イブラギモヴァ マリカ

ウズベキスタン
世界言語大学
イブラギモヴァ マリカ
IBRAGIMOVA, Malika

私は初めて日本へ1995-96年の国際交流基金海外日本語教師長期研修で行きました。ウズベキスタンからは初めての長期研修への参加者でした。その前に1994-95年に国際交流基金/日本外交協会から派遣された杉崎Sue先生が教えた1年生の日本語授業を1年間見学し、専門家としてのレベル、努力に大変感動しました。その1年間の見学は私の人生で非常に重要な経験でした。研修から帰ってきた時の外交協会のほかの専門家といっしょに仕事ができたことが本当にいい日本語教師としての訓練になりました。
日本語国際センターの研修はプレースメントテストから始まります。最初はAグループに入り、1週間後Bグループに移され、Bグループの担任の木田先生に大変お世話になりました。9ヶ月後研修の最後に日本語能力試験を受けてみたら、2級に合格しました。それは日本語国際センターの教員をはじめ大勢のスタッフの方々のおかげだったと思います。私たち研修参加者は日本語教師研修として、日本語レベルが向上し、日本を知り、世界中に友達ができ、9ヶ月ですばらしいレベルアップの機会を受けたと思います。この ようなすばらしい研修は、世界中どこにもないのではないでしょうか。言葉に表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです。
2010年に子供ができたことで1度日本語教師を辞め、日本語通訳をしていましたが、今年ウズベキスタンへセミナーに、木田先生が、日本からいらっしゃったことが、私にとって何か意味があったのかもしれません。不思議なことにまた日本語教師の仕事に戻りました。教師の仕事から離れていたとき、2回の国際交流基金の研修、15年間の日本語教師としての経験などが心の中でもったいないという感じがしていました。今は4年間ぶりに世界言語大学で1年生に日本語を教えています。この大学では、日本語専門家育成 を今年から始めたところなので、カリキュラム作成などの沢山の仕事があります。
今年はウズベキスタン日本語教師会の会長になりました。私はもっと忙しくなりましたが、なぜか幸せです。毎週私の授業を待ってくれている、いきいきしている学生の顔を見るとうれしくなります。私は今までの経験を使い、いい授業をしたい気持ちと学生たちの日本語を勉強したい気持ちが合わせられ、成果があると思います。仕事は大満足です。

参加した研修:1995年度海外日本語教師長期研修、2002年度海外日本語教師短期研修(夏期)、2004年度招へいフェローシップ

授業の様子の写真
授業の様子
2014年11月15日に行われた日本語コンテストの写真
2014年11月15日に行われた日本語コンテスト
文型カードゲームの写真
文型カードゲーム
文字を書く学生の写真
文字を書く学生

イブラギモヴァ マリカ【PDF:472KB】