平成26年度海外日本語教師短期研修(冬期)参加者の声

1クラス
ムルニさん
(ムルニアティ バルス/MURNIATI BARUS/インドネシア/北スマトラ大学)
モニディーパさん
(モニディーパ スリニヴァス/MONIDEEPA SRINIVAS/インド/せんせい日本語アカデミーランゲージ)
サラーさん
(ログイ ラフバリファルド/Roghayeh Rahbarifard/イラン/テヘラン大学)

左からムルニアティ バルス氏、モニディーパ スリニヴァス氏、ログイ ラフバリファルド氏の写真 私たちの研修は14か国から26人いますが、1クラスには8か国8人が集まりました。2か月間勉強したり、宿題をやったり、話したりする中で異文化について数多く学びました。先生がたから熱心に、面白い方法で日本語や日本の文化を教えていただきました。 その中でも一番面白いと思ったのはスピーチをしたことです。まず、スピーチのテーマを決めて、作文を書いて、スピーチをしなければなりません。スピーチをしていたとき、ビデオをとられたので、とても緊張しましたが、スピーチが終わるとほっとしました。とても印象に残ったので最後の発表会でもこのグループになって、「発表の仕方」というテーマで行いました。授業を受けて、それを国でやってみるとしたら、どのようにやるといいのかをみんなで考えて発表をしました。私たちにとって大きなチャレンジだったと思います。 先生方のおかげでいろいろなことを習いました。いつも夜遅くまで心をこめて、私たちに教えるために準備をしてくださいました。私たちは日本語の新しい使い方、文法の使い方、作文の書き方について知識を得ました。とてもむずかしい文法のクラスもどうやって面白くできるかを教えていただきました。
そして勉強だけでなく日本の色々な文化を学びました。文化のクラスで行ったものは今までどれも経験したことがありませんでした。自分で凧と獅子頭を作り、和太鼓をたたき、俳句を書いたことはどれもとてもいい勉強になったと思います。また、楽しい東京旅行、高校訪問、歌舞伎を見学できて、幸せいっぱいです。ホームステイに行って、日本人と一緒に時間を過ごせてとても楽しかったです。
私たちは帰国してから習ったことを生かして楽しいクラスづくりをしたいと思います。このセンターはいろいろな国の先生をつなぐ場所です。色々な国から来た参加者ばかりなのに日本語が共通語ということはとても面白いです。 私達はこのセンターで日本語を通して平和を世界中に普及します。これは本当によいことだと思います。このセンターは日本語の教育のセンターだけではなく、大きな責任を持った大切な場所になっていると思います。皆さん、そう思いませんか。
この2カ月本当にありがとうございました。また5年あとここで会いましょう。1クラスの皆さんは2クラスになって会いましょう。


2クラス
アンナさん
(レレンコワ アンナ ヴィクトロフナ/LELENKOVA, Anna Viktorovna/ロシア/サンクト・ペテルブルグ国立総合大学)

レレンコワ アンナ ヴィクトロフナ氏の写真 2014年の冬短期プログラムの2ヶ月はあっという間にたってしまいました。本当に残念です。 この2ヶ月で私たちの2クラスだけではなく、3つのクラスの研修参加者は皆家族になって、勉強したり、旅行に行ったり、朝、昼、晩ご飯を食べながらいろいろなテーマについて話したり、困った時にお互いに助けあったりして素晴らしい時間をすごしました。さらに、日本語を通じて、他の国の研修参加者に自分の国にある習慣や文化の特徴などを話すことが出来るのは文化交流のプログラムの大切な目的の一つでした。 授業の時、日本語文法や会話などにつていろいろな問題を考えたり、現代の日本事情についてグループで発表を作ったりして、研修参加者が自分の日本語能力も改善するいい機会をいただいたと思っております。 帰国後は、こちらセンターの先生方に教えていただいたJF日本語教育スタンダードに基づいて自分の授業を改善し、さらに日本の文化紹介にも力を入れていきたいです。 最後に、2ヶ月にわたって、私たちを見守って下さった皆様に心から感謝を申し上げます。


3クラス
リュドミラさん
(ヴァシリエヴァ リュドミラ/VASILEVA, Liudmila/ロシア/モスクワ国立総合大学)

ヴァシリエヴァ リュドミラ氏の写真 約2か月前、14か国から国際交流基金日本語国際センターに参りました私たちは、自分の国では日本語を教えている先生なのに、ここで再び「学習者」になり、特にプレースメントテストの前には、大分前に忘れてしまったドキドキする気持ちと緊張を思い出させていただきました。 そして、プレースメントテストの結果、一番上のクラスに入ったと分かった時も、いろいろ心配していました。クラスメートは皆偉そうに見える先生ばかりで、まじめで厳しく見える男性の先生方も含め、仲良く勉強が出来るかどうか、お互いの顔を見ながら悩んでいました。 しかし、最初のアイスブレイキング活動と自己紹介の授業からそのお互いの厳しいイメージが変わり始め、緊張もすっかり消えてしまいました。そして、3クラスで総合日本語と文法を教えて下さいました先生方の親切さや私たちの希望とニーズに合わせた教え方のおかげで、毎日、授業を楽しく過ごせました。先生方は授業の時に私たちの発表や会話を微笑みの表情で聞いてくださり、皆を笑わせる冗談を交えながら極めて大事なことを教えてくださいました。また、環境のような社会問題に関するディスカッションも積極的にさせ、一方、私たちのそれぞれの母語の文法の非常に細かい本質までも考えさせてくださいました先生方、ありがとうございました。 また、JFスタンダードやCan-Doをはじめ、教授法をとても分かりやすく詳細まで教えて下さいましたセンターのすべての先生方に誠に感謝しております。日本の文化や最新事情を興味深く紹介して下さいました先生方にも心より感謝の意を表させていただきます。 そして、毎日私たちの日常生活で安定した支えになって下さいました日本語国際センターのスタッフの皆様にも心を込めて御礼申し上げます。 最後になりましたが、日本語国際センター所長や先生方、そして研修に参加した皆様全員のご健康やご活躍をお祈りしています。


3クラス
アルンさん
(アルン シャム/Arun, Shyam/インド/英語・外国語大学)

アルン シャム氏の写真 この2ヶ月あっという間に過ぎてしまいました。みなさんのおかげで、充実した研修生活を満喫することができました。ご慈愛深く指導してくださった先生方、家庭に温かく迎えてくださったホストファミリーのみなさま、日本文化を茶道を通して紹介してくださったお茶の先生、餅つきなどのイベントを催してしてくださった地域のみなさま、日本の学生と触れ合う機会を作ってくださった坂戸高校の先生方、プロジェクトワークで共に笑い合い共に励まし合った大学生ボランティアたち、滞在中お世話になったセンターのスタッフの皆様、瞬く間に過ぎた日々、皆様から受けたご恩と、今後への期待を今ずっしりと背中に感じています。人生は一期一会と言いますが、みなさんと過ごせた時間、その一つ一つの思い出を大事に私たちの国に持って帰りたいと思います。 ありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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