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国際交流基金の事業

アジアセンター
日本語学習支援 日本語パートナーズ派遣事業

日本語パートナーズは、これまでアジアで日本語を教える教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行ってきましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年度は派遣を実施できませんでした。過去6年間の活動で築いたネットワークや関係性を維持・発展させるとともに、オンラインを活用して日本語教師や学習者の活動サポートを継続する等、今後の派遣の再開や中長期的な発展に向けた事業を行いました。

「ストーリーテリング15×15」

日本語パートナーズ派遣予定校のうち15校を選定し、オンライン日本語コンテスト「ストーリーテリング15×15」をタイで実施しました。コンテスト当日までの約1か月間、タイに派遣されていた日本語パートナーズ経験者が、日本からオンラインで出場生徒の発音や表現等の指導を行い、生徒の日本語力や学習意欲の向上に寄与しました。

タイで実施したオンライン日本語コンテスト「ストーリーテリング15×15」の写真

オンライン授業支援

オンラインによるインタラクティブな授業を実施していたタイにおいて、日本語パートナーズ派遣予定校から5校を選定し、タイに派遣されていた日本語パートナーズ経験者による2週間のオンラインサポートを行いました。日本語パートナーズ経験者はオンラインで現地校の授業に参加したほか、教材作成補助、宿題チェック等をカウンターパート教師の求めに応じて行い、参加した教師や生徒からは、授業で日本人と会話できた等高評価を得ました。

タイにおけるオンライン授業支援の写真

ウェビナー「グローバル人材がなぜ組織を強くするのか
―ポストコロナの学びを考える― 国際交流基金アジアセンター×GLOBE+」

新型コロナウイルス感染症の拡大を経て時代の転換期を迎える中、グローバル人材の育成の意義について考えるウェビナーを朝日新聞社メディアデザインセンター(GLOBE+編集部)と共催で実施し、オンライン配信しました。日本語パートナーズ経験者2人と有識者2人をゲストに迎え、社外や学外で異なる文化や価値観に触れる等学びの機会を得ることの重要性や、日本語パートナーズ派遣事業の魅力について議論しました。

ウェビナー「グローバル人材がなぜ組織を強くするのか―ポストコロナの学びを考える― 国際交流基金アジアセンター×GLOBE+」の写真

日本語パートナーズ経験者によるオンライン発表会

2014年から2020年までに派遣された日本語パートナーズ経験者を対象に、経験を共有するオンライン発表会を実施しました。発表会に先立って約30人の経験者が四つのテーマに分かれて日本語パートナーズの経験を振り返り、今後どのように経験を活かしていけるか等を議論し、その内容を代表者が発表・共有しました。また発表会では各分野の有識者から日本語パートナーズの経験の価値や今後の活かし方について助言を受けました。

日本語パートナーズ経験者によるオンライン発表会の写真