平成28年度 海外日本語教師短期研修(夏期) 参加者の声

参加者の声

(修了式・歓送会での、ご本人による日本語のスピーチから一部を抜粋しました)

修了式の日の集合写真
修了式の日に

1クラス
アレクサンドラさん(アブレウ アレクサンドラ/ABREU, ALEXANDRA/ドミニカ共和国/日本・ドミニカ文化センター)

アレクサンドラさんの写真 日本の政府と国際交流基金に感謝の言葉を言いたいです。私はこのプログラムのおかげで充実した時間を過ごすことができました。ドミニカ共和国からの参加者はひとりだけだったので、初めはとても心配でしたが、先生方や、スタッフの皆さん、夏短期の研修参加者の皆さんが家族のように接してくれたので、いつも温かい気持ちがありました。それに、1クラスの皆さんはいつも笑顔で、おもしろいことを言いました。本当にありがとうございました。 2ヶ月は早かったですが、様々な新しい経験がありました。毎日新しいことに気づきました。そして、新しい語彙が増えました。それにだんだん日本語の発音もよくなりました。とくに、発表の能力がアップしたと思います。例えば、発表のときみんなはそわそわしていましたけど、最後の発表ではちょっとちがいました。もちろん、そわそわしていましたが自信がありました。先生方のおかげで、2ヶ月前の自分と比べると今の自分はとても成長したと思います。 研修がおわって、残念ですが、今私たちはたくさんの経験を持っています。私は国へ帰ったら、ぜひ自分の日本語の授業にこのプログラムで学んだことを活かしたいです。私が日本で経験したことを伝えたら、私の生徒たちはもっと、本当の日本のことを知って、日本に興味を持つと思います。私は今、自信をもって、日本のことを学生に伝えられます。 機会があったら、またいつか日本で皆さんとお会いしたいです。本当にありがとうございました。


2クラス
モンセさん(アルバロ モンセラット/ALVARO, MONTSERRAT/スペイン/ICEX-CECO 経済学・商学研究センター)

モンセさんの写真 みなさん、2ヶ月お疲れ様でした。
JFの先生方、本当にお世話になりました。
進路の相談や勉強のアドバイス毎日の授業で熱心に指導してくれるJFの先生たちのおかげでこの2ヶ月とても有意義に過ごすことができました。
毎日の授業は楽しかったですが、月曜日の朝、みながちょっと眠くて大変でした。
特に朝早くのシャドーイングとJFの先生たちの好きなポートフォリオです。
この2ヶ月、みんなとても素敵なグループになりました。
いつもおたがいに 助けたり、応援しあったりして、毎日がんばりました。
この素晴らしい経験を心の中に持って帰って、また近い将来にぜひ同じところ、同じ時期に会いましょう。
JFの先生たちは勉強だけではなく、人として生きていくうえでとても大切なことを教えてくださいました。
JFの先生の皆が授業の中だけではなく心を込めて個人的な経験について話していただいて、 日本人の生活と心を分かるようになりました。
思い出すことは、わたしたちがもっと知りたいときにJFの先生たちが説明だけではなくて、教材も紹介をしてくださったことです、とても助かりました。
私たち、2クラスのみんなはそれぞれ、文法に興味があったり、発音に興味があったり、会話に興味があったり、いろいろでした。
でも、先生がたは、どんなことでも私たちの興味に答えて、適切な指導をしてくれました。
ここでお別れになるのは本当に残念ですが、これから気持ちを新たに残された時間を 精一杯楽しみたいと思っております。
先生たちも私たちのことを忘れずにこれからも人生を楽しく過ごして下さい。
またどこかで絶対お目にかかりたいと思っております。


3クラス
クリスティンさん(ウィンゲート クリスティン/WINGATE, KRISTIN/米国/クランフォード公立学校)

