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国際交流基金の事業

アジアセンター
芸術・文化の双方向交流事業

美術、映画・映像、舞台芸術、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野で、アジアの人々の交流活動を推進しています。双方向性、協働性を重視し、各々のアイデンティティと多様性を尊重し合い、共にアジアの新たな文化を創造します。

「アジア・市民交流助成(新型コロナウイルス対応特別プログラム)」

新型コロナウイルスの世界的流行によって多くの国際交流事業が中止や延期を余儀なくされましたが、日本とアジアの人々との交流の基盤が損なわれることのないよう、オンライン等国境を越えた人の移動を伴わない形で実施される文化交流事業に対する助成プログラムを実施しました。

オンラインイベント「南島芸術交流~ジョグジャカルタ・石垣島 伝統芸能が生きるまちがまじわる」の写真

オンラインイベント「南島芸術交流~ジョグジャカルタ・石垣島 伝統芸能が生きるまちがまじわる」の様子

ベトナム・ホーチミンでの「川崎フロンターレ ドリームチームセレクション」の写真

「川崎フロンターレ ドリームチームセレクション」の様子(ベトナム・ホーチミン)

「第33回東京国際映画祭」をプラットフォームとした映画交流事業

東京国際映画祭と共催したアジア映画人のトークシリーズ「アジア交流ラウンジ」は好評を博し、世界40か国以上のべ約1万人がライブ配信とアーカイブ映像を視聴しました。また、アジアセンターが4Kデジタル修復を手掛けた東南アジアの名作映画を含む20作品の上映や、アジア映画人のオンライン交流事業も行いました。

「 第33回 東京国際映画祭」での写真

(c) 2020 TIFF

JFFJapanese Film Festival:日本映画祭)アジア・パシフィック ゲートウェイ構想

多くの観客が集まる日本映画の総合プラットフォーム構築を目指すJFFでは、コロナ禍であっても日本映画を届け続けるために、リアルとオンライン、双方の可能性を追求しました。結果、映画館でのリアルな映画祭には1万1000人以上が参加し、オンライン日本映画祭等への東南アジア・豪州からの視聴数は10万回以上に及びました。

JFF(Japanese Film Festival:日本映画祭)の写真

柔道交流事業「日アセアンJITA-KYOEI PROJECT

東南アジアにおける質の高い柔道指導者の養成と柔道文化の発展を図ることを目的として、ASEAN10か国の若手指導者を主な対象としたオンラインでのセミナーを初めて実施しました。講道館の講師による実技指導や映像教材を用いたeラーニング、子ども向けセミナー等、計56人の指導者が50日間にわたりさまざまな方法で柔道を学びました。

柔道交流事業「日アセアンJITA-KYOEI PROJECT」の撮影中の写真

オンライン・アジアセンター寺子屋

新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によって、国境を越え交流する事業の実施が困難となる中、国際文化交流の意義を再考するとともに、アジアセンター事業のこれまでの成果と今後の可能性を広く発信することを目的として、スポーツ、映画、知的交流といったテーマでゲストとともに議論を行い、オンラインで配信しました。

オンライン・アジアセンター寺子屋の写真

(c) 佐藤 基