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平成25年度 海外日本語教師長期研修

1クラス
ハシムさん(ムハマッド ハシムさん/MUHAMMAD HASIM/インドネシア/PGRI ルマジャン専門高校)

ムハマッド ハシムさん

ハシムと申します。1クラスの代表として挨拶をさせていただきます。 日本語国際センターに来てから、あっという間に6ヶ月が過ぎ、今日はついに修了式を迎えることになりました。6ヶ月の研修生活がこんなに速く過ぎてしまうとはとても信じられません。

6ヶ月前、成田空港に着いた時のことをまるで昨日のできごとのようにはっきり覚えています。日本に着いたのに、すぐに信じることができなくて、まさに夢をみているような感じでした。そして、空港からセンターまでの間は、「明日、どうなるかなあ」、「私の日本語で大丈夫かなあ」とずっと心配していました。日本語だけではなくこれから日本での生活、文化、習慣の違い、慣れない日本の食事など、不安な気持ちでいっぱいでした。

センターに着いてから、すぐ忙しい研修が始まりました。しかし、私たちはその時知らない言葉や教授法の専門用語が多く、授業についていくのも大変でした。でも、先生方は「研修は仕事だ」と厳しく言いながらも、親切に教えてくださいました。そのまま、一週間が過ぎ、一か月が過ぎ、先生方のおかげで、私たちはだんだん授業にもついていけるようになり、自信もつくようになりました。6ヶ月の間、授業だけではなく、日本の文化体験プログラムなどを通して、私たちはたくさんの日本語や日本語の教授法を身につけるようになり、たくさんの日本の文化や日本人の考え方を知るようになりました。研修のおかげで私たちの視野が広がり、ものの考え方も変わりました。ここで先生方やセンターの皆さんに心から感謝したいと思います。

勉強のほかに私たちが得たもう一つの大事なことは友達です。私たちは、いろいろな国の友達ができました。日本語には「一期一会」ということわざがあります。私たち1クラスの研修参加者はみんなこのことわざが大好きです。日本に来られたのは「夢」のようで、皆さんとの出会いは「運命」のようです。ここでできた友達を大切な財産として、これからも大事にしていきたいと思います。

長期研修の皆さん、6ヶ月の間一緒に勉強し、一緒に生活し、その間、ケンカや涙、冗談、笑顔、とにかくいろいろなことがありましたが、ここでの思い出としていつまでも忘れることはないでしょう。

最後に、皆さん、さようならを言わないで、私たちはまた会えるから。

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2クラス
ダミアンさん(ウイサ ダミアンさん/HUISA RODRIGUEZ DAMIAN RENZO/ペルー/ペルー日系人協会クスコ)

ウイサ ダミアンさん

ダミアン・ウイサと申します。2クラスを代表して、最後のスピーチをさせていただきます。

6か月一緒に過ごした友達やここで出会った人たちと離れて辛くなるかもしれませんが、悲しさを乗り越えて、感謝の気持ちをこめて2クラスからのメッセージをお伝えしたいと思います。

国際交流基金日本語国際センターのおかげで、言語の知識だけではなく、文化や社会の知識を深められました。私が学習者のときからずっと憧れていたことをさせていただきました。また、参加する前、それぞれの教師は不安や戸惑いなどがあったはずですが、教師として成長することができました。ここで経験したことを自分の授業に反映させることができます。日本のことを学習者に近く感じてもらう方法もわかりました。先生方、どうもありがとうございました。

今回の研修でたくさん感動したことはありますが、一番感動したことは研修参加者の皆さんのことでした。来日の前、心配していたのは、授業のレベルだけではなく、参加者同士の関係のことでした。他の人よりもよくなりたい、自分の目標をまず達成したいと思っていました。しかし、この研修では授業のとき、それぞれのプライドを捨てて、努力して、皆で成功することができました。競争やけんかがあったかもしれませんが、他の人を理解するためにいろいろなことをしたり、お互いに助け合ったりしたので、教師としてではなく、人間としての価値があがったと思います。また、毎日勉強しながら、優しい笑顔をなげかけてくれたり、温かく「おはよう」といってくれたりしました。みんな、それぞれの家族と離れていたにもかかわらず、教室を心地よいところにして、まるで新しい家族ができたようでした。

別れのときが近づいてきましたが、悲しまないでください。やはり、毎日会うことができなくなったり、同じテーブルで食事をする機会はなくなったりしますが、みんなと過ごした日々は胸の奥に深く刻まれて、その記憶は消えないと思います。「さようなら」と言わないでください。「いつか、きっと」のほうがいいと思います。

さて、ここから本当のチャレンジが始まります。研修で習ったことを学習者に伝えるのは、私たちの仕事・わたしたちの責任です。それがこの研修に申し込んだ動機でしょう。ですから、くじけずに一緒に教師の道を歩み続けていきましょう。

