ミャンマー国立交響楽団・邦楽奏者によるコンサート
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、ヤンゴン日本文化センターの開設記念事業として、邦楽奏者(尺八、箏、三味線、太鼓)4名とミャンマー国立交響楽団によるコンサートを、ヤンゴン及び首都のネーピードーで実施します。
国際交流基金がこれまでに日本より音楽家を指導者として派遣する等の支援を実施してきたミャンマー国立交響楽団は、アジア欧州会合(ASEM)外相会議の際に行われたガラディナーでの演奏(指揮は山本祐ノ介氏)をはじめ、国営放送でコンサートが生中継されるなど、近年注目を集めています。また各邦楽奏者は、伝統芸能の継承者として国内外より高い評価を得ている一方、様々なジャンルのアーティストと共演するなど、古典から現代音楽まで幅広い分野を行き来し、和楽器の新たな可能性を広げています。本公演では多彩な楽曲に親しむ両国の音楽家がクラシックのレパートリーに加え、日本及びミャンマーの曲を織り交ぜた演奏を行います。
また邦楽奏者は、国際交流基金ヤンゴン日本文化センター開設記念式典において演奏を披露します。
本事業を通じ、ミャンマーにおける日本文化への関心・理解が深まることを目指します。
開催日程(ミャンマー)
日時 | 都市 | 会場 |
---|---|---|
1月18日(金曜日) | ヤンゴン | 国立劇場(公演) |
1月23日(水曜日) | ネーピードー | 国際会議場(公演) |
1月24日(木曜日) | ヤンゴン | ヤンゴン日本文化センター新事務所 (記念式典・ミニコンサート) |
主催:独立行政法人国際交流基金
共催:在ミャンマー日本国大使館、株式会社オズ・ミュージック
プロフィール
黒田 鈴尊(くろだ れいそん)/尺八
photo by Ayane Shindo
人間国宝・二代青木鈴慕、三代青木鈴慕に師事。東京藝術大学大学院卒業。国際尺八コンクール2018inロンドン優勝。利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞受賞。NHK Eテレ『にっぽんの芸能』出演。国際現代音楽祭ARS MUSICAにて武満徹『November Steps』や新作尺八協奏曲を演奏。毎年の独演会や、数多くの委嘱、献呈される新作を通じて、尺八の今とこれからの無限の可能性を追求している。CDやTV、ラジオ放送などにも音源提供多数。アンサンブル室町、邦楽四重奏団メンバー。
安嶋 三保子(あじま みほこ)/箏
4歳より箏、12歳より三絃を深海さとみに師事。東京藝術大学邦楽科生田流箏曲専攻卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。宮城道雄記念コンクールにて児童部第1位、一般部第1位受賞。長谷検校記念くまもと全国邦楽コンクール優秀賞、賢順記念くるめ箏曲祭全国箏曲コンクール奨励賞、利根英法記念邦楽コンクール奨励賞を受賞。国内外のコンサートやメディアに多数出演、舞台音楽等の作曲や編曲、録音も行い、サントリー“ROKU”(ジン)のウェブCMでは使用曲の作曲、出演をしており、世界配信されている。
インスタグラム https://www.instagram.com/suntory_rokugin/p/BioZpRHgK8N/
大嶋 礼子(おおしま れいこ)/三味線
東京藝術大学邦楽科生田流箏曲専攻卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。全国高校生邦楽コンクールにて優秀賞、リスナー賞受賞。大学在学中に常英賞、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞受賞、大学院でアカンサス音楽賞受賞。同大学にて3年間、非常勤講師(助手)を務める。和楽器アンサンブル真秀を結成、2016年、自身初の作曲作品が和楽器作曲コンテストにて入賞。中国、ロシア、米国公演のほか、春・秋の叙勲 勲章伝達式、日本国際賞、国際通貨基金レセプション等にて演奏。宮城社師範。宮城合奏団団員、森の会所属。
神谷 俊一郎(かみや しゅんいちろう)/太鼓
9歳より太鼓に触れ、後に「太鼓芸能集団鼓童」のメンバーとして演奏活動を行う。現在は、愛知県を拠点に和太鼓、篠笛、民俗舞踊等の表現活動に加え、舞台演出や作曲、ワークショップ活動にも力を注ぐ。和楽器の分野だけでなく、人間国宝の坂東玉三郎、指揮者の下野竜也、歌手のAI等とも共演を行い、世界各国での長期ツアーを含め、累計1,000本以上の劇場公演に参加。2017年、太鼓打ちが気兼ねなく集まれる場を作りたいという思いから「まといの会」を発足、主宰し活動を広げている。
[お問い合わせ]
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:倉田、十万(じゅうまん)
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:arts1@jpf.go.jp
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