平成27年度海外日本語教師短期研修(夏期) 参加者の声

参加者の声

(修了式・歓送会での、ご本人による日本語のスピーチから一部を抜粋しました)

日本文化授業:「書道」の写真
日本文化授業:「書道」

アロさん
(アロ カルヤティ/ALO KARYATI/インドネシア/パクアン大学)

アロ カルヤティさんの写真 今回の夏の研修で日本語国際センターの皆さんのおかげで、貴重な体験ができました。先生方をはじめ、事務所・管理室・食堂・図書館の方々のご協力があったからこそ私たちは、このような素晴らしい体験ができたと思っています。この場を借りて、皆さまに深く感謝いたします。 今回の夏短のプログラムは、ほぼ2ヶ月でしたが、「総合日本語」・「日本語文法」・「日本語の教授法」に関して、先生方から色々な貴重な講義を受けました。また、これらの授業に関連して、宿題をしたり、グループで発表したりロールプレイをしたりして、全体的に日本語の能力がレベルアップしてきたと思います。特に、研修の間に日本語で話さなければいけない環境に恵まれて、私たちの日本語の会話能力が前に比べて、高くなってきたと思いますし、自分たちの日本語能力に自信を持つようになったと思います。考えてみれば、私たち外国人は、みんな母語がそれぞれ違っているのに、日本語でコミュニケーションしているのがとても面白いと思います。今回の研修で習ったことを帰国した後、日本語の授業で生かしたいと思っています。 一方、今回のプログラムで勉強になったのは、日本語だけではありませんでした。日本の素敵な文化についても色々な体験や勉強をしてきました。ゆかた着付け、朗読・紙芝居・語り、書道ワークショップ、茶道デモンストレーション、歌舞伎鑑賞、日本の高校生・大学生との文化交流などとても充実したプログラムだったと思います。皆さんのおかげで日本文化について学んだ内容を私たちは帰国後、ぜひ国の学生などに伝えて、日本とそれぞれの国の架け橋になればと思っています。


マキさん
(コヒレイゼ マリアミ/KOKHREIDZE MARIAM/ジョージア/トビリシ自由大学)

コヒレイゼ マリアミさんの写真 この2ヶ月、毎日、毎日とても面白くて、たくさん新しい発見がありました。たくさん友達もできて、いい思い出になりました。先生方いろいろお世話になりました。受付、図書館、食堂の皆様もご協力いただきありがとうございました。 所沢高校の高校生と大学生の異文化理解ワークショップはとても面白かったです。日本の文化に関するいろいろなプロジェクトワークに参加できて幸せです。
いろいろな国、いろいろな言語で話す人々が集まっているのですが、共通点が美しい日本語であるということはとても印象的です。私がプログラムに申し込んだのは、日本と、日本語のことをもっと調べたかったからです。この素晴らしい景色をもう一回見ることができると思っていませんでした。8年前に日本に来たときと今回を比べて、日本のことがもっと分かるようになりました。心から感謝しております。
私たちはこれから、一緒に、いろんなことにチャレンジしていきましょう。


ナターシャさん
(トラザーノヴァ ナターリア/TRAZANOVA NATALIA/ロシア/モスクワ国立言語大学付属ユーラシア言語大学)

トラザーノヴァ ナターリアさんの写真 2ヶ月前の7月7日に、21か国の日本語の先生がこのプログラムのおかげで集まりました。このセンターに着いたのは七夕の日でした。その日、自分の願いを書いてセンターのロビーにあった七夕の笹に付けたことを覚えていますか。あれからもう2か月がたちました。本当にあっという間に感じられました。 この研修の授業や文化体験は自分の知識を増やすために有益で忘れられない経験になりました。教授法の授業で先生方から有意義で使いやすい教授法を教えていただいて、大変勉強になりました。帰国したら自分の授業に役に立つと思います。 日本の伝統的な文化に触れて、本当に感動しました。歌舞伎の俳優の動きや茶道の落ちついた雰囲気や書道パフォーマンスの楽しさはいい思い出だけでなく、あとで使えるようになりました。中でも一番印象に残ったのは、書道と朗読です。朗読では、まるで子供のように昔話を聞きました。書道の授業の時にグループで大きい筆で、夏の気持ちを表す漢字を書きました。それは本当に楽しかったです。ホームステイも日本の文化や日本語や日常生活がもっと深くわかるチャンスだったと思います。受け入れ家庭にも感謝の気持ちを表したいと思います。 センターは私たちのもうひとつの家になりました。このセンターに勤めているスタッフのみなさんのおかげで私たちの生活は楽になりました。ありがとうございました。44人の研修参加者は、今では家族のように見えます。色々な国の人と仲良くして、貴重な経験の共有だけでなく、心と心の関係が築けたと思います。私たちは縁がありますから、帰国した後もまた会える機会があると信じています。 ありがとうございました。