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3クラス
ユカさん(溝渕 ジュリアーネ・有加さん/MIZOBUCHI JULIANE YUKA/ブラジル/ピラールドスール日本語学校)

溝渕 ジュリアーネ・有加さん

ブラジルの溝渕ゆかと申します。3クラスの代表者として、お礼の言葉と最後の挨拶をさせていただきます。

研修参加者のほとんどの人が、9月10日をまだ昨日のことのように覚えているでしょう。どきどき、わくわくしながら日本に到着したのではないでしょうか。「信じられない、日本にいる」「すごーい」「日本人がいっぱい」「友達ができるかな」など、うれしい気持ちと不安な気持ちがいっぱいあったかもしれません。この6ヶ月は本当に楽しかったですね。振り返ってみると数え切れない体験と学びがあったと思います。電車がない国から来た人、一人で電車に乗って迷子になった人はいませんか。日本人に声をかけられて、困ったことはありませんでしたか。徹夜してポートフォリオや宿題を書いた人はいませんか。漢字クイズの勉強はいかがでしたか。模擬授業のとき準備と時間のコントロールがよくできたでしょうか。センターで日本の伝統的な文化を体験して、感動した人もいるでしょう。書道で好きな字を書いたり、凧作りで子供のように楽しんだり、浴衣着付けで浴衣の着方の難しさを感じたり、和太鼓を聴いて良い気持ちになったり、ホームステイに行って日本人の家庭の様子のことをもっと知った人もいると思います。

33ヶ国から来た日本語教師と出会って、一緒に勉強したり、食べたり、遊んだり、旅行したり、お互いの文化と1人1人の性格を知ることができたと思います。様々な国の人々と一緒に暮らして、印象に残ったことも多かったと思います。わたしが印象に残っていることは、フィリピンに台風被害があったとき、皆が協力してくださったことです。フィリピンの研修参加者は皆の支援活動に対して、深く感謝していると言っていました。思いやりのあるいい仲間に出会えたと思いました。

6ヶ月間はあっという間に過ぎてしまいました。長いような、とても短い期間だったと思います。今、頭に浮かぶのは「会うは別れのはじめ」という日本のことわざです。別れの時間が近づいてきて、ここで会った人と別れなければなりません。寂しくなりますが、持って帰る思い出はたくさんあります。担任の先生のおかげでクラスが一つになり、コミュニケーションの重要さを身につけることができたと思います。先生方の教える姿を見て、理想的な先生のイメージを持てるようになったと思います。また、宿題を一生懸命して、改めて学生の気持ちも良く分かるようになった人もいるのではありませんか。

国際交流基金日本語国際センターをはじめ、長期研修を担当した先生方、スタッフの皆様に心より感謝の気持ちを申し上げます。この6ヶ月間、より良い日本語教師になるために色々教えて下さって、本当にありがとうございました。帰国しても、ここで学んだことや過ごした時間などは一生忘れません。「さようなら」の代わりに「いってきます」「またね」を言って、また会う日を楽しみにしたいと思います。どうもありがとうございました。

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4クラス
ラモンさん(ゴメス ラモン・デ・ジェズス・ローザさん/DE JESUS ROSA GOMES RAMON/ブラジル/リオデジャネイロ連邦大学)

ゴメス ラモン・デ・ジェズス・ローザさん

4クラスを代表して修了式のスピーチをさせていただきます。

この6ヶ月間いろいろなことがありました。長いようで短く、あっという間に帰国日がやってきました。こんな素晴らしい研修に参加させてくださったこと心から感謝申し上げます。

この素晴らしい機会を通じて良い友達がたくさんできました。33か国60人の参加者と一緒に勉強したり遊んだりして、お互いの文化を知ることができ、貴重な経験でした。特に、ホームルームの参加者とは、みんなで協力し合いながら、良い思い出がたくさんできました。ガンダムが大好きな参加者から男性と女性の言葉づかいについて習いました。茶道に詳しい参加者にはお茶を一服いただき、お茶が健康に良いということを知りました。ポテトが好きな参加者にはポテトの大切さを教えられ、たぶん帰国後にポテトを見たら、その人のことを思い出すと思います。ピンクが大好きな参加者もいました。高校訪問の時、その人に「私の大好きな色は何だと思う?」と聞かれて答えられませんでしたが、今なら自信を持って答えられます。それから、リラックマが大好きな人、イラストや絵が上手な人、剣道に詳しい人、サッカーが大好きな人、いつも手伝ってくれる先輩のような人、手相を見たり恋愛相談にのったりするのが好きな人もいましたね。最後に、忘れてはいけない人がいます。それはクラス担任の先生です。いつも笑顔で、お姉さんのような存在でした。先生の授業は楽しくて、毎回楽しみにしていました。

