- キャリアパス
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2021年、中途採用で国際交流基金(以下、JF)に入職。
現在、日本語第1事業部事業第2チームにて勤務。
私は中途でJFに就職したのですが、学生時代から、異なる文化や価値観を持つ人々の交流を支える仕事に興味があり、以前は航空業界で働いていました。航空路線を通じて物理的に国際交流を支えていましたが、働くなかで、モノを扱うだけでなく、その国への興味や理解を促進することなど、人の心に訴えかけられる仕事に魅力を感じるようになりました。JFでは、国際文化交流の場を創り上げ、個々人の国際理解に繋げることができると思い、転職しました。
欧州への日本語専門家・指導助手の派遣、欧州事務所の日本語事業のとりまとめ、及びこれらの広報を主に担当しています。
日常業務は専門家の査証準備や派遣前研修の企画と実施、海外事務所の予算管理など、人事や経理にも近い業務です。専門家の活動や事務所の事業を海外で直接見られる機会も多くはないですが、専門家らの活動によって、現地の教育課程に日本語科目が導入されたり、新たな日本語教育カリキュラムが作られたりして、現地で日本語を学ぶ人が増えていくのを見ると、非常にやりがいを感じます。教育は時間のかかる事業ですが、その成果は一過性ではなく、学習者の心に長く残り、日本への興味や国際多様性への理解が醸成されているのを感じます。
専門家の派遣中は予期しないトラブルも発生しますが、その場の対応だけでなく、定期的に専門家と面談して信頼関係を構築したり、派遣前研修の内容を見直したり、複合的に対応を考えて、派遣プログラムの構築と改善に取り組んでいます。
文化や芸術という自分の好きなことの延長線上に仕事を置くことができている点です。週40時間を費やす仕事に対して、どう向き合いどう過ごすかは重要ですが、JFでは自分の興味を活かして働くことができるので、仕事が生活と分離したものではなく、生活に充実をもたらすものとして、前向きに仕事に向き合うことができています。
多種多様なバックグラウンドを持った人が働いていて、それぞれ自分の好きなことに対する探究心が非常に強いと思います。JFでは幅広い分野を扱っているので、ジョブローテーションでこれまでの自分の経歴や専門性では深く触れてこなかった分野への理解が求められる場面もありますが、JFの職員はそうした異なる分野にも常に好奇心を持って接し、学びを追求している人が多いです。
JFには「日本語」「文化芸術」「国際対話・日本研究」と3つの柱がありますが、その枠に縛られず、部署横断的に事業を展開して、事業の可能性を広げていきたいです。「日本語」の分野では、最近、継承日本語と呼ばれる日本にルーツを持つ海外在住の子どもたちの日本語教育が課題となっていますが、 そうした子供たちに、例えば「文化芸術」の分野から演劇のワークショップをして日本語での表現の楽しさを知ってもらうなど、JFがこれまで培ってきたノウハウを、部署を越えて活用し、新しい価値をもたらしていきたいです。