感動は、心の距離を近づける

日本の伝統芸能や美術、音楽、演劇、映画から、現代のファッションやデザインまで、幅広いテーマで日本文化を世界に紹介しています。世界各地の日本祭りの支援、東南アジアでの日本映画祭、日中韓共同制作の演劇公演など、クリエイティブな文化交流事業を世界中で実施しています。

展覧会

展覧会の写真。写真:谷康弘、写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

主に海外で多数の展覧会を行っています。例えば、国際交流基金は毎年、世界的に注目度の高い「ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展及び建築展」での日本館展示を主催しています。2018年には、日仏友好160年を記念してフランスで開催された大規模イベント「ジャポニスム2018:響きあう魂」の一環として、フランス・パリの美術館で伊藤若冲や藤田嗣治、縄文文化、チームラボといった多彩な展覧会を実施しました。また、東南アジア各国と日本のキュレーターによる共同プロジェクトも実施しました。写真は、山口情報芸術センターで開催された「Condition Report『呼吸する地図たち』」の様子です。美術界における次世代の新たなネットワーク強化と日本での発信を目的に行われました。

舞台公演

国際交流基金では、日本の伝統芸能から、演劇・ダンス・オーケストラまで、幅広いジャンルの舞台公演を海外で実施しています。写真は「ジャポニスム2018」の公式企画としてパリで開催された「雅楽 宮内庁式部職楽部」の様子です。ジャポニスム2018ではその他にも、能や歌舞伎といった伝統芸能から、現代演劇、ダンスなど、様々な公演を行い、フランスの観客から好評を得ました。国際交流基金ではまた、世界各国で様々な公演事業や日本祭りを実施・支援しています。

舞台公演の写真

映画祭

映画交流事業の写真

海外での日本映画の認知度を高め、日本映画のファン層を拡大するため、各地で映画祭を開催しています。例えば2019年には、「インド日本映画祭」を開催。インド全国7都市で25作品の日本映画を上映し、インドでの『天気の子』の劇場公開を強く求める署名活動に応える形で、『天気の子』の上映と、同作の監督・新海誠氏とインド人ファンとの交流事業を行いました。また、東南アジアでも映画祭を多く開催しています。写真は「シンガポール日本映画祭」の様子です。

テレビ番組紹介

アフリカ諸国等、日本のコンテンツが放送されにくい国・地域を対象に、日本理解のきっかけを提供するため、テレビ番組を紹介する事業を実施しています。2018年はドラマ、アニメ、バラエティ、映画、ドキュメンタリー等、53 か国・地域で、のべ341番組が放送され、1つの例として「Doctor-X 外科医・大門未知子」(テレビ朝日、写真)が挙げられます。

テレビ番組紹介の写真1。Copyright tv asahi
テレビ朝日「Doctor-X 外科医・大門未知子」
テレビ番組紹介の写真2。Copyright 2016 SAN-IN CHUO TELEVISION BROADCASTING CO., LTD.
山陰中央テレビ「Enjoy! Cruise Japan!