JFT-Basicとは
1. テストの目的
国際交流基金日本語基礎テスト(Japan Foundation Test for Basic Japanese, 略称:JFT-Basic)は、主として就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定するテストです。
このテストは、在留資格「特定技能1号
」、「育成就労
」、「留学
*」を得るために必要な日本語能力水準を測るテストとしても活用されています。
*日本語教育機関への入学
2. テストの対象
このテストは、日本語を母語としない外国人を対象とします。その中でも、主として就労のために来日する外国人を対象としています。
3. テストの形式
このテストは、コンピューター・ベースト・テスティング(CBT: Computer Based Testing)方式により行われます。各国のテスト会場でコンピューターを使用して出題、解答します。ブースで、コンピューターの画面に表示される問題やヘッドフォンに流れる音声をもとに、画面上で解答します。

コンピューター画面の中央のエリアにテストの問題、および選択枝が表示されます。また、画面の周辺にはセクション名、テスト名、残り時間や解答状況などが表示されます。


このテストでは、設問は英語で表示されています。Your Languageボタンをクリックすると、現地語*で設問を読むことができます。**
設問を読み、状況や場面を把握して問題に解答します。聴解では、再生ボタンを押すと音声が再生され、2回まで聞くことができます。解答する際は、選択枝をクリックしてください。選択した選択枝の色が変わります。
*現地語とは以下のとおり。
Your Language 1:英語、中国語、インドネシア語、クメール語、モンゴル語、ミャンマー語、ネパール語、タイ語、ベトナム語
Your Language 2:ウズベク語、ベンガル語、ラオス語、マレー語
**コンピューターの画面サイズによっては、問題画面と、設問の現地語ポップアップが横に並んで表示されます。
- 関連情報
- テスト画面の実際の操作について詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
4. テストの構成
このテストは、「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションで構成されています。このテストの構成と各問題のねらいは、表1の通りです。
表1 テストの構成とねらい
| セクション | セクションのねらい | カテゴリー | カテゴリーのねらい |
|---|---|---|---|
| 文字と語彙(約12問) | 生活場面で使用される日本語の文字が読めるか、基本的な語彙を持ち、使えるかを測る。 | 語の意味 | 語の意味を問う。 |
| 語の用法 | 語の用法を問う。 | ||
| 漢字の読み | 漢字で書かれた語の読み方をひらがなで問う。 | ||
| 漢字の意味と用法 | 漢字で書かれた語の意味と用法を問う。 | ||
| 会話と表現(約12問) | 生活場面の会話に必要な文法や表現を使えるかを測る。 | 文法 | 会話の文脈に合った適切な文法が使えるかを問う。 |
| 表現 | 会話の文脈に合った適切な表現が使えるかを問う。 | ||
| 聴解(約12問) | 生活場面において、会話や指示などを聞いて、理解できるかを測る。 | 内容理解(社交的なやりとり) | 情報交換や社交的なやりとりを聞いて、内容を理解できるかを問う。 |
| 内容理解(店や公共機関でのやりとり) | 店や公共機関でのやりとりを聞いて、内容を理解できるかを問う。 | ||
| 内容理解(指示、アナウンス) | 指示やアナウンス、音声メディア等を聞いて、内容を理解できるかを問う。 | ||
| 読解(約12問) | 生活場面において、手紙や掲示、説明などを読んで、理解できるかを測る。 | 内容理解 | 手紙やメッセージなどの短い簡単なテクストを読んで、内容を理解できるかを問う。 |
| 情報検索 | 日常の看板や掲示、資料などから必要な情報を探し出せるかを問う。 |
約50問が出題され、受験時間は60分間です。セクションごとの解答制限時間はありません。同じセクション内であれば、いつでも見直し、再解答することができます。ただし、次のセクションに移動してしまうと、前のセクションに戻って解答することはできません。また、聴解セクションでは、前後の問題に移動して、見直し、再解答することはできません。
5. 判定する日本語能力水準
3つの日本語能力水準を判定します
このテストでは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR:Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)
、「JF日本語教育スタンダード
」(JFスタンダード)、「日本語教育の参照枠
」における、A1、A2.1、A2.2(A2)に達しているかどうかを判定します。
10点~250点の得点範囲において、145点~174点はA1、175点~199点はA2.1、200点~250点はA2.2(A2)と判定されます。A2.1は、A1に到達し、かつA2.2(A2)到達に向けて学習が進展している段階であることを示します。
※JFT-Basicは、2026年7月までA2.2(A2)のみを測るテストとして実施していましたが、2026年8月からA1、A2.1も測定できるようになりました。

このテストでは、CEFR
、JFスタンダード
におけるA1-A2のCan-doに基づいた問題が出題され、「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションから総合的に日本の生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定します。A1およびA2のレベルの目安は、表2をご覧ください。
| レベル | Can-do |
|---|---|
| A2 |
|
| A1 |
|
CEFRの共通参照レベル:全体的な尺度
6. テスト結果の通知
テスト結果は、以下のとおり受験者に通知されます。
- テスト当日
- テスト終了時の画面に総合得点と判定結果が表示されます。
- 受験後5営業日以内
- プロメトリック社のウェブサイト
で正式な判定結果通知書が発行されますので、ログインして確認してください。紙の判定結果通知書が必要な場合は、印刷してご利用いただけます。
判定結果通知書では、総合得点と、それに基づく判定結果がわかります。総合得点は正答数そのままの素点ではなく、等化と呼ばれる統計処理によって算出された尺度得点で表示されます。総合得点の得点範囲は10~250点で、145点~174点はA1、175点~199点はA2.1、200点~250点はA2.2(A2)と判定されます。145点未満の場合、判定結果は表示されず、「*」で表示されます。また、参考情報として、セクションごとの正答率が表示されます。

判定結果通知書2ページ目では、日本語能力水準の考え方を説明しています。内容については、「5. 判定する日本語能力水準」をご覧ください。
7. テスト説明資料
上記までの内容をまとめた、JFT-Basicの概要を知っていただくためのスライド形式の資料です(日本語)。ご自由にダウンロードし、ご利用ください。