ワナさん
(ドラガン ベロニカ ワナ/DRAGAN VERONICA OANA/ルーマニア/日本語未来センター)

ドラガン ベロニカ ワナさんの写真 約2ヶ月間の長いようで、あっという間の研修でしたが、学ぶことがとても多く、とても貴重で、それらを指導してくださった4クラスの担任である木田先生をはじめ、センターの先生方に、心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 思い起こせば、この2ヶ月の研修生活で、浴衣着付け、茶道、紙芝居の伝統の日本も、高校生、大学生との交流、教授法のJFスタンダードなどのモダンアプローチの日本・日本語も味わうことができ、お土産話で心がパンパンです。 4クラスでは、地球温暖化について作文をまじめに3回も編集したり、一緒に若者言葉、流行語、スラングの語彙マップを作ったり、【漢字、言いさし、フィラー、ディクトグロス、カタルタ、評価、日本語を通して自分を理解しよう】というテーマの発表をしたりして、効果的に過ごすことができたのは、12名のクラスメートのおかげだと思っています。これから、私たちの道は離れ離れになりますが、この2ヶ月は、人生に一度しかない思い出になり、私たちの心の1ページにしっかりと刻まれています。11か国、12名の国際的な友人ネットワークもでき、いつかまたこの日本語教師の世界の中で再会できることを心から望んでおります。


ルネイさん
(パスコウスキ ルネイ/PACZKOWSKI RENEE/米国/カス工業高校)

パスコウスキ ルネイさんの写真 2ヶ月という短い間でしたが、このセンターで授業を受けたり日本文化を体験したりすることができ、本当に楽しかったです。 ホストファミリーのみなさん、私たちを暖かく受け入れ、素敵な経験をさせてくださり、ありがとうございます。2日間は本当に素晴らしい経験でした。
プロジェクトワークに協力してくださった大学生のみなさん、ありがとうございました。みなさんのおかげで、たくさんの発見がありました。
所沢高校のみなさんにもお礼を申し上げます。おかげで異文化理解ワークショップは大成功でした。一緒に頑張ってくれた高校生にも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
みなさん、来日した7月7日のことを思い出すと、緊張や不安な気持ちがたくさんありましたね。私は、自分の言いたいことや伝えたいことがちゃんと伝えられるかどうか、自分の日本語のレベルが足りなかったらどうしようかという不安がありました。そして、お互いの文化を理解しあえるかどうか… 不安がたくさんでした。でも、どんなことがあっても、絶対に共通点があると思いました。それは、心から日本や日本語が大好きだということです。ですから、友達になれるし、楽しい時間を過ごすこともできるし、絶対にうまくいくと信じていました。実際、その通りでした! 日本語国際センターで一緒に色々な経験をしました。総合日本語の授業でお互いの日本語能力を高めたり、文化や教授法の授業で教師として学生たちのために新しい方法を身につけたりしました。最後の発表は、この2ヶ月のまとめになり、いい勉強になりました。発表の時、教授法で勉強したことを中心に、AコースとBコースのみなさんが別のクラスで勉強したことを見ることができ、最高でした。私も、発表で学んだことをアメリカで同僚の先生方に見せたいです。 歌舞伎や茶道やホームステイなど、様々な文化体験で、日本の日常生活や伝統的な技術を味わうことができました。浴衣体験の、みなさんの素敵な浴衣姿や、書道ワークショップで文字を書いたうちわは素晴らしかったです!
夏短(「海外日本語教師短期研修(夏期)」のこと)の始まりとき、授業で川柳を紹介してもらいました。最後も、同じように川柳2つで締めたいと思います。
仲間作り
ジャンケンポンで
大成功
冷房の
温度を上げる
夏短ね
おそまつでした。どうもありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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