専門日本語研修(文化・学術専門家)【公募プログラム】
特定の専門業務および研究活動を円滑に遂行するうえで日本語能力を必要とする専門家(研究者、大学院生、図書館司書、博物館・美術館学芸員等)の日本語学習を支援するため、各専門業務の特色に配慮したカリキュラムにより、実用的な日本語能力を身につける研修を実施します。この研修の目的は研究活動に役立つ日本語を集中的に学ぶことであり、各専門分野の教育は行われません。
研修期間/採用予定人数(例)
6か月コース:10月~3月/10名程度
※年度により、実施回数及び期間が異なる場合があります。
採用実績(令和4年度~令和6年度)
国・地域 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 3か年計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
2か月 | 5か月 | 2か月 | 5か月 | 6か月 | ||
韓国 | 1 | 2 | 3 | |||
中国 | 1 | 1 | ||||
台湾 | 1 | 1 | 2 | |||
モンゴル | 2 | 2 | ||||
シンガポール | 1 | 1 | ||||
ベトナム | 2 | 1 | 3 | |||
マレーシア | 1 | 1 | ||||
スリランカ | 1 | 1 | ||||
カナダ | 1 | 2 | 3 | |||
米国 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | |
ブラジル | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | |
イタリア | 1 | 1 | 2 | |||
英国 | 1 | 1 | ||||
スペイン | 3 | 1 | 1 | 5 | ||
ドイツ | 2 | 2 | ||||
フランス | 1 | 1 | ||||
エストニア | 1 | 1 | ||||
クロアチア | 2 | 2 | ||||
スロベニア | 1 | 1 | ||||
ハンガリー | 1 | 1 | ||||
エジプト | 1 | 1 | ||||
計 | 10 | 8 | 7 | 7 | 10 | 42 |
募集対象者
海外に在住し、日本をその対象に含む社会科学・人文科学系分野の研究者、博士・修士課程の大学院生、司書、学芸員等(ただし、自然科学や応用科学との学際分野を含む)
応募方法
応募方法の詳細は、こちらのページをご覧ください。
4 専門日本語研修(文化・学術専門家)(関西国際センター教育事業チーム)
問い合わせ先:国際交流基金関西国際センター教育事チーム
電話: 072-490-2601
ファックス: 072-490-2801
Eメール: jpf-kansai@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
研修内容
6か月コース
研修内容
6か月コースの日本語授業では、主に研究活動や業務の遂行に必要な日本語能力に焦点を当て、情報収集や発信および関係者との交流等に必要な日本語能力を習得することを目的とします。また、業務関連機関や研究機関への訪問、専門家との面談等の研究実践を通して実用的な日本語能力を養います。
6か月コースは、日本社会への理解を深めるため、地域社会との交流や研修旅行、研修参加者の専門分野に関連した機関訪問等のプログラムなどがありますが、さらに2週間程度の「専門活動(研究活動)集中期間」があります。その期間には資料を収集したり、専門家と面談したり、研究活動を集中的に行うことができます。専門活動(研究活動)はチューターと相談しながら行いますが、研修参加者は明確な研究テーマまたは活動テーマを持ち、センター外での専門関連の活動を企画立案し実行する自立性・積極性を持つことが求められます。日本語授業を欠席することはできません。
研修の流れ(例)
時間割例
(前期)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 09:00-09:50 |
総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 学習相談 |
2 10:00-10:50 |
総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 社会・文化体験/ |
3 11:00-11:50 |
漢字・漢字語彙 | 漢字・漢字語彙 | 連絡会 | 漢字・漢字語彙 | 自主研究 |
4 13:20-14:10 |
会話&インタビュー | 発表 | 専門活動準備 | にほんごカフェ | |
5 14:20-15:10 |
会話&インタビュー | 発表 | コンピュータ | 専門読解 | |
6 15:20-16:10 |
専門読解 |
(後期)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 09:00-09:50 |
総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 学習相談 |
2 10:00-10:50 |
総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 総合日本語 | 社会・文化体験/ |
3 11:00-11:50 |
漢字・漢字語彙 | 漢字・漢字語彙 | 連絡会 | 漢字・漢字語彙 | 自主研究 |
4 13:20-14:10 |
専門読解/個別授業 | 文章表現 | 発表 | 個別授業/自主研究 | |
5 14:20-15:10 |
専門読解/個別授業 | 文章表現 | 発表 | 個別授業/自主研究 |
- ※研修の最後には、6か月間で行った集中的な日本語学習および専門活動の成果として、自身の研究テーマあるいは専門業務について口頭発表やレポートで報告する「最終発表会」を日本語で行います。「最終発表会」では、口頭発表を行う場合はパワーポイントを作成し、情報を整理して発表することを目指します。レポートを記述する場合は、適切な文体で論理的に展開することを目指します。このような発信活動を通じて、自身の研究テーマや専門業務について論理的に説明できるようになる力を養成します。