したり、いろいろなことを考えたりすることができました。日本では、古いものと新しいものが美しくハーモニーしていて、芸術的でした。私たちの期待を超える経験になりました。

特に、大阪城に向かって歩いたあの時間は特別でした。まるで夢の実現に向かって、みんなで一緒に歩いているように感じました。また、新幹線から見た景色は信じられないほど美しく、感動して、泣きそうでした。

ここで出会った友達と旅をするという貴重な経験ができたことは、私たちにとって大切な思い出となりました。

この宝ものを心に持って、国へ帰ります。本当にありがとうございました。

スーデム(トルコ)

私は、夢と目標について話したいと思います。

教科書でしか見たことがなかった日本を実際に見るのが、私の今までの夢でした。Japan Foundation様のおかげで、その夢を叶えられました。

会場で一人の女性が机の間に立ちマイクで発言している。他の参加者は座って話を聞いている。

これからの夢は、もっと努力して、これからの人生で何度も日本に来られるようにすること、そして学んだことを日本に興味がある人たちに伝えることです。私は音楽が好きです。伝えたい言葉や気持ちを音楽で伝えるのも大好きですから、国へ帰って、この2週間の間で作った思い出や気持ち、そして日本の美しさを音楽で伝えたいと思います。そして、日本とトルコのかけはしになれるように頑張ります。

それから、この2週間で、なんと43もの国から来た友達と出会い、それぞれの人生の物語と、心に触れることができました。これは本当に大きな幸運でした。短い時間ではありましたが、世界のさまざまな場所から来た人たちを、まるで家族のように感じることができました。これからの一番の目標は、この友情を大切にし続けて、いつかまたみんなと日本で再会することです。皆さん、またいつか会いましょう。

イブラヒム(モロッコ)

図書館で6人が机を囲んで話をしている

この度、この研修に参加し、今や友人ともなった研修参加者の皆さんは、長きにわたり熱心に日本語を学んでこられました。そして、多くの皆さんが、何らかの形で日本と関わる夢を心の奥深くに抱いています。

私たちは皆、この研修に参加する前、日本語で自然に会話できるのか、また、母語話者ではない私たちが日本を十分に体験し、理解できるのかという不安を、少なからず抱いていたことと思います。

しかし、今回このような素晴らしい研修に参加する機会をいただき、私たちはこれを自信を高める契機とすることができました。この数日間の「一期一会」で体感した日本の精神、すなわち大和魂と共に、これから各々の夢をより大切に抱き続け、それぞれの夢に向かって歩み続けられると強く信じております。

私は今プログラマーとして働いていますが、実は、日本料理の料理人になりたいと思っています。私は宗教上、ハラルの料理を作ったり、食べたりしていますが、ハラルの日本料理を見つけることが難しいです。それで、私はいつか、ハラルの日本料理を作れるようになって、いろいろな国にハラルの日本料理を広めたいです。

最後に、ホームビジットで私たちを温かく迎えてくださったホストファミリーの皆様、浴衣、書道、合気柔術などの文化体験でお世話になった先生方、日本の文化についてたくさん教えてくださったガイドさん、そして多大なるご支援を賜りました国際交流基金関西国際センターの皆様に、心から感謝を申し上げます。

ほんま、おおきに!ありがとうございました!

  • お城の前の気に囲まれたスペースで4~50名の参加者が記念撮影をしている

  • 海の中の鳥居を背景に参加者4~50名で記念撮影をしている