カルコンでは、現在以下2つのワーキンググループが活動しています。
日米カルコン委員は、リソースを提供できる新たな関心事項を模索するため、二国間のアドホックな特別委員会を招集し、1)人物交流及び教育交流にはずみを創造、2)日米同盟を支える次世代のリーダーシップの養成、3)共通の価値観の促進、4)デジタル化の促進と二国間の情報交流の拡大、5)地域・地方間の交流及びサブナショナル外交のための新しいプラットフォームの探求、6)経済的レジリアンス(回復力)の創設など、トピックの候補を検討してもらうことに合意。この日米合同の特別委員会は、2022年秋までに案をカルコン委員に提出することになりました。
日米カルコン委員は、2022年10月23日の会議でアドホック委員会の最終提言を検討、それらの提言が取り上げる課題をさらに詳しく調査するため、2つのワーキンググループを立ち上げることに同意しました。 過去1年間、アドホック委員会は、委員らの専門知識と調査に基づき、活発で深い議論を重ね、両国民がお互いの国について学び、交流する方法を強化することが必要であると考えていました。日米の学者や専門家の強力なパイプラインを構築する上で、これは特に重要です。アドホック委員会は、以下のテーマをより深く具体的な形で探るため、2つのワーキンググループの設立を推奨し、今後そのメンバー及びリソースパーソンを選定していくことについて、カルコン委員全員が同意しました。
カルコンは日本の首相と米国大統領に政策を提言し、日米同盟の次世代リーダーを育成することを目標に、改善すべき点を特定し、実現可能な事業を模索します。
本ワーキンググループは、日米両国民が社会的・政治的課題を含め、お互いについて知るためのさまざまな方法を検討することを任務とします。事実に基づき、手頃な価格で入手可能で、バランスのとれた情報源へのアクセスを強化するための提言を行う予定です。今後探求可能な分野として、米国における日本研究及び現代社会におけるアカデミアの潮流にあわせた日本におけるアメリカ研究の拡大や、日本と米国の大学のために日本研究を支える学術データベースのコストを削減する方法の検討などが挙げられます。
本ワーキンググループは、日米のパートナーシップにおけるサブナショナル外交と地域間交流の役割と重要性を探り、強化する方法を検討することを任務とします。今後探求可能な分野として、州や都市レベルでの二国間の人的交流の強化や、サブナショナル外交を推進している草の根団体支援などが挙げられます。
それぞれのワーキンググループは、オンラインまたは対面で会合を実施し、2023年10月に米国で開催された第30回カルコン日米合同会議でカルコン委員に中間報告を行いました。
●デジタル化時代の情報共有とアクセスWG 中間報告書【PDF:389KB】 Interim Report【PDF:226KB】
●サブナショナル外交と地域間交流の促進WG 中間報告書【PDF:438KB】 Interim Report【PDF:300KB】
今後は2025年の第31回カルコン合同会議での最終提言を目標に会合を重ねていく予定。