The 30th CULCON Plenary Meeting

日時:
2023年10月6日
開催地:
アトランタ
共同議長:
日本側委員長 佐々江 賢一郎(日本国際問題研究所理事長)
米側委員長 シーラ・A・スミス(外交問題評議会ジョン・E・メロウ・アジア太平洋担当シニア・フェロー)
メッセージ:
岸田総理大臣メッセージ【PDF:92KB】
バイデン大統領メッセージ【PDF:1.4MB】
出席者:
会議出席者リスト【PDF:194KB】List of Participants【PDF:115KB】
概要:
共同声明【PDF:372KB】Joint Statement【PDF:136KB】
議事次第:
議事次第(Agenda)【PDF:142KB】
報告:
  1. (1)デジタル化時代の情報共有とアクセスWG

    中間報告書 デジタル化時代の情報共有とアクセスWG【PDF:438KB】
    Interim Report Information Access and Sharing WG【PDF:300KB】

  2. (2)サブナショナル外交と地域間交流の促進WG

    中間報告書 サブナショナル外交と地域間交流の促進WG【PDF:493KB】
    Interim Report Subnational Diplomacy / Local & Regional Exchange WG【PDF:440KB】

議論の概要

(1)

第30回カルコン日米合同会議は2023年10月6日米国ジョージア州アトランタにて開催されました。会議ではカルコンで活動する2つのワーキンググループ「デジタル化時代の情報共有とアクセス」「サブナショナル外交と地域間交流の促進」の活動中間報告が行われ、現状と課題解決に関する議論および、最終提言に向けた今後の活動に関して検討。日米双方のパネル委員の合意の下、共同声明が採択されました。

(2)情報共有とアクセス

「日本研究・米国研究の拡大」と「デジタル資源へのアクセスと共有の拡大」というテーマが掲げられ、日米の市民が共通の理解と知識を共有しながら、互いの文化、社会、課題について学ぶ方法について、学際的研究およびトランスナショナルな研究、情報アクセスの公平性、人的交流の重要性などの論点で多様な議論が行われました。
事実に基づき、入手可能なバランスのとれた情報資源へのアクセスを強化するため、また、インド太平洋や世界全体で知識の交流、文化理解、共通の価値観を推進するため、連携的な取り組みと革新的なアプローチが不可欠であるとしました。

(3)サブナショナル外交

日米同盟の次世代リーダーを育成することを目標に、多様な分野のサブナショナル外交を支援・拡大し、経済促進、課題解決、次世代育成、文化交流を含む相互理解増進に与え得る可能性を示していく重要性が議論されました。また、カルコンは国レベルの各行政機関が様々な課題に直面する中、サブナショナル外交の重要性がさらに高まっていることを指摘しました。

(4)今後

現在の地政学的な環境と保健や安全に対するグローバルな脅威を踏まえて、カルコン委員は、多様な分野と地域において日米間で専門知識を開発し、協力を推進する必要性を認識しました。学生交流と文化交流に対する官民による財政支援の重要性を改めて確認し、草の根からサブナショナル、国家、世界全体に至る幅広いエンゲージメントを推進する必要性を再び表明しました。
カルコン委員は、両ワーキンググループに対して、2025年日本で開催される第31回カルコン合同会議で、最終報告書と提言を日米両国政府に提出することを目標として、それぞれの課題を引き続き検討するよう指示しました。

第30回カルコン日米合同会議の写真1