理事長挨拶

再任の御挨拶

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本年4月より、理事長の職に再任を頂きました。 国際交流基金は、「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ」をミッションに掲げ、国際相互理解の増進に努めています。異なる文化を互いに理解し、尊重しあうことは、真に豊かで平和な世界を築く礎となるものです。
本年4月、5年間の第四期中期計画が始まりました。複雑化する国際情勢の中で、これまで以上により広く、深く我々の活動を展開していくため、今期中期計画では、長期的な視野にたって、文化芸術交流、海外での日本語教育、日本研究・知的交流を推進するとともに、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催に向けた対外発信など、時代の要請に応える機動的で柔軟な事業を実施してまいります。

特に、2018年には、パリを中心に実施される大型行事「ジャポニスム2018」事業を通じて、歌舞伎や能、文楽、雅楽などの伝統文化から現代の演劇や美術、あるいはマンガ・アニメ、日本映画に至るまで幅広く日本文化の魅力を世界に対して紹介します。「ジャポニスム2018」は、日仏政府間の合意に基づき、官民の協力のもと実施されます。国際交流基金は事務局として、日本文化の発信事業を担っていきます。

また、2014年に設置したアジアセンターでは、双方向の芸術・文化交流に加え、アジア諸国の日本語学習支援のため、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行う“日本語パートナーズ”の派遣事業を継続し、2020年までに3000名を派遣することをめざして取り組みを進めています。

国際文化交流が一方通行ではなく双方向で行われるべきことは、論を俟ちません。異なる文化が、それぞれの特色を生かしつつ、新たな文化・価値を創造していくために、共同・協働作業型事業をさらに推進していきます。2016年のリオ・デ・ジャネイロでのオリンピック・パラリンピックの開催時にも、ブラジルと日本のアーティストの橋渡し役として、ブラジルで日伯ポップスコンサートを開催し、大きな反響をいただきました。これからも、このようなワクワクするような出会いの機会を数多く提供していきたいと思います。

国際交流基金は、2022年に創立から半世紀を迎えます。今期中期計画期間は、これまでの半世紀の仕上げとなるものです。
皆様からのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2017年4月
国際交流基金理事長
安藤裕康

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