国際交流基金の事業
対話[日本研究・国際対話]
国際対話・ネットワーク形成の推進
国際シンポジウム・セミナー・ワークショップ等を通じ、グローバルな共通課題についての対話と人的ネットワークの構築に取り組むとともに、新たな価値の創造・共有を目指した先駆的な対話事業にも取り組んでいます。また、将来の交流の礎となる市民・青少年の交流事業や人材育成事業等を実施しています。
日本ASEAN友好協力50周年記念国際シンポジウム
日本ASEAN友好協力50周年を記念し、2023年3月に東京で国際シンポジウムを開催。マルティ・ナタレガワ元インドネシア外務大臣による基調講演のほか、「世界/地域の平和と安定に向けて」(政治)、「持続可能で豊かな社会の実現に向けて」(経済・社会)、「人々の相互理解と信頼醸成に向けて」(文化)の三つのパネルを通じ、東南アジアを代表する知識人・次世代のリーダー13名と日本の有識者が、次の半世紀に向けた新たな日・ASEAN関係について議論を行いました。
国際シンポジウム「新たなステージを迎えた日・ASEAN 関係 ―グローバル・パートナーシップの構築に向けて ―」でのマルティ・ナタレガワ元インドネシア外務大臣による基調講演
林外務大臣及びシンポジウム登壇者
日米次世代パブリック・インテレクチュアル・ネットワーク事業
米国のモーリーン&マイク・マンスフィールド財団と共同で、日米の政策・世論形成への関与が期待される中堅・若手世代の専門家を対象に、両国のアジェンダ理解やネットワーク形成を目的としたさまざまな研修プログラムを実施しています。2022年5月には第5期生を対象に東京及び京都、大阪での研修を行ったほか、8月にワシントンDCでプログラムの成果発表を目的としたセッションを開催しました。
訪日研修
日米グローバル・パートナーシップ強化事業
日米両国が協力してグローバルな課題に取り組んでいくことを目指して、「レジリエントな社会の構築」、「社会的包摂の実現」、「科学技術で豊かな社会の実現」といったテーマに基づき、日米双方のカウンターパートと共同で、日米間の協働や人材育成を支援する多様なプロジェクトを実施しました。
日米対話フォーラム 「文化芸術を通した多様性社会推進に向けてー『ソーシャルサーカス』のアプローチがもつ可能性ー」
「Collective Impact Learning Journey~共創を通じた社会課題解決に向けた国境を越えた学び合いと実装~」訪米視察
JOIプログラム アラムナイ・ネットワーキングイベント
日本の文化紹介を行う草の根交流コーディネーターを米国の南部・中西部・山岳部地域に派遣するJOIプログラムは、2022年に設立20周年を迎えました。2022年9月には、これまでに派遣されたコーディネーターを集めたアラムナイ・ネットワーキングイベントを東京で開催し、アラムナイ同士の繋がりの強化を図るとともに、JOIプログラムの更なる発展に向けた新たな取り組みに関するアイディア交換を行いました。
JOIアラムナイ・ネットワーキングイベントの様子
日中21世紀交流事業
日中国交正常化50周年を記念して、両国青少年間の交流深化を目的とした「ショートショート創作コンテスト」を実施し、日本と中国の学生が自由な発想による創作を行いました。また、過去の参加者間でのネットワーク形成のため「日中21世紀交流事業参加者交流会」を2023年2月に東京で実施。中国高校生長期招へい事業・中国ふれあいの場事業等の参加者100名以上が一堂に会し、日中交流事業への参加経験が現在にどのように活かされているか等を語り合いました。
日中21世紀交流事業参加者交流会の様子
オンラインによる国際対話
歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏とロボット工学者の石黒浩氏(大阪大学教授)によるテクノロジーの進化と社会をテーマにした対談(「朝日地球会議2022」特別共催セッション)や食と農のサステナビリティに関するシンポジウム(「日独対話から考える食の未来」ベルリン日独センター共催シンポジウム)をオンラインで開催。日本と各国の有力な有識者との国際対話・ネットワーク形成に取り組みました。
「朝日地球会議2022」特別共催セッション
「テクノロジーと社会―未来をどうつくる」
ベルリン日独センター共催シンポジウムタイトル画像