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国際交流基金の事業

文化[文化芸術交流]
多様な日本の文化・芸術の海外への紹介

国際相互理解の増進のため、伝統芸能から現代アートまで多様な日本文化の魅力を、公演、展覧会、翻訳・出版、映画上映、テレビ放送等、さまざまな形で世界の人々に向けて紹介しています。
また、文化・芸術分野における人材育成やネットワーク形成等のため、専門家の派遣・招へい、ワークショップ等を行っています。

展覧会

第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の写真

「第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」 (c) Andrea Sarti/CAST1466

世界的に注目度の高い「第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」での日本館の展示として「建築の民族誌」展を実施しました。建築家の貝島桃代氏らの企画による本展は、期間中17万3,000人の来場者を集めました。またマドリードでは、日本スペイン外交関係樹立150周年を記念して「妖怪: 想像のイコノグラフィー 日本の超自然的イメージの起源としての百鬼夜行」展を開催。絵巻を中心に浮世絵、根付、着物などを展観し、同展の関連講座やガイドツアーも人気を博しました。日本国内では、ハバナで行った「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」の帰国展を2018年6月に東京で開催しました。

「第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の展示を見ている3人の男性の写真

(c) Andrea Sarti/CAST1466

舞台公演

日中平和友好条約締結40周年を記念し、中国の上海・北京にて山海塾と東京ゲゲゲイによるダンス公演をそれぞれ開催しました。日本発の舞踏を中国で初めて本格的に紹介した山海塾、現地のダンサーを起用して新作を発表した東京ゲゲゲイの両公演は日中友好にふさわしい事業となりました。インドネシアでは、日本との国交樹立60周年を記念し、「ジャカルタ日本祭り・音楽フェスティバル」を実施。若者を中心に人気を集めるJ-POPミュージシャン3組による公演を行い、2日間で2万7,000人を超える来場者を動員しました。ヨーロッパでは、ハンガリー・ポーランドにおける神楽公演「祈りと祝い―東北に息づく神楽の伝統―」を実施しました。

神楽公演「祈りと祝い―東北に息づく神楽の伝統―」の写真

神楽公演「祈りと祝い―東北に息づく神楽の伝統―」
写真=井田裕基

「ロシアにおける日本年」日露映画交流事業

日露関係のさらなる発展を目指す「ロシアにおける日本年」を記念し、ロシア国内計8都市で日本映画祭を開催しました。モスクワでは、日露合作の『ソローキンの見た桜』を日本公開に先駆けて特別上映したほか、日本から黒澤清監督や李相日監督が登壇し、熱心な観客との質疑応答を行いました。小津安二郎監督作品などを紹介するレトロスペクティブ上映や、ロシア初となる「爆音上映」も実施し、合計約2万2,000人が来場しました。

「第52回ロシア日本映画祭」オープニングでの日露両国ゲストの写真

「第52回ロシア日本映画祭」オープニングで日露両国のゲストが勢ぞろい

「第52回ロシア日本映画祭」満員のオープニング上映会場の写真

「第52回ロシア日本映画祭」オープニング上映の会場は満席となった。

日中映画交流事業

日中平和友好条約締結40周年事業として両国計14都市で映画を上映し、合計2万2,000人以上の熱心な映画ファンが来場しました。上海と成都では『翔んで埼玉』のワールドプレミア上映を行い、武内英樹監督が登壇して満員の会場を盛り上げました。重慶では『花戦さ』の篠原哲雄監督、広州と深センでは『舟を編む』の石井裕也監督、北京では『おじいちゃん、死んじゃったって。』の木滝和幸プロデューサーが登壇し、観客と交流しました。

『翔んで埼玉』の武内英樹監督と「埼玉ポーズ」をする観客たちの写真

『翔んで埼玉』の武内英樹監督と「埼玉ポーズ」をする観客たち

テレビ番組紹介

日本のコンテンツが放送されにくい国・地域を対象に、日本理解のきっかけとなるようテレビ番組を紹介する事業を実施。2018年度はドラマ、アニメ、バラエティ、映画、ドキュメンタリー等、53か国・地域で、のべ341番組が放送されました。

テレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』の写真

テレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』
(c) tv asahi

山陰中央テレビジョン『Enjoy! Cruise Japan!』の一場面の写真

山陰中央テレビジョン『Enjoy! Cruise Japan!
(c) 2016 SAN-IN CHUO TELEVISION BROADCASTING CO., LTD.

モノノ怪製作委員会『モノノ怪』の写真

モノノ怪製作委員会『モノノ怪』
(c) momonoke committee