海外日本語教師の養成・研修

平成29(2017)年度大韓民国中等教育日本語教師研修

研修参加者の声

※平成29年度研修は36名が参加しました。
(実施期間:2017年7月18日~2017年8月16日)
(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

リニア・鉄道館での集合写真
集合写真 リニア・鉄道館にて

ペ ジニさん(裵珍嬉さん/BAE JINHEE/道峰高等学校(ソウル))/団長)

ペ ジニさんの写真 1ヶ月間お世話になりました。センターに着いて歓迎していただいたことがまるで昨日のように思われます。
成田に着いてぱっと気がついたのはほぼ20年ぶりに聞こえる生の日本語でした。ああ~やわらかい日本語、なつかしいなと感じました。天気もあんまり暑くなかったし明るい雰囲気で、日本から歓迎していただく気持ちでした。センターでの生活は最初は少し緊張していましたが、やさしい先生たちと過ごしながらだんだん慣れていきました。
そのため研修が満足に終わり、とても嬉しいです。
私たちがいっしょに 授業で同じ悩みと問題について考え、どうすればいい授業ができるかを工夫して行きながら問題が解決出来たと思います。そして隣の先生が頑張っている姿を見ながら私ももっとがんばりたいと思うよい刺激も受けました。
また、もう一つよかったのはやはりセンターからのサポートでした。私たちが必要とする情報と講義はとても役に立ちました。明瞭で分かりやすい説明で話していただき、さすが先生だなあと思いました。
最後になりますが、いろいろな文化体験と個人の経験でより豊かな研修になったと言えます。あっちこっちうろうろ周りながら出会った日本人のやさしさと笑顔はとても印象深かったです。綺麗な国、いい自然環境とシステム、地震だけなければ完璧だなと思いました。
私たちみんな健康で無事に研修を終えたのはみなさんのおかげです。所長さんを始め、関係者みなさんに心から感謝しております。
ところが、一つ不満があります。それはスイーツの天国である日本にいる間、太ってしまったことです。太るのは一瞬、減らすのは一生。悩んでいます。
馬鹿なことまで言いました。この辺で感謝の言葉を終わらせていただきたいと思います。
みなさん、本当にありがとうございました。


1クラス
チョン ボンジャさん((鄭奉子さん/JEONG BONGJA/栗面高等学校(京畿道))

チョン ボンジャさんの写真 1クラスのチョン・ボンジャと申します。
それぞれの教室での悩みを解決するために教授法グループを作ったものの、どのように授業を構成していけばいいか分からなくて、最初のころには皆少し迷っていました。でも、苦心の末にテーマが決まり遂行の計画を立てて、いっしょに地方の名所を歩きながら資料を集めたり、写真を撮ったりしているうちに段々発表のときの授業の姿が見えてきました。折り紙、うちわ、ビンゴ表、メニューの出し方等を準備するときは、和気藹々とした雰囲気のなかでみんなが協力し合いながら発表のポスター作りに集中しました。
かなりの負担であった教授法の発表が終り、参加者の先生たちはほっとした気分とともに成し遂げたことへの達成感を感じました。大人にも成功に対する達成感は必要だと再び実感する瞬間でした。
振り返ってみるとこの1ヶ月、アッと言うまでしたね。飛行機に乗ったことがまるで昨日のことのようです。でも、今わたしの頭の中を横切っている数多い出来事は、短いながらもとても充実した1ヶ月であったことの証のように思えます。
ARCSモデルによる授業の分析を通して、今まで自分の授業はどのようなことに欠けていたか、それをどのように補うといいかもわかるようになりました。授業の最初の動機付けのあとの授業をどうすれば生き生きとした雰囲気でやっていけるかを悩んでいた私にとってはとても有意義でした。
文化をどう教えるべきかを教えた3つのP, まさに印象的で教授法の発表のときみんなが使っていましたね。文化を取り入れた授業のとき、わたしも必ず学んだとおりに実践してみたいと思います。
名古屋旅行での地方文化の理解もとてもおもしろかったです。名古屋独特の方言、結婚式の様子など、名古屋に行ったからこそ興味深い経験ができました。
そのほかにもいろいろな授業や生け花、折り紙などの文化体験、ビジターセッション、高校生との触れ合いも忘れられないことです。特に色々な授業の場面で大活躍した高校生たちにとても感謝しています。
いい環境で生活ができるように気を配ってくださったセンターのみなさま、私たちが楽しくて役に立つ授業ができるよう、様々な授業を取り入れてくださったセンターの先生がた、誠にありがとうございました。みなさまのおかげでとても心があたたまる一ヶ月でした。
様子は変わらないけれど、私たちはもう1ヶ月前の私たちじゃないですね。このセンターでの1ヶ月の経験を胸に国に帰ってから周りのみんなに愛される先生になれるよう、お互いに頑張りましょう。
ありがとうございました。


