国際交流基金賞50周年記念 アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターからのメッセージ

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昭和57(1982)年度 国際交流奨励賞

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター

[在横浜]

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターから国際交流基金へのメッセージ

ブルース・L・バートンさんの写真

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC)は、国際交流基金賞50周年を心よりお祝い申し上げます。IUCは、1982年に「日米の相互理解促進における多大なる功績」により国際交流奨励賞を受賞しました。1963年の設立以来、IUCは上級日本語教育を行う世界トップクラスの機関であり続けています。国際交流基金が、奨励賞のみならず、個人や組織への助成を通じて私たちのミッションの価値を評価して下さったことに、深く感謝しています。1973年から2017年までに、合計334人の学生が国際交流基金の支援により奨学金の支給を受けてIUCで学びました。彼らはその後、学術界、政府機関、法曹、ジャーナリズム、その他多くの専門分野で日本と関わる仕事に就いて活躍し、日本と米国および他の国々をつなぐ架け橋となっています。国際交流基金の影響力は、IUCにとどまらず日本研究の分野全体に及んでいます。加盟15大学の教授陣から成るIUC代表委員会の委員のほとんどは、個人として本人が、あるいは指導する博士課程の大学院生がその研究において基金の支援を受けています。ある代表委員は「最初に赴任した大学で終身ポストを確保するための時宜を得た重要な支援」を頂いたことへの感謝を綴っています。他にも、基金の支援を受けたおかげで「キャリア形成期に教務から離れて1年間研究に専念し、その後の研究生活の土台を築くことができた」と言う委員もいます。さらに別の委員は、「国際交流基金は、日本研究という学問分野全体を育んできた」という簡潔にして的確な指摘をしています。IUCとその関係者を代表して、日本へのより深い理解の促進における国際交流基金の素晴らしい業績を称える機会を頂けたことを、大変うれしく光栄に思います。

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター
所長 ブルース・L・バートン

(原文 英語)

※受賞団体「アメリカ・カナダ11大学連合日本研究センター」は、東京から横浜への移動に伴う名称変更により1987年より「アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター」となりました。

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