賈俊格

中国
山東菏澤学院付属中学校
賈俊格
JIA, Junge

北浦和、懐かしい

2003年度の中国中等研修の様子は今もはっきり覚えていて、時々夢にも出てきて、まるで昨日のことのようです。

国際交流基金日本語国際センターで勉強した総合日本語、教授法、文法、日本事情などが10年間本当に仕事に役に立っていて、専門が日本語ではなかった私に日本語で授業することに自信を持たせてくれました。教え子は今、中日両国のいろいろな分野で活躍しています。3年前から、職場も高校から大学に移りました。今、日本語専門の2、3年生の精読と文法と英語学部の第二外国語を教えています。研修で、着物、茶道、生け花などさまざまな伝統文化を味わうことで視野を広げて、言語だけでなく、日本文化なども教えられるようになりました。

2004年の春、私が初めて足を踏み入れた日本の土地は、北浦和でした。5丁目の市民の方々たちの行事を体験して、一緒に餅を作ったり、太鼓を敲いたりして、自分の故郷にいるような感じでした。ほんのささいな交流でも、楽しいイベントが実感できて、わたしにとっては大きな喜びでした。その他、いろいろな小さな思い出があります。
帰国後の10年間も、中国国内の基金北京日本文化センターの研修会に何回も参加しました。篠崎摂子先生、有馬淳一先生、小西広明先生、王崇梁先生、松浦とも子先生、吉田佳未先生、佐藤修先生、柳坪幸佳先生、鈴木今日子先生など、先生方から色々有益なことを教えていただきまして、大変勉強になりました。

今年の夏、青島の国際シンポジウムで再び横山紀子先生にお目にかかれて、家族のように感じました。今の私がいるのは、北浦和での研修のおかげです。研修ポートフォリオを振り返る度に、感謝の気持ちでいっぱいです。いつか上級研修プログラムができればと思い、より多くの中国の日本語学習者に教えて、より高い目標を目指して頑張ろうと思います。

参加した研修:2003年度中国中等学校日本語教師研修

カシュンカク先生の写真
集合写真

賈俊格【PDF:492KB】