みなさん、日本滞在中、嬉しいことも悲しいこともあったと思います。でもどれも素晴らしい体験でした。一生忘れることのできない経験になったと思います。研修参加者の皆さん、先生方、国際交流基金のスタッフ、誠にありがとうございました。

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5クラス
アンナさん(ロガレヴァ アンナさん/ROGALEVA Anna/ロシア/モスクワ市第1573学校)

ロガレヴァ アンナさん

アンナです。5クラスの代表としてご挨拶させていただきます。

この6か月間、一緒に勉強したり、旅行したり、誕生日を祝ったりして、私だけでなく、皆さんにとっても、非常に充実した日々になったと思います。そして、時間を共有しながら、素敵な仲間ができて、とても嬉しいです。

実は5クラスの授業には、比較的静かな日もありました。ただ、それは、元気があってクラスの雰囲気を盛り上げてくれるはずのクラスメートが、あまり元気のない日のことでした。研修の最初に自分のことを「負けず嫌い」と言った参加者は、その時から一度も負けることなく、毎日素敵な笑顔を見せ、皆にも元気を与えてくれていました。その他にも、自分の国の料理をみんなに振る舞い、堪能させてくれた人、計画を立てるのが上手な人、自国の有名なお土産を紹介してくれた人、散歩に付き合ってくれた人、面白い内容の発表や作文を書く人、恋人にしたくなるほど優しい人、模擬授業で宇宙人の絵の描き方を教えてくれた人、想像力豊かな人、漢字コンテストで優勝した人、みんなそれぞれ個性を発揮した6か月だったと思います。みなさん、私たちは、文字通り「同じ釜の飯」を食べてきました。このような仲間ができ、仲間と作り上げた思い出は一生の宝物です。この6か月、本当にありがとうございました。

そしてこの半年間ずっとお世話になった担任の先生、いつも元気いっぱいで優しく楽しくて、大切なことをたくさん教えてくれました。こんな素晴らしいところで素晴らしい先生のもとで勉強させていただき、心から感謝いたします。帰国後もどうぞよろしくお願いいたします。

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5クラス
カットさん(チョティコ キャサリンさん/Katharine Roque Teotico/フィリピン/JLRC 日本語研究センター)

チョティコ キャサリンさん

フィリピンから参りましたチョティコ・キャサリンと申します。2013年度長期研修参加者を代表してスピーチをさせていただきます。

研修参加者のみなさん、これまでいつも一緒に過ごしてきましたが、これからはそれぞれの国で活躍することになりますね。これからの予定がもう決まっていますか。ほとんどの研修参加者は日本に来る前にやっていた仕事に戻ると思います。私もそうします。帰国後すぐ、また同じところで同じような仕事をしに戻ります。もちろんこの研修で学んだことを活かしながら教師を続けるつもりですが、一般的に言うと、同じ職務です。しかし、これは短期的な予定です。

みなさんは6か月前、33か国60人がそれぞれの道を歩んできました。しかし、北浦和に来て、その道は広い1本の道になりました。6か月一緒に日本や日本語について勉強したり、日本文化を体験したり、お互いの文化を理解したり、自分の教え方の問題点を解決したりしてきました。国の家族と友人と離れて寂しい思いもしましたが、このセンターで仲間になった研修参加者は競争する人ではなく、友だちや家族になりました。せっかくみんなと道を作ってきたのに、これからはその道が分かれ、また一人で進んでいかなければなりません。自分で選ばなければなりません。仕事、大学院、移住など、選択肢がはっきり分かっている人がいるかもしれませんが、私と同じように迷っている人もたくさんいると思います。将来のこと、例えば仕事、家族、恋愛などはどうなるかと考えると不安にもなります。しかし、もちろん「進むしかない!」という考え方は必要です。relaxation workshopのとき、「この研修で習ったこと」という質問に、ある研修参加者は「失敗してもいい」と答えました。そのとき、若いうちに、失敗の経験を積み重ね、これから同じ失敗を繰り返さないように進むことが必要だと思いました。後ろ向きに戻るわけにはいきません。

この研修で出会った人や得た知識のおかげで、これから歩こうとしている道が少しずつ明らかになってきています。進むことは失敗や成功の繰り返しかもしれません。でも、離れていてもみなさんと一緒に、自分の道を歩き続けたいと思います。

国際交流基金の先生方、いつも分かりやすく教えてくださいましたので、私たち研修参加者は日本語や日本の文化の知識を深めることができました。大変お世話になり、誠にありがとうございました。さいたま市のみなさま、私たち外国人を温かく迎え、日本人の友達を作るチャンスを与えたり、日本の文化について教えてくださったりして誠にありがとうございました。そして、最後に、長期研修のみなさん、この6か月はとても楽しかったです。いつかまた会いましょう。

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