日本語教育通信 授業に役立つホームページ 第18回

授業に役立つホームページ

第18回 YOMO YOMO にほんごを読もう

 Webサイトを見ているときに漢字が読めなくて困ったことはありませんか。辞書をひくのが面倒だと思ったことはありませんか。そんな学習者のために、今回は漢字にルビをふってくれて、辞書機能もついた便利なサイト『YOMO YOMO Nihongo Wo Yomouhttp://yomoyomo.jp/index.phpを紹介します。

 現在、インターネットの世界では、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)と呼ばれるサービスが盛んです。SNSとは、人と人とのつながりを促進するコミュニティ型の会員制のサービスや、そういったサービスを提 供するWebサイトのことを指します。代表的なSNSとして日本最大の会員数を持つmixi、世界最大の会員数を持つMySpaceなどがあります。今回ご紹介する「フォト蔵」は、写真を中心としたSNSです。お互いに写真を見るだけでなく、写真にコメントを付け合うことができ、「コミュニティ」に参加して、テーマごとに写真を公開し合うこともできます。

 日本語教育では、教師が学習効果を高めるために、写真を利用して教材を作成したり、授業中にさまざまな目的で写真を利用することも多いです。また、日本語学習者が、写真を見せながら会話をしたり、スピーチをしたり、写真の説明を作文したりすることもあるでしょう。日本語教育の世界で、写真を中心にしたSNS「フォト蔵」でどんなことができるか考えてみましょう。

<目次>

  1. 1.5種類のルビでニュースのヘッドラインが見られます
  2. 2.いろいろなサイトが閲覧できます・日本語が聞けます
  3. 3.辞書機能がついています
  4. 4.テキストも読めます
  5. 5.授業のアイディア
  6. 6.参考情報

1.5種類のルビでニュースのヘッドラインが見られます

 このサイトは、名前のとおり、日本語で書かれたページを読むのを手助けするためのサイトです。トップページは主なニュースのヘッドラインがルビつきで見られるようになっていて便利です。

 これは、ひらがなルビの例です。興味のあるニュースがあったら、クリックしてください。ニュースの全文が見られます。また、このヘッドラインに関係のある各新聞社の記事がリストになっているので、好きな記事を読んでみることができます。

サイトの画面キャプチャ 1

 このサイトがルビをふってくれるのは、ひらがなだけではありません。他にローマ字、ハングル(韓国・朝鮮語)、テーヴァナーガリー(ヒンディー語、ネパール語)、キリル(ロシア語、モンゴル語)にも対応しています。下図はハングルの例です。

サイトの画面キャプチャ 2

YOMO YOMO http://yomoyomo.jp/index.php 2007年8月23日

2.いろいろなサイトが閲覧できます・日本語が聞けます

 みなさんは、どんなサイトに興味がありますか。コントロールバーがwebpageになっていることを確認してから、Input URLに読みたいサイトのアドレスを入力してGOをクリックすると、そのページがルビつきで表示されます。次は、読売新聞のサイト(http://www.yomiuri.co.jp/)を閲覧した例です。

サイトの画面キャプチャ 3

YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/ 2007年8月23日20時49分

 読みたい記事があったら、クリックしてみましょう。記事の全文が読めます。

 そして、スピーカーのアイコンをクリックすると、記事が音声で聞けます。

サイトの画面キャプチャ 4

YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/ 2007年8月23日20時49分

3.辞書機能がついています

 わからない言葉があったら、その言葉にカーソルを合わせてください。辞書(国語辞書、和英辞書、類語辞書など)にリンクされていて意味を教えてくれます。

サイトの画面キャプチャ 5

4.テキストも読めます

 YOMO YOMOが読んでくれるのは、ウェブページだけではありません。コントロールバーでtextを選び、読みたい文章をボックスに貼り付け、Processのボタンをクリックすると、読み方が表示されます。この機能は、例えば友達からもらった日本語の電子メールなどを読むときにも便利です。

サイトの画面キャプチャ 6

5.授業のアイディア

 授業では、例えばニュースページを使う活動が考えられます。教師が、YOMO YOMOのトップページから適当なヘッドラインを選び、学習者がコンピュータで、そのニュースの全文を読んできて授業でレポートします。いくつかのヘッドラインを分担して読ませてレポートさせ合えば、インフォメーション・ギャップのある活動ができます。教師が、学習者の読解の手助けになるような問題を出しておいてもいいでしょう。そのほかにも、なにかテーマを与えて、それについて調べてクラスで発表をさせるという活動も考えられます。

 ただし、このようなサイトには次のような問題もありますから、注意も必要です。

  • コンピュータが自動的にルビをふってくれるので、ルビにはときどき間違いがあります。授業で使う場合は、教師も気をつけて見てみることが必要です。または、上級のクラスなら、学習者に間違い探しをさせてもいいかもしれません。
  • コンピュータで合成された音声なので自然な日本語とは違います。そのまま教材として使うのは適当ではなく、補助的なものと考えた方がいいでしょう。授業では必要に応じて教師が音読するなどしてください。

6.参考情報

 YOMO YOMO以外にも次のようなふりがな・辞書サイトがありますので、いろいろと試してみてください。

  • Rikai http://www.rikai.com/
    このサイトを通じてウェブサイトや文章を見ると、漢字の読みと英訳が表示されます。
  • ひらひらのふりがなめがね http://www.hiragana.jp/
    ウェブサイトのURLを入れて送ると、ひらがなのフリガナ付のサイトになります。
  • POP jisho. com http://www.popjisyo.com/WebHint/Portal.aspx
    このサイトを通してウェブサイトを見ると単語の意味(英訳)と読みが表示されます。

ページトップへ戻る