学ぶことは、理解すること

世界の人々にもっと日本を理解してもらうため、日本研究者や日本研究機関などを支援しています。また、国際社会の共通課題をテーマに、シンポジウムやセミナーを開催し、国境を越えた対話の場を創り続けています。

日本研究者への支援

日本研究者への支援の写真

海外で日本について研究する学者・研究者などに、日本で研究・調査活動を行う機会を提供しています。海外の研究者などに対するフェローシップ供与実績は、のべ7,000人超(1972~2021年)に上ります。

また、海外で実施される日本研究のさまざまなプロジェクトに対して経費の一部を助成したり、セミナー開催や学会支援などを通じて研究者同士や機関を越えたネットワーク形成を推進したりしています。写真は、次世代の日本研究を担う、アジア地域の主要な日本研究機関に所属する大学院生に、国際的・学際的な協働研究に必要な基礎力を養うためのプログラムを提供する「第4回次世代日本研究者協働研究ワークショップ」(2022年度開催)の一幕です。

国際対話・ネットワーク形成の推進

我が国と各国・地域の共通の関心テーマや国際的重要課題などについての協働作業から市民・青少年同士の対話まで、さまざまなレベルでの相互理解の促進と人材育成、人的ネットワークの形成に資する交流事業を展開しています。

事業の一例として、「日米草の根交流コーディネーター派遣(JOI)」では、日本との交流の機会が比較的少ないアメリカ南部・中西部・山岳部地域に、ボランティアとして草の根交流に取り組むコーディネーターを2年間派遣しています。コーディネーターは現地の学校や図書館、コミュニティ・センターなどを訪れ、日本人の生活ぶりや伝統芸能、日本語など、日本の幅広い文化を紹介する活動を行います。平成14(2002)年度のスタート以来、2022年度までに計93人のコーディネーターを派遣、裨益者数はのべ約119万人に達しています。

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