国際交流基金賞50周年記念 ブラジル日本語センター(CBLJ)からのメッセージ

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平成28(2016)年度 国際交流基金賞

ブラジル日本語センター(CBLJ

[ブラジル]

国際交流基金賞創設50周年によせて

創設50周年おめでとうございます。謹んでお祝い申し上げます。貴基金創立以来、世界各所において日本語・日本文化普及にご尽力され、また当ブラジル日本語センター事業に関しても長年に渡りご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。

矢野 敬崇さんの写真

私共「ブラジル日本語センター」は日本語教育および日本文化の普及を通して、ブラジル国の発展に寄与することを目的に、1985年の設立以来、日本語教師支援、学習者支援、日本語学校支援のための研修・テスト・イベント事業を展開してまいりました。

日本語教師支援では「日本語教師養成講座」、「汎米日本語教師研修会」、「全伯日本語教師研修会」、「スキルアップ勉強会」等を実施。学習者支援のテスト部門では「ブラジル日本語センターテスト(こどもテスト)」、貴基金よりの委託事業「日本語能力試験」、イベント部門では「ブラジル日本語学校交流セミナー(ふれあいセミナー)」、「ふれあい日本の旅」、「全伯日本語学校生徒作品コンクール」、「日本語まつり/作品コンクール入賞作品展示会及び表彰式」等をブラジル全国を対象に実施しております。ブラジルでは民間の教育機関で学ぶ学習者の割合が多く、時代と共にその教育機関の状況も変化し、抱える課題も変わっています。そのため、当センターでは、その状況と課題を鑑み事業推進の努力を続けてまいりました。

当地サンパウロに、国際交流基金サンパウロ日本文化センターが設立される以前より、貴基金より派遣された日本語専門家が当センターには常駐し日本語教師への指導や教材開発へのご協力を受けてまいりました。また、当センターが実施する数々の事業を通じて、ブラジルや地域の日本語教育を充実させる上で中核的な存在として2009年「さくらネットワーク機関」の認定を受け今日に至っております。更に、長年に渡る当センターの事業の評価として、2016年度「国際交流基金賞」受賞の記念すべき栄誉をいただきました。当センターは今後もブラジルの協力機関として、より良き関係を結んでいけるよう努めてまいります。

半世紀に及ぶ世界での日本語・日本文化普及事業に敬意を表するとともに貴基金の益々のご発展をお祈り申し上げます。

ブラジル日本語センター
理事長 矢野 敬崇

(原文 日本語)

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