クリスティンさんの写真 この2ヶ月、時間がはやく経ってしまいましたけど、短期研修の皆さんは家族のようになりました。様々なことと一緒に体験することができました:日帰り旅行、冒険、発表、勉強会など。本当にこの2ヶ月は一期一会(いちごいちえ)です。
それぞれの国から来た先生方のおかげで、私は世界に関することが勉強になりました。
3クラスに関して、毎日は楽しい時間が過ごせました。
このセンターの先生方のおかげで、たくさん習いました。高先生の口ぐせを引用すると、もう私たちは「鬼に金棒」です。
3クラスの皆さんは楽しい記憶がたくさん作られました。特に、先生方と3クラスの皆様、素晴らしい思い出をありがとうございます。
そして、このセンターの皆様にお礼を申しあげます。有意義な経験をさせていただいてどうもありがとうございました。書道、茶道、朗読で日本文化の知識をもっと深く習えました。歌舞伎と学校訪問も楽しめました。
最後に、先生方と短期研修の皆様、一緒に一生懸命日本語を勉強したり、いつもお互いを応援したりしていただいてありがとうございました。この夏はいつまでも忘れられないでしょう。帰国してから、いつかこの夏をふり返ったら、間違いなく私は嬉しく思い出せます。
8週間だけでしたが、お名残り惜しく思っております。しかし、いつか米国へいらっしゃったら、ぜひ私にご連絡ください。世界中でどこでも、また会えますように。
ありがとうございました。


4クラス
ファリドさん(ファリド アドリ/FARID ADLI/インドネシア/ジャカルタ日本文化センター(EPA特別枠))

ファリドさんの写真 西原所長をはじめ、先生方、それからこの短期研修を支えてくださった皆様のおかげで、貴重な体験ができました。心からお礼を申し上げたいと思います。
約2ヶ月間の研修では、日本語の能力を上達させる「総合日本語の授業」、教え方を工夫する「教授法の授業」、文化知識を伸ばす「茶道、朗読、紙芝居、浴衣着付け、高校生との交流」などのような充実したプログラムが体験できました。これらを自分たちの国に持ち帰り、日本語の授業に生かしたいと思います。
授業を振り返ってみますと、4クラスのメンバーで一体感がたっぷり感じられたときは総合日本語を勉強するときでした。はじめに、いくつかのテーマが与えられて、そのテーマから作文を書く、グループあるいはペアで話し合う、意見を述べる、メリットとデメリットをまとめる、発言権をとる、いろんなアドバイスするための表現を学ぶ、といったクラス活動が体験できました。日本語が上達できたなあと私たちは思いました。こういうやりとりの活動をやるとき、恥ずかしくて間違った文章を言ってしまったり、緊張して、意見を述べられなくなったりすることがありましたけれども、みんな、B2レベルを目指してやる気が強く、そして相手に負けないというような気持ちがあったため、自分の力の限り頑張って取り組んだと思いました。 最後に、いつまでも私たちのことを忘れないでいただけると嬉しいです。
いつも私たちの意見や感想などを我慢強く聞いてくださった先生がた、私たちもいつまでも忘れません。
いつも私たちの発表を指導してくださったり、応援してくださったりした先生方、改めまして、皆様に、心から、ありがとうございました。


5クラス
サマルさん(カディコヴァ サマル/KADIKOVA, SAMAL/カザフスタン/アル・ファラビカザフ国立大学)

