国際交流基金の人材育成体系

国際交流基金が最も大切にしているのは職員です。職員は、現場感覚と組織運営能力の両方を身につけ、文化交流を支えるプロフェッショナルとして、高い意識を持って日々の業務に取り組んでいます。国際交流基金では、日々刻刻と変わる外交情勢のなか、より強固な「人」単位でのネットワークを構築し、友好的な国際関係の土台を築いていくため、職員の人材育成に力を入れています。

国際交流基金入職後は、どこに行っても通用するビジネスマナー・法人職員としての責任やルールを学んでいただくための研修に加え、文化・言語・対話の3分野の事業について詳しく学んでいただきます。その後、各職場でのOJTや、自主外国語研修、階層別研修などを通して、事業企画力・国内外の関係者とのコミュニケーション能力・広報力・経理力など、基金職員として必要な能力を身に付けていただきます。そのほか、各部署の業務に必要な専門研修、管理職向けのマネジメント研修を含む階層別研修など、職務や階級・能力に応じた研修を通して、職員それぞれが独自のキャリアを築いています。

新入職員向け研修

新人研修
ビジネスマナー・法人職員としての責任やルールを学んでいただくための研修に加え、文化・言語・対話の3分野の事業について詳しく学びます。
OJT研修
同じ部署の先輩職員がメンターとなり、業務の進め方についてきめ細かく指導し、サポートします。

若手職員向け研修

海外事務所実務研修
海外事務所での事業の動かし方や本部との連携を学ぶため、2年目の職員全員(新卒に限る)が、海外事務所で約3週間の研修を受けます。

若手・中堅職員向け研修

OJT指導者研修
新入職員のメンターとなった職員に対して、新入職員への効果的な指導法などが学べる指導者研修を実施しています。

若手・中堅・管理職向け研修

赴任前・赴任後外国語研修/赴任前マネジメント研修
海外赴任が決まった職員に対し、赴任先の語学の研修費用を支援します。また、海外事務所では若手であっても現地スタッフをマネジメントする必要があるため、労務管理について研修を実施します。
階層別研修
労務管理や職員のマネジメント、ハラスメント防止についてなど、世代や役職に応じて組織マネジメント、経営戦略などを学ぶための研修を実施します。

全職員向けの研修

自主外国語研修
業務に必要又は有益な外国語能力の向上と、現地の言語能力を持つ海外駐在人材の育成を図るため、職員が各自業務時間外に実施する外国語研修の授業料の一部を補助する制度です。