国際交流基金 障害×パフォーミングアーツ特集2016

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、諸外国との文化交流をはじめ、創造的で多様性のある芸術活動への支援の一環として、今年度「国際交流基金 障害×パフォーミングアーツ特集」を実施します。

2012年ロンドン五輪の文化プログラムのひとつとして展開された、障害のあるアーティストの創造性溢れる活動を支援するプログラム、「アンリミテッド(Unlimited)」。本特集プログラムでは、アンリミテッドのレガシー(遺産)を踏まえ、障害のあるアーティストによる優れた芸術活動に対する認知度の向上と、アーティストの活躍の場の拡大に貢献することを目指します。

今年度は、3つのパフォーミングアーツの演目と、1つのシンポジウムを通じて、特に障害者の多様な身体感覚に着目し、日本ならではのテクノロジーや先端技術を活用して、この身体感覚を拡張し、新たな芸術創造の可能性を引き出していくことに挑戦します。

視覚障害×ダンス×テクノロジー“dialogue without vision”公演の様子をYouTubeに掲載。

<公演>

<インタビュー>

障害×パフォーミングアーツ特集2016の演目の参考写真1

Dividual Plays ディヴィジュアル・プレイズ -
身体の無意識とシステムとの対話
(YCAM InterLab + 安藤洋子)
Courtesy of Yamaguchi Center
for Arts and Media[YCAM]

障害×パフォーミングアーツ特集2016の演目の参考写真2

SLOW MOVEMENT
-The Eternal Symphony 1st mov.- in Yokohama
(SLOW LABEL)

©427FOTO

障害×パフォーミングアーツ特集2016の演目の参考写真3

視覚障害XダンスXテクノロジー
“dialogue without vision”
(康本雅子/スズキユウリ)
Photo:Gottingham

開催概要

Dividual Plays ディヴィジュアル・プレイズ -身体の無意識とシステムとの対話

アーティスト YCAM InterLab + 安藤洋子
出演 出演:小㞍健太, 島地保武、宮下今日子、安藤洋子
スタッフ
  • プログラミング/デバイスデザイン:大西義人、神田 竜、ひつじ
  • プロジェクト・ディレクション:YCAM InterLab
    (伊藤隆之、大脇理智、竹下暁子、西 翼、今野恵菜、高原文江、クラレンス・ン、岩田拓朗)
  • ダンスコンセプト・ディレクション:安藤洋子

[スペシャル・コラボレーター]

  • 空間構成:田根 剛(DORELL.GHOTMEH.TANEARCHITECTS
  • 音楽/サウンドプログラム: evala(port, ATAK)

[共同研究開発]

  • 研究開発スーパーバイズ:筧 康明(慶應義塾大学)
  • ダンス・リサーチ:川口ゆい、小㞍健太、笹本龍史(METHOD B
  • モーション・キャプチャー・システム設計/開発:大西義人
  • 基礎ソフトウェア設計/開発:大西義人、比嘉 了、清水 基、
    カイル・マクドナルド、伊藤隆之(YCAM InterLab
作品紹介 山口情報芸術センター[YCAM]が、ダンサー・安藤洋子と、国内外で活躍するテクノロジーの専門家を迎え、立ち上げた研究開発プロジェクト「Reactor for Awareness in MotionRAM)」。「Dividual Plays」はRAMの成果を、デモンストレーション・パフォーマンスとして、実演と解説を交えた形式で上演する作品です。上演終了後のアフタートークではゲストを迎え、RAMが持つ身体と環境の呼応、拡張などのテーマをもとにテクノロジーと身体の新たな可能性を見出すための議論や、2015年からスタートしたRAMと障害に関するリサーチの経過報告などを行います。(5日(金曜日)18時の回はアフタートークなし)。
公演日程