サマルさんの写真 今年の4月、この研修を受けることが決まったときから、みなさんは学校でのお仕事やドキドキしながら日本へ行く準備でお忙しかったことでしょう。いろいろ心配もあったのではないかと思います。
でも、周りが緑がいっぱいで、建物がとてもきれいな日本語国際センターに着いて、とても優しい51人の友だちを見て、安心したことでしょう。
センターでの勉強はテストから始まりました。その結果12人が5クラスになりました。みんなそれぞれ特徴がある面白い人たちです。
5クラスで教えていた先生方は授業中いつも5クラスは「安定したB2、C1レベルをめざすクラスだからこそ」と言って、いつもおもしろくて、内容が深い、時間をかけてよく考えないと完成できない宿題を与えていました。それは日本語教師の仕事で本当に役に立つ宝物でした。
総合日本語の授業で、私たちは、たくさんのプレゼンテーションをしました。
一番最初の宿題は、「読み手が見たくなる教室で見た映画の映画評を書くこと」でした。最初は「難しいな」と思いながら完成しました。その次は、プレゼンテーションの準備が始まりました。たぶん、自分の国について深く考え、相手の心を動かすプレゼンテーションを作るのは一番難しい課題だったと思います。
教授法では、グループ発表がありました。最後に2か月のまとめになった、教授法の先生方のとてもいい指導のおかげでみんな研修で習ったことを中心に授業を楽しくて、効果的にするいろいろな方法を身につけて、素晴らしいポスター発表ができたと思います。
文化プロジェクトワークもありました。ボランティアの方々のおかげで日本人もふつう日常生活で気づかないいろいろなことを調べたり、見つけたりして、楽しかったです。学校訪問の時日本の若者のいろいろなことに関する意見や見方を聞けて、ふつう、それができないいい機会でした。
私たちの研修は勉強や文化体験以外にもたくさん仲間を作るまでにいろいろ工夫した内容はとても豊かで、何でも細かいことまで考えてくださって、最高でした。図書館スタッフの皆様、茶道や着物の先生方、所沢高校の先生方、ホームステイをさせてくれたホストファミリーの皆様に本当にお世話になり、いろいろ勉強になりました。
2ケ月間いろいろな楽しいことを一緒に乗り越え、5クラスのメンバーはそれぞれ皆が性格も文化もばらばらの人なのに、ここに来て日本語や日本への興味のおかげで一つの家族のように親しくなりました。これから帰国して、離れてしまいますが、「日本語の世界は狭い」といっていますので、またいつか、どこかで会えると祈っております。
今はふりかえってみたら、2ケ月は本当にあっという間でした。このような機会を与えてくださった、所長をはじめ、先生方、スタッフの皆様に本当に心から感謝しております。
皆さん、これからも、この研修を通して得た知識や頭の中にしまっている宝物を生かして、世界に日本語や日本文化を広げ、立派な日本語教師になるように頑張りましょう。


5クラス
カクさん(郭 獻尹/KUO, HSIEN-YIN/台湾/東呉大学)

カクさんの写真 今回の研修では、私はたくさんの新しい体験をしました。研修参加者の皆さんもきっと私と同じように感じていると思います。初めての海外研修で、色々な国の先生方と出会い、またたくさんの新しいことを学ぶことができ、本当に良かったと思っています。私たちは、国際交流基金の日本語国際センターにおいて、「日本語」や「教授法」の勉強だけではなく、日本人ボランティアの皆さんやホームステイでお世話になった皆さまのおかげで、生の「日本文化」も味わうことができました。また、「日本」という素晴らしい国を理解することを通じて、改めて自国や他国の素晴らしさも認識できました。このような「異文化理解」を通して、国が異なる日本語教師が繋がり、初めて世界が1つの家族のようになったと実感しました。 私はこの2か月間、とても充実した日々を過ごして参りました。来日する前は、他国の先生に日本語が通じなければ、英語の下手な私はどうコミュニケーションすればいいかと心配しておりました。また、カルチャーショックに陥ったら、どう解決したらいいかと不安でした。幸い、私たちを指導してくださった先生方やスタッフの皆さま、また研修参加者の皆さんは大変優しい方ばかりで助かりました。プロジェクトワークと教授法の発表で、皆と一緒に課題をやって、より仲がよくなりました。このように、異文化を背負いながらも、皆で助け合いながら生活をしていくのは大切だと思います。 最後に、この場をお借りして、先生方、スタッフの皆さま、ボランティアとホームステイを引き受けてくださった皆さまに感謝の言葉を捧げたいと思います。この歓送会が終わってから、明日自分の国に戻る方もいますし、地方研修に行く方もいます。皆がバラバラになっても、このセンターでの良い思い出を忘れずに、また学んだものを教育現場で生かしつつ、より素晴らしい日本語教師を目指していきましょう。
本当に皆さま、ありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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