海外日本語教師の養成・研修

白石実

スペイン
バルセロナ自治大学
白石実
SHIRAISHI, Minoru

邦人研修に参加したのは1990年の11月から12月であったと記憶しています。その頃は私自身未だ日本語教師としても駆け出し時代で、スペインでは大学で教鞭をとっている方は少なかったので、ほとんどコンタクトもなく孤軍奮闘している頃でした。大学で受けた教育は専門分野が日本語教育ではなかったことから、常にこれで良いのかと不安を抱えながらの暗中模索の毎日だったので、飛びつくようにこの研修に参加しました。
そこで得た収穫は数多くありましたが、なんといっても世界中で日本語教えている仲間に会うことが出来、一人ではないという実感と多種多様な日本語教育が行われているのを知ったことでした。例えば武道や建築、翻訳、英語分野の出身の方、あるいは黒板もない青空教室で授業を行っている方と様々な環境で日本語教育に取り組んでいる仲間たちでした。それだけに食堂や授業後、ジャージに着替えてビールを飲みながらの雑談は楽しいものでした。
当時知り合った仲間からその後、学会のお誘いを受けたり、めまぐるしく変わる情報処理のプログラムを教えてもらったりと交流が続き、20年以上も経つ今でも、勤務する大学や国が変わっても、家族ぐるみの交流が続いている方もあります。このような貴重な機会が与えられた研修に心から感謝しています。

参加した研修:1990年度在外邦人日本語教師研修

白石先生の写真
授業風景の写真
バルセロナ自治大学翻訳通訳学部の写真

白石実【PDF:483KB】 PDF