平成25年度海外日本語教師短期研修(夏期)

参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

オズ シンティアさん (ニューカレドニア/フランソワ・ダシーズ職業高校)

オズ シンティアさん みなさん、こんにちは。
私はニューカレドニアのシンティアと申します。今日は、クラスの代表として、7週間の研修の感想をお話ししたいと思います。
この研修期間に私達は色々なことを勉強しました。クラス担当の先生をはじめ、色々な先生方のご指導のおかげで、私達の日本語の表現能力が大変伸びてきたと思います。 クラス担当の先生が私達の家族のようにいつも温かく見守ってくださいました。 日本語の勉強のことだけではなくて、生活の面もいろいろお世話をしてくださいました。 私達はクラス担当の先生のことが大好きで、毎日、先生にプレゼントをお願いしました。 先生は「はい、どうぞ」と言って、いつも素晴らしいプレゼントをくれました。このプレゼントはたくさんの宿題でした。最初はこのプレゼントは嫌でしたが、先生の頑張っている姿を見て、とても感動しました。私達も頑張らなくちゃと思って、一生懸命宿題をしました。大変でしたが、このプレゼントのおかげで、私達は今、みんなの前で自信を持って、発表することができるようになりました。 また、発表のことでみんなが大変緊張した際には、先生は私達をリラックスさせるためにお祭りの踊りまでしてくれました。私達の文法の知識はバラバラでしたが、先生は文法についていつも詳しく説明してくれました。 このセンターはとても温かい所です。私達はセンターのことを自分の家のように感じました。1クラスは、楽しいクラスでした。勉強は大変でしたが、みんなと楽しい雰囲気の中で仲良く勉強できることは本当に幸せだと思います。また、この研修でいろいろな国からの研修生と交流することができて、本当によかったです。皆さんのおかげで7週間の研修を無事に終了することができました。みなさん、本当にありがとうございました。 7週間はとても早く、過ぎました。この研修でいろいろ勉強しましたので、とても充実していました。もうお別れの時間が来てしまいました、「さようなら」と言いたくないですけど。。。
では皆さんお元気で、このセンターでまたいつか会いましょう。


エリヨール マッチャノフさん (ウズベキスタン/タシケント国立東洋学大学)

エリヨール マッチャノフさん みなさん、こんにちは。
ウズベキスタンのエリヨールと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
時間は新幹線の「のぞみ」のようですね。ちょっとだけ目を閉じたら、もう一か月間半すぎました。まず、クラスの代表としてセンターにお礼を申し上げたいと思います。センターのきれいな部屋や教室などで勉強ができるよういろいろと頑張ってくださったスタッフのみなさん、非常に役に立つ授業を教えてくださった先生方に心より感謝いたします。 参加者のみなさんは、ここで日本語教育という山に登って、高いところから周りのきれいな景色を見ましたね。でも、山登りの本当の目的は、きれいな景色を見るためだけでなく、できるだけ高い所に登って、また下に下りて次に登りたい人々のために正しくて分かりやすい道を教えることにあると思います。 最後に、もう一度参加者たちの代表として、心より感謝いたします。本当にお世話になりました。どうも、ありがとうございました。


キム ニピセットさん (カンボジア/王立プノンペン大学)

