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国際交流基金の事業

言語[海外における日本語教育]
日本語パートナーズ派遣事業

年齢も経歴も多様な人々が、生きた日本語を伝え、学び合う

日本語パートナーズは、アジアで日本語を教える教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行います。2022年度は、ASEAN7か国と中国・台湾の中学・高校・大学等に、279名を派遣しました。専門知識がなくても、アジアでの交流に熱意を持つパートナーズたちがそれぞれの経験や強みを活かし、ネイティブだからこその生きた日本語、リアルな日本を伝えています。教師や学習者、地域の人々への敬意をもって対等な立場で交流するとともに、パートナーズ自身も現地の言葉や文化を学び、現地の人々との絆を深めています。

現地の日本語授業をサポートしている日本語パートナーズの写真

日本語パートナーズによる現地生徒への日本文化紹介後の集合写真

参加者の声

日本語パートナーズ(NP

フィリピン9期
大谷 海さん

大谷 海さんの写真

生徒が興味のある日本文化を紹介する活動を通じて、私にとっては当たり前の日本の日常が、実は誇れる文化や伝統であることに気付きました。生徒と共に日本の新たな一面を知ることが楽しく、自分の視野も広がりました。今後は小学校教員として、日常生活では気付けない日本の良さを伝えていきたいです。

タイの派遣先校の先生

サトリープラサートシン学校
ウィティアンティアブ・ワッタナ
先生

ウィティアンティアブ・ワッタナ先生の写真

日本語コンテストに出場したいと考えている生徒に対して、NPと協力して日本語の発声練習をしました。NPが来たことで、生徒は以前より日本語を積極的に使うようになったと感じています。NPから最近の日本事情や漫画に関する雑学等を教えてもらい、生徒だけではなく、教師である私も勉強になりました。

インドネシアの派遣先校の生徒

ブルガス第1国立高等学校
ラシェル・セプティアンさん

ラシェル・セプティアンさんの写真

日本語だけでなく、日本文化を学ぶことにも興味があります。文化祭で、NPと日本語の先生に教えてもらいながら元気よくソーラン節を踊る同級生を見て、日本文化にさらに興味を持つようになりました。いつか留学や旅行で日本に行くことができたらいいなと思っています。