国際交流基金の事業

文化［文化芸術交流］
日中交流センター

日本と中国の未来を担う青少年を中心とする交流活動を促進し、互いの生活や文化を体験する機会を提供することで、相互理解を深めています。これからも双方向性と協働性を重視した事業を実施し、より深く息の長い「心と心のつながり（＝心連心）」を築くことを目指します。

日中高校生対話・協働プログラム

新型コロナウイルスの流行により、渡航を伴う国際交流が困難な状況が続き、例年実施していた中国高校生長期招へい事業は中止となりましたが、このような中でも、日中両国の高校生が、お互いの文化や社会についての理解を深め、学校生活や地域社会等の共通の課題の解決についてオンラインも活用しながら対話・協働することを通じて、両国青少年層に連帯や協力の意識を醸成することを目的に、2020年度「日中高校生対話・協働プログラム」を新設しました。

中国「ふれあいの場」事業

日本人や日本の情報に触れる機会が限られた中国地方都市の大学等の機関において、両国青少年が各種イベントを通じて交流するとともに、日本の雑誌・書籍・映像資料等の最新コンテンツの閲覧・視聴ができる「ふれあいの場」の設置を支援しています。「ふれあいの場」では、両国の専門家によるオンライン日本文化セミナー等、オンラインも活用しながら、さまざまな日中交流イベントを開催しています。

現地の日本語学校と共催した「2020年度成都ふれあいの場夏祭り」

ネットワーク強化事業

日中両国の交流の担い手となる青少年間のネットワーク構築を目指し、共同作業に重きを置いたさまざまな事業を実施しています。2020年度は、両国の大学生が共同で日本文化紹介事業や共通課題の対話事業の企画・運営を行う「大学生交流事業」、およびビジネスを切り口に両国大学生がディスカッションを行う交流プログラム「リードアジア」をオンラインで実施したほか、日中両言語対応の「心連心ウェブサイト」の運営等を行ってきました。

和歌山大学の学生グループ「令和紀州藩」と山東師範大学の学生が共同で企画・運営したオンライン交流事業（済南ふれあいの場）