2016年2月
4日(木曜日)19時30分(注1)
5日(金曜日)13時30分(注2)/18時

  1. 注1アフタートークあり
    4日(木曜日)19時30分の回 ゲスト:伊藤亜紗(東京工業大学リベラルアーツセンター准教授)使用言語:日本語
  2. 注2アフタートークあり
    5日(金曜日)13時30分の回 ゲスト:稲見昌彦(東京大学教授)使用言語:英語・日本語(同時通訳付)/日本語手話通訳あり 受付開始は開演の60分前、開場は開演の20分前
上演時間 上演時間:約120分
会場

KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
神奈川県横浜市中区山下町281
電話:045-633-6500(10時~19時)

みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩5分
みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩8分
横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅より徒歩14分
JR根岸線 関内駅または石川町駅から徒歩14分
※日本大通り駅は1番出口にエレベーターがございます。
※会場の駐車場をご利用いただけます。詳細は会場にお問合せください。

料金 全席自由席(車いすスペースあり)
前売・予約:3,000円 当日券:3,500円
チケット取り扱い チケットかながわ
電話:0570-015-415 (10時~18時)
KAAT神奈川芸術劇場(チケットかながわ)(オンライン販売あり)
Peatix
2月4日(木曜日)19時30分 
2月5日(金曜日)13時30分 
2月5日(金曜日)18時00分 

※2月4日分につきましては、チケットかながわ及びPeatix、いずれも完売いたしました。

当日券の販売状況につきましては、公演当日に本事業SNSにて発表いたします。 Twitter:https://mobile.twitter.com/JFQ1TPAM?p=s
Facebook:https://www.facebook.com/jfq1dps2016/

発売日 2016年1月8日(金曜日)
主催等 主催:国際交流基金、公益財団法人山口市文化振興財団
提携:KAAT 神奈川芸術劇場 後援:山口市、山口市教育委員会
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]

視覚障害XダンスXテクノロジー“dialogue without vision

アーティスト 康本雅子/スズキユウリ
出演 加藤秀幸、工藤諒、酒井香波、林由佳子、樋口光里、樋口匡
スタッフ
  • ダンスディレクション:康本雅子
  • インタラクティブディレクション、デバイスデザイン:スズキユウリ
  • 技術開発:サム・コンラン
  • サウンド:イトケン
  • 衣装協力:hatra
  • ステージマネジメント:保科路夫(bon株式会社)
  • 音響:溝口紘美
  • スタイリング:髙山エリ
  • プロデュース協力:金森香(ビオメハニ課)、山本さくら(ビオメハニ課)
  • アクセシビリティ協力:松田高加子(虹とねいろプロジェクト)
  • 記録撮影:丸尾隆一、西野正将、冨田了平
  • インターン:和田夏実
  • ビジュアル撮影:Gottingham
作品紹介 視覚障害者の身体感覚を見つめ、その身体を介した新しいコミュニケーションをパフォーマンスという形で披露します。出演者は全員、視覚に障害を持った方々です。音とダンスを通して、空間と身体、そして他者との新しい関係性を探っていきます。彼らの身体に向き合うことで、人間の感覚に対する多様な捉え方を誘う試みです。
公演日程 2016年2月
7日(日曜日)11時/15時15分
11日(木曜日・祝日)12時30分/17時
上演時間 約20分
会場

KAAT神奈川芸術劇場 1F アトリウム
神奈川県横浜市中区山下町281
電話:045-633-6500(10時~19時)

みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩5分
みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩8分
横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅より徒歩14分
JR根岸線 関内駅または石川町駅から徒歩14分
※日本大通り駅は1番出口にエレベーターがございます。
※会場の駐車場をご利用いただけます。詳細は会場にお問合せください。

料金 入場無料/スタンディング(車いすスペースあり)/予約不要
主催等 主催:国際交流基金
共同主催:KAAT神奈川芸術劇場
協力:錦城護謨株式会社、トーワ株式会社、プリコグ
企画制作:国際交流基金

SLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony 1st mov.- in Yokohama

主な参加アーティスト SLOW MOVEMENT横浜公演
総合ディレクター:栗栖良依
主な参加アーティスト:池田美都、井上唯、金井ケイスケ、さをり工房ゆう、武田久美子、坂東美佳、西岡弘治、三角みづ紀、望月茂徳(立命館大学)、森田かずよ、ルフトツーク 他
作品紹介 年齢、性別、国籍、障害の有無などを越えて集結した人々が、街中でパフォーマンスを繰り広げることで<多様性と調和>のメッセージを広めていくプロジェクト。サーカスやダンスなどの身体表現を取り入れ、様々な分野のクリエイターと市民がワークショップを重ねながらつくる参加型パフォーマンスです。
公演日程 2016年2月
6日(土曜日)15時 (*16時~17時30分 トークあり)
7日(日曜日)14時/16時
受付開始は開演の30分前(会場へは10時~18時の間、随時入場可能)
上演時間 30分
会場

会場:象の鼻テラス
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
電話:045-661-0602

みなとみらい線 日本大通り駅 1番出口より徒歩約3分、2番出口より徒歩約5分(エレベーターあり)
※お車でのご来場をご希望される場合は、象の鼻テラスまでお問い合わせください。

料金 入場無料(一部ワークショップ有料)/全席自由席(車いすスペースあり)/予約不要
主催等 主催:特定非営利活動法人スローレーベル、象の鼻テラス
共催:国際交流基金
特別協力:太陽工業株式会社、TSP太陽株式会社、ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機株式会社
協力:アトリエコーナス、石川金網株式会社、JICA横浜、ラック産業株式会社

シンポジウム:テクノロジーや障害がひらく新しいパフォーミングアーツの可能性

内容紹介 2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向けて、身体や障害に対する関心が高まる中、今回、障害・アート・テクノロジーをテーマとしたシンポジウムを開催します。これらの領域を横断する試みのもつ可能性について、日本及び英国から研究者、アーティスト等が発表及び討論を行います。英国からの登壇者は、オリンピック文化プログラムの地方展開についても触れる予定です。
日程

2016年2月11日(木曜日・祝日)10時~(16時30分ごろ終了予定)

使用言語:英語・日本語(同時通訳付)
日本語手話通訳、要約筆記あり
受付開始、開場はシンポジウム開始の30分前。

プログラム
9時30分
開場
10時
主催者挨拶
10時10分
ローラ・ダイアー(アーツカウンシル・イングランド 国家戦略及びイングランド全土担当執行役員)
「英国における包摂的な芸術のあり方及びロンドンオリンピック文化プログラムの地方展開」
11時
リー・コーナー(LAC Limited代表)
「文化・芸術団体における社会的包摂の重要性」
12時
休憩
13時15分
富田 大介(追手門学院大学 社会学部准教授)
「障碍/アート、その切り結ぶところ」
13時45分
坂本 公成(Monochrome Circus主宰、ダンサー・振付家)
「<触れる/出会う>ことの可能性」
14時15分
緒方 壽人(takram design engineering ディレクター・デザインエンジニア)
「テクノロジーと身体、デザインとエンジニアリング」
14時45分
休憩
15時00分
渡邊 淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所主任研究員)
「触覚と情報」から考えるパフォーミングアーツの可能性」
15時15分
パネルディスカッション
16時30分
終了

※いずれの発表タイトルも、変更の可能性がありますので、ご了承ください。

会場 会場:BankART Studio NYK
神奈川県横浜市中区海岸通3-9
電話:045-663-2812 ファックス:045-663-2813
横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口 [赤レンガ倉庫口] 徒歩4分 (エレベーターあり)
※会場には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
料金 入場無料/全席自由席(車いすスペースあり)/要予約
取り扱い お申込先
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:jftpamsympo@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)
(ご予約の際に、氏名、ご連絡先、ご来場人数、障害がおありで特別なお手伝いが必要な場合をお知らせください。)
主催等 主催:国際交流基金
提携:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 実行委員会

プロフィール

障害のあるお客様で詳細情報をご確認されたい場合は、主催者までお問合せください。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:二子、向井、西山、田中
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:jfq1-tpam@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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