平成16年度 国際交流基金賞/奨励賞

平成16年度のロゴ画像国際交流基金賞・国際交流奨励賞

平成16年度の「国際交流基金賞」・「国際交流奨励賞」受賞者が決定いたしましたので、ここにご紹介いたします。この顕彰事業は、1973年から毎年続いているもので、日本では文化勲章以外では唯一、天皇・皇后両陛下拝謁を賜るものです(過去の受賞者一覧はこちらからご覧いただけます)。

国際交流奨励賞は本年度から、国際交流基金の事業の柱である「文化芸術」、「日本語教育」、「日本研究(知的交流)」の3分野に対して贈呈されることになりました。

をちこち各受賞者の「受賞のことば」を、『をちこち』2号に掲載しています。

国際交流基金賞

  • 秋吉敏子の写真
  • 秋吉敏子

穐吉 敏子(あきよし としこ)氏 ジャズピアニスト・作曲家【日本】

ジャズの分野で演奏家、作曲家、およびバンドリーダーとして多大な業績を挙げるとともに、音楽活動を通して20世紀以降に人類が置かれた状況を問い、平和と協調のメッセージを世界に発信してきた功績に対し、国際交流基金賞を授賞する。

国際交流奨励賞

文化芸術交流賞

ジェームス・クワント氏
ジェームズ・クワント 氏
シネマテーク・オンタリオ
シニア・プログラマー【カナダ】

北米地域において、他の文化圏、特に日本の映画の上映会や出版物の刊行を通して、日本の優れた映像文化の研究と紹介に顕著な業績を挙げてきたことに対し、国際交流奨励賞・文化芸術交流賞を授賞する。

日本語教育賞

李 德奉 氏
李 德奉(イー・トクボン) 氏
同徳女子大学校
外国語学部教授【韓国】

日本語教育学の分野において先駆的な業績を挙げ、多くの後継者の育成に努めるとともに、韓国日本学会会長などの要職を歴任し、韓国における語学教育政策の形成にも優れた寄与をしてきた。その活動は、韓国と日本の人々の相互理解促進に大きな貢献をなすものであり、国際交流奨励賞・日本語教育賞を授賞する。

日本研究賞

高良 倉吉 氏
写真提供=沖縄タイムス社
高良 倉吉(たから くらよし) 氏
琉球大学法文学部教授
【日本】

アジアという広い視野から沖縄の歴史を考え、海外の研究者とのネットワークの構築を通して先駆的な研究活動を展開している。その成果は、アカデミズムの枠を超えた広範な層に影響を与えるとともに、日本の将来像を考究する上で多くの示唆に富むものであり、国際交流奨励賞・日本研究賞を授賞する。

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