キム ニピセットさん 皆様、こんにちは。
カンボジアからまいりましたニピセットです。研修の感想を述べさせていただきたいと思います。
あっという間に、7週間の短期研修が過ぎました。短い研修でしたが、いろいろな日本語、教授法、日本文化の授業を受けさせていただいたおかげで、とても充実した毎日でした。そして、東京見学をはじめ、多くの体験をさせていただいたことも、とても楽しかったです。 いろいろな先生方の温かいご指導のおかげで、研修生みんなは日本語の表現力を大変伸ばすことができたと思います。私たちは日本へ来たばかりのとき、なかなか日本人とのコミュニケーションを上手に取ることができませんでした。また、自分が言いたいことが口の中から出にくく、どういうふうに自分を日本語で表現したらいいかわかりませんでした。でも、先生の「あいづち」に関する授業を受けたおかげで、みんなが「うん、うん」とか「そうですか」とか「なるほどね」とか相手の言うことにきちんと返事をして会話が続けられるようになりました。また、他の授業ではグループでテーマを選び、調べた後でプレゼンテーションしなければならかったので、とても苦労しました。しかし、皆で力をあわせ見事にプレゼンテーションができたのは、ご指導のおかげです。 課外では、娯楽室などがあり、勉強のストレスがなくなりました。そして、週末には、いろいろなところへ出かけ、日本の社会や文化など様々な体験をさせていただく機会がありました。国へ帰ったら、ぜひ私たちは学生にこの体験を分かち合いたいと思います。 このプログラムのおかげで、私たちはいろいろな国からの人と友達になって、異文化と接しながら、でも同じ文化の国からのように、本当に平和な「教師界」を作っていました。帰国したら、ここで学んだことと体験したことを生かして、私たちの国と日本の架け橋を強く築きたいと思います。48人の私たちは離れたくないですが、それぞれの国での家族や学生たちが待っていますので国へ帰らなければなりません。この研修のいろいろな思い出は、永遠に忘れられないと思います。心の中に大事にしまっておきます。どうもありがとうございました。


シェキャラビ ゼイナブさん (イラン/テヘラン大学公開講座)

私たちは最初ここに来た時、先生やほかの研修参加者を全く知りませんでした。でも、だんだん親しくなって、色々な活動をして、仲良くなりました。日本語や教授法の授業での様々な活動、教授法の発表会、茶道、書道、歌舞伎など、たくさんの思い出を作りました。私の心には、皆さんの明るい姿がずっと印象に残るだろうと思います。 この1ヶ月半、色々お世話になった先生方とスタッフの皆様にお礼を申し上げます。 そしてビジターセッションで来てくださった高校生の皆さんや私たちを温かく迎えてくださったホストファミリーの皆様にも心からお礼の気持ちを申し上げたいです。このような経験は私たちにとって、きっと、いつまでも貴重な思い出になります。 今、「さようなら」のときがやって来ましたが、私は「さようなら」ではなく、「またきっと一緒にお会いしましょう」という気持ちでいっぱいです。私たちは素晴らしい思い出を持って国へ帰りますが、私たちの心はずっとここにあります。日本でお世話になったすべての方々、本当にどうもありがとうございました。


チャン ゴー ニャチャンさん (ベトナム/ダナン外国語大学)

チャン ゴー ニャチャンさん 皆様、こんにちは。
私はベトナムのニャチャンと申します。本日の修了式に挨拶できることを大変嬉しく思っております。
私は日本へ来るのが初めてでしたので、とても不安でした。けれども、センターに着くとスタッフ全員がとても親切に、また温かく迎えてくださったので、ほっとしました。 私は大学で教師をしていますが、研修の間は学生のように授業を受けたり、宿題や課題をしたりして、学生の気持ちが前よりもよく理解できるようになりました。この研修を通し、日本語、日本語教授法、日本事情、あるいはその他の幅広い知識を習得できました。高校生との交流も楽しかったです。日本の10代の女の子の生活や考えていることなどを知ることができました。センターの駐車場でやった夏祭りの時の阿波踊り、おみこし、さらには、ねぶた祭りや東京湾の花火大会などの体験もできました。すべての研修参加者にとって、この研修は今後の日本語教育に役に立つと思います。 私のクラスは13名11か国の先生で構成されていました。個性的な人、よくしゃべる人、静かな人…いろいろな人がいました。日本のカラスの多さにうんざりした人、セミの鳴き声を録音してFacebookに載せた人、本当に皆性格も好みも別々でしたが、家族のように過ごしました。 それだけではありません、研修中、29か国の先生方と日本語を使って色々な場面で交流することもできたのです。また、韓国の先生方とはいっしょに授業を受けることがありませんでしたが、いろいろな場所やいろいろな機会に交流ができて本当にうれしく思っております。私たちは30か国の先生たちに出会ったわけです。この出会いを大切にして今後は色々な場面でつながっていければと思っています。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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