2クラス
クック ジュンソクさん(鞠重錫さん/KOOK JOONGSUK/漢光高等学校(ソウル))

クック ジュンソクさんの写真 こんにちは。2クラスのやますきと申します。
やますきはニックネームですけど、このセンターの先生と韓国の先生たちにはそう覚えられるかも知れませんね。
私、16年前に約2ヶ月間このセンターで研修を受けました。
その時の経験で私は日本語教師として第二の人生をあけることができた大切な研修でした。
今度も自分の授業を変えたいという気持で勇気を出して来日しましたが、10年以上日本語で話し合ったことがありませんでしたので今回の研修は思ったよりつらいこともありました。
でも、いろんな授業と他の先生の授業方法を見て本当に勉強になりました。
日本の文化、日本語、教授法などの授業は、自分の授業ですぐ使えそうな情報や授業計画の方法をたくさん学ぶことができてすごくよかったです。本当に感謝します。
週末には仲のいい先生たちと日光、鎌倉、箱根などに旅行に行きました。
旅行先でたくさんの写真を撮ったし、いろいろな資料を集めて、国へ帰ったら授業中に生徒に見せながら動機付けにしようと思っています。
もう秋です。むし暑かった真夏に来て、朝夕に涼しい風が吹く秋になって帰ります。
別れの感じと秋の雰囲気とは何か似ているんでしょう。
私たちは一ヶ月間一緒に生活しましたが、明日は帰国して自分の学校で一人の日本語の教師として勤めることになります。
頑張りましょう。一ヶ月間お世話になりました。
楽しい経験ができるように施設や授業に工夫されて研修計画をたててやってくださったセンターの所長、またはスタッフの方々、ありがとうございました。
そして、先生方、まことにありがとうございました。
長い間、忘れられない思い出に記憶しておきます。


3クラス
クォン ヨンヒさん(権玲熙さん/KWON YOUNGHEE/渼沙高等学校(京畿道))

クォン ヨンヒさんの写真 3クラスのクォン・ヨンヒと申します。日本での留学や語学研修の経験が一度もなかったので日本語で発表することに自信のなかった私が、今日のような重要な挨拶のためクラスの代表として発表をすることに決心したのは、自分も一人の教師なので先生の気持が良く解るからです。はじめから一人で何でも出来て心配の要らない上手な生徒より、非力で一番心配だった生徒が全力を尽して成長していくことを見るのが教師としてのやりがいのあることではないかと思われて、恥ずかしくてもこのように勇気を出したのです。どうぞ宜しくお願い致します。それでは、これから1ヶ月間の研修に関した私の感想について発表させて頂きたいと思います。
「子供に船を作らせたいなら船の作り方を教える前に海への憧れを持たせなさい。そうすれば自ら船を作る方法を探すようになります。」私はサンテグジュぺリの「星の王子様」という本のこの文が大好きです。生徒たちに日本語を教える時も日本語の文法や理論的な知識を詳しく上手に教えることより、日本に対する憧れや興味、関心などを伸ばすと「面白そうだから一度勉強してみたい。」、「やれば私もできそう。」、「やりがいがありそう。」という学習意欲を持つようになると思っております。そしてそれこそ一番重要だと信じて今まで中学校や高校の授業で日本文化に関した多様な授業活動をしてまいりました。それで、今回の研修で「ARCSモデル」を用いた「学習者の動機付け」について他の先生たちと話し合ったり、文化を教えることの意味を考えながら「三つのP」を適用した具体的な教え方を実例を通じて習ったりする機会がありまして、私にとって本当に重要な勉強の機会になり、大切な経験になりました。
今回の研修を通じてたくさんの教育資料や教え方などの情報が得られまして、本当に役に立ちましたが、その上、いつも研修参加者の面倒を見てくださった担任の先生方からの惜しみない応援のおかげでもっともっと頑張ることができました。今後学校に戻ると、今回習った内容を十分活用して、日本語教育の活性化のために微力ながらも力を尽くしたいと思っております。そして研修の間頂きました深い配慮の気持を自分の生徒たちにも伝えるように努力しながら、私もセンターの先生方のような暖かいサポーターになってあげたいと思っております。
この1ヶ月の間、日本語国際センターの皆様のおかげで日本語の教師としての成長に意味のあるすごく貴重な時間を過ごすことができました。いろいろお世話になりまして、誠にありがとうございました。大韓民国の36名の教師はこの夏「一緒」だった瞬間「一生」忘れません。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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