国際シンポジウム「現代ケンチクの日本」(あいちトリエンナーレ2013共催事業)
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、「あいちトリエンナーレ2013」と共催にて、国際シンポジウム「現代ケンチクの日本」を開催します。
今、日本の建築家たちの仕事は海外からも高い関心を集めています。ただそれは、日本のスタイルを声高に主張するものではなく、身近で親しい生活空間を再発見させてくれるものであったり、新しい文化の交流が感じられるものであり、ごく自然に受け留められているように思われます。日本語の「建築」は例えばアニメやオタクのように、「ケンチク」として世界用語に果たしてなっていくのでしょうか。
今回のシンポジウムでは、美術館で建築を担当している2名のキュレーターと建築評論家1名を海外より招き、各々の建築にまつわる取り組みを現地での日本建築の受容を踏まえて報告いただきます。その後、あいちトリエンナーレ2013芸術監督の五十嵐太郎氏を交え、現代ケンチクの可能性や課題について、活発な議論を通して考えていきます。
当日はcomos-tv にて中継も予定しております。 (中継は日本語のみ)
「をちこちMagazine」に、シンポジウムの内容を抜粋した記事を掲載しました。
日時 | 2013年8月11日 日曜日 13時 ~ 15時 |
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会場 | 愛知芸術文化センター アートスペースA (名古屋市東区東桜一丁目13番2号 tel: 052-971-5511) |
主催 | 国際交流基金 |
共催 | あいちトリエンナーレ実行委員会 |
*当日先着順(定員180名)、入場無料
*日本語・英語による同時通訳
パネリスト
ペドロ・ガダーニョ
ニューヨーク近代美術館、現代建築キュレーター。
2012年現職に就任後、「9+1 Ways of Being Political」を企画、若手建築家プログラムを担当。著書に『Arquitetura em Público』。
2012年にFAD賞(Thought and Criticism)受賞。
クリスティアン・テカート
ウィーンを拠点とする建築家、キュレーター、講師、作家(建築、都市計画、空間論理を専門とする)。
1999年Office for Cognitive Urbanism設立。2001年as-if berlin wien設立。2006年からドイツ Muthesius Academy of Fine Arts and Design教授。『Negotiating Spaces』(2010年)共編。『Eastern Promises』(2013年)共編。
謝宗哲
台湾亜州大学創意設計学院助教授。
2010年LPA(Little People Architects)建築創作連盟を結成。Atelier SHARE主宰。2012年「台日建築新鋭建築交流展 : 自然系建築」キュレーター。著書に『Pioneer Forever建築家伊東豊雄』 (2010年)。
五十嵐太郎
あいちトリエンナーレ2013芸術監督。
東北大学大学院工学研究科教授(都市・建築学)。2007年から2009年まで文化庁芸術選奨(美術部門)推薦委員。2008年ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展、日本館コミッショナー。
モデレーター
渡辺真理
建築家、法政大学デザイン工学部教授。設計組織ADH代表。
1987年には木下庸子と共に設計組織ADHを設立。1981年から1995年、磯崎新アトリエに勤務、ロサンジェルス現代美術館、ブルックリン美術館などを担当。2012年真壁伝承館で建築学会賞(作品)を受賞。
お問い合わせ先
国際交流基金文化事業部 (担当 : 森、大川)
東京都新宿区四谷4-4-1
メールアドレス:aichi2013@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)