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国際交流基金の事業

文化[文化芸術交流]
多様な日本の文化・芸術の海外への紹介

国際相互理解の増進のため、伝統芸能から現代アートまで多様な日本文化の魅力を、公演、展覧会、翻訳・出版、映画上映、テレビ放送等、さまざまな形で世界の人々に向けて紹介しています。
また、文化・芸術分野における人材育成やネットワーク形成等のため、専門家の派遣・招へい、ワークショップ等を行っています。

日本・キューバの舞台芸術協働事業参加者の写真

PHOTO : Kike

日本・キューバ
美術・舞台芸術における協働事業

日本人キューバ移住120周年を記念し、日本・キューバのアーティストによる現代美術展及びダンス公演を実施。現代美術展では、両国のキュレーター・アーティストが参加した展覧会「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」を開催し、ダンス公演では、Acosta Danza所属のダンサーを起用し、勅使川原三郎/KARASが振付・演出した新作『One thousand years after』等を披露しました。

『One thousand years after』の写真

One thousand years after』より
PHOTO: Yuris Nórido

展覧会「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」の写真

展覧会
「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」

持田敦子(展覧会参加作家)≪Further you go, you may fall or you may learn≫ 2018の写真

持田敦子(展覧会参加作家)
Further you go, you may fall or you may learn≫ 2018
(c) Luis Joa

全米桜祭りに書道パフォーマンス甲子園優勝校を派遣

ワシントンD.C.で毎年行われている全米最大級の桜祭り(National Cherry Blossom Festival)の開会式に日本から3組のアーティスト(矢野顕子、T.M.Revolution、福岡県立八幡中央高等学校書道部)を派遣し、開会式を盛り上げました。中でも八幡中央高校書道部は第10回書道パフォーマンス甲子園優勝校であり、地元の高校生との交流や美術館のイベントでの書道体験ブースの出展など、ワシントン市民との交流も重ね、好評を博しました。

全米桜祭りに参加した八幡中央高校書道部の写真

(c) 2018 Embassy of Japan in the United States of America

マレーシアで日本文化紹介

日・マレーシア外交関係樹立60周年記念事業として、観世流能楽師・林宗一郎氏他による能楽公演『船弁慶』、紫舟氏による書道デモンストレーション、ダイアン吉日氏による英語落語公演を実施しました。『船弁慶』の公演では、上演前に能楽師による能楽と作品についての解説を行ったことにより、観客の作品理解が深まり、終演後のカーテンコールでは客席から大きな歓声があがりました。

能楽公演『船弁慶』の写真

PHOTO: Ch'ng Shi P'ng

日本舞踊とインド伝統芸能とのコラボレーション

日印友好交流年(日印文化協定発効60周年)を記念し、クリヤ・マコトがリーダーを務めるジャズグループ「Makoto Kuriya/Creative Jazz Ensemble Japan」、邦楽ユニット「WASABI」がインドでコンサートを開催。また日本舞踊グループの「五耀會」はインドの伝統舞踊家・音楽家と共演。日本の多様な魅力を集中的に発信し、日印友好交流年を盛り上げました。

日本舞踊グループ「五耀會」とインドの伝統舞踊家・音楽家との共演の写真

(c) One Frame Story

太鼓芸能集団 鼓童 初のエジプト公演

エジプトのカイロ・オペラ歌劇場(カイロ市)及びアレクサンドリア・オペラ歌劇場(アレクサンドリア市)において和太鼓公演を実施するとともに、和太鼓の魅力を直接体感してもらうワークショップを両市内の文化施設で実施しました。カイロ公演・ワークショップでは、日本の文化芸術に対する理解を深めてもらうために、現地の公立学校12校を招待しました。

エジプトでの和太鼓公演の写真

第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展

2年に一度開催される国際美術展の日本館展示を主催。鷲田めるろ氏のキュレーションによる「逆さにすれば、森」と題した岩崎貴宏氏の個展を実施しました。《リフレクション・モデル(テセウスの舟)》や《アウト・オブ・ディスオーダー(山と海)》等立体作品を7点展示。タオルや本、プラスチックゴミなど身の回りにあるものを素材にした作品の展示は好評を博し、会期中の日本館入場者は44万人を超えました。

第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の写真

Photography by Keizo Kioku

ジャパノラマ Japanorama
1970年以降の新しい日本のアート

ポンピドゥ・センター・メッスとの共催により、1970年以降の日本の現代美術、視覚文化を紹介する展覧会を開催しました。約100人・組の作家による350点以上の作品で構成された本展は、建築展「ジャパン-ネス Japan-ness」と合わせて「ジャポニスム2018」の事前企画として先駆けて実施され、メッスにおける「ジャパニーズ・シーズン」の核となる事業として日本の社会や文化への関心を喚起し、会期中、10万人を超える入場者を集めました。

ジャパノラマ展の写真

ASEANオーケストラ支援

演奏技術とマネジメント能力の向上によるASEANのオーケストラのレベルアップを目指し、日本の演奏家の長期派遣(ベトナム)及び現地オーケストラスタッフの短期招へい(インドネシア)を実施しました。また、ミャンマー国立交響楽団に対し年間で4回にわたる指導を行うとともにヤンゴンとネーピードーでコンサートを開催しました。

ASEANのオーケストラの写真

ASEAN近現代建築保存プロジェクト

日本と東南アジアの専門家が失われつつある東南アジアの近現代建築の調査及びインベントリーの作成を進める事業を、DOCOMOMO Japanとの共催により実施。本年度は、ジャカルタでの調査及びインベントリーの作成、「モダンライフと都市:日本と東南アジアの近現代建築」をテーマとした国際会議を開催しました。

ASEAN近現代建築保存プロジェクトの写真

日中国交正常化45周年記念 日中映画交流事業

2017年度は日中国交正常化45周年を記念して映画を通じた日中の交流事業を行いました。5月に広州で初開催した「広州日本映画上映ウイーク」を皮切りに、12月には上海・深セン・昆明で「日本新片展(日本新作映画上映会)」、3月には東京・大阪・名古屋で「中国映画祭 電影2018」を開催し、両国の監督や俳優を招いて計2万人以上の観客を集め交流を深めました。

上海での日本新作映画上映会オープニングの写真

上海での日本新作映画上映会オープニング

日本映画広州上映ウイークの写真

日本映画広州上映ウイーク

日本映画の上映

日本映画祭、日本映画上映会を67か国・地域で94件を主催しました。また、8か国・地域で11件の日本映画祭の開催を支援しました。

向井康介氏によるトークの写真

日本映画主催事業「Japan Foundation Touring Film Programme」(イギリス)での脚本家・向井康介氏によるトーク
(c) Nicola Tree

テレビ番組紹介

日本のコンテンツが放送されにくい国・地域を対象に、日本理解のきっかけとなるようテレビ番組を紹介する事業を実施。2017年度はドラマ、アニメ、バラエティ、映画、ドキュメンタリー等、101か国・地域で、のべ908番組が放送されました。

NHK「あさが来た」の写真

NHK「あさが来た」

瀬戸内海放送「キテます。BONSAI」の写真

瀬戸内海放送「キテます。BONSAI」

読売テレビエンタープライズ「ヤマノススメ ファーストシーズン/セカンドシーズン」の写真

読売テレビエンタープライズ
「ヤマノススメ ファーストシーズン/セカンドシーズン」