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国際交流基金について

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理事長就任挨拶

 

理事長写真

このたび、国際交流基金理事長として就任いたしました。国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は1972年の設立以来、40年にわたって我が国の国際文化交流を担う枢要な機関としての歩みを重ねてまいりました。この歴史と伝統ある法人の理事長に任命され、身の引きしまる思いがしております。

私自身、国際交流基金とほぼ同じだけの長さの歴史を外交官として歩んでまいりました。40年前、外交官になりたてのころ、勤務先のワシントンでまだ産声を上げていない国際交流基金の設立準備を手伝ったことが、いまでも鮮やかに記憶に残っております。その後、さまざまな地域・分野で外交活動を行ってまいりましたが、文化と国際交流はいつも私の重要な関心事でありましたし、英国ジャパン・フェスティバル(1991年)など、大規模文化事業にも直接関わりました。その間一貫して、私自身が国際交流基金の応援団であったと自負しております。

このたびの理事長就任にあたっては、初めての公募という形で、透明性の高いプロセスにより選んでいただきました。皆様の高いご期待・ご関心に責任を持って応えるべく、気持ちを新たにしております。

現在、日本の内外において大きな変化が起こっています。日本の財政状況が非常に厳しくなっている中、またこのたびの東日本大震災からの復興が急務とされる中、国際文化交流事業の意味が改めて問いなおされております。文化とその交流が生み出す力、それを日本の「元気」として発信する力が必要とされています。また海外にあっては、さまざまな国際情勢の変化の中で日本という国の立ち位置が変わり、外交や国際文化交流の担い手はますます多様化し、交流そのもののありようが大きく変化してきました。こうした内外の変化を踏まえ、国際交流基金が将来にわたってどのような役割を果たし、どのような活動を展開すべきかを考えなおす時期にきていると思います。

このような、いわば地球的多文化共生の時代を生きる国際交流基金の理事長として、広く皆様のご意見を伺い、自らも積極的に考えるところを述べ、真摯に議論し、国際文化交流のさらなる発展に尽くしたいと考えております。そのために、守りではなく攻めの姿勢を大切にしたい。“Japan” Foundationでありますから、日本全体のこと、そして日本が位置する世界のことを考えて、世界中の皆様と一緒に歩んでいきたいと思っております。

 

2011年10月1日

 

安藤 裕康(あんどう ひろやす)

略歴:

昭和   45年 3月   東京大学卒

45年 4月   外務省入省
55年 7月   外務大臣秘書官
61年 7月   南東アジア第二課長
63年 8月   在英国日本大使館参事官
         (広報文化センター所長)

平成   4年 3月    在外公館課長

6年 2月    経済局審議官
8年 1月    内閣総理大臣秘書官
10年 8月   アジア局審議官
11年 7月   在米国日本大使館公使(特命全権)
14年 3月   中東アフリカ局長
15年 8月   在ニューヨーク総領事(大使)
18年 1月   内閣官房副長官補
20年 9月   在イタリア特命全権大使
23年10月   独立行政法人国際交流基金理事長

 

 

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