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国際交流基金の事業

対話[日本研究・知的交流]
知的交流

日本と世界各国に共通する関心の高いテーマや重要課題について知識人らが対話し、人的な交流を重ね深める場として、国際会議やシンポジウムの開催、人材の派遣や招へいを行っています。次代の交流について必要な人材の育成、国際相互理解を促進し、世界の発展と安定への知的貢献を目指します。

中国知識人招へい

対日理解の深化や知的ネットワークの構築のため、中国から影響力を持つ若手・中堅研究者や知識人を日本に招へいしています。2017年度に招へいした法学研究者の何兵氏は、自身のミニブログにて、日本の司法制度に対する考察から東京での日常まで幅広く発信し、100万人のフォロワーに日本の姿を伝えました。また、2015年度に招へいした作家の蒋方舟氏が訪日をきっかけに執筆した『東京一年』は、中国でベストセラーとなり版を重ねています。

何兵氏と蒋方舟氏の写真

日・米・東南アジアネットワーク形成
サマー・インスティテュート2017

日・米・東南アジアの若手研究者24人を集め、湘南国際村(神奈川県)にて4泊5日の夏期集中研修を実施しました。参加者らは、小グループでの討論を通じて、各自の能力向上に加えて分野や国・地域をまたいだネットワーク構築を図りました。合宿後には、希望者22人が2泊3日で宮城県気仙沼市を訪れ、東日本大震災による被害やその後の復興について理解を深めました。

サマー・インスティテュート2017の写真

アジア研究学会

東南アジアの若手研究者が、米国に本拠を置くアジア研究学会(AAS)の年次大会及びアジア大会に参加することを支援しています。2018年3月のワシントンでの年次大会では、過去の支援対象者から8人が発表者として採択されたほか、上記サマー・インスティテュート参加者からも3人が発表者として採択されるなど、人材育成の成果が現れています。

アジア研究学会の写真