「コンテンポラリーの出現・日本の前衛美術1950-1970」
<展示内容>

展示入口の写真

Section 1: 抽象の政治学

東京オリンピック前夜となる 1950 ~ 60 年代に焦点を当て、熱い抽象を生み出した「具体」グループや冷たい抽象と称される「実験工房」の活躍から、日本の抽象表現主義を読み取ります。「具体」と「実験工房」ともに、平面作品だけでなく映像作品やインスタレーションも展示し、当時の抽象的な実践を様々な表現から検証する場を構築します。

【展示作家】 北代省三 / 白髪一雄 / 鷲見康夫 / 田中敦子 / 福島秀子 / 村上三郎 / 元永定正 / 山口勝弘

Section 2: アートと社会

1950 年代のルポルタージュ絵画を通して当時の社会闘争を観察すると同時に、読売アンデパンダン展頃に顕在化してきたアートと社会の関係性を検証します。東京のパブリックスペースへと飛び出していった読売アンデパンダン展出品作品とともに、前衛美術と社会の間を事件的に描き出した赤瀬川原平の千円札なども展示します。

【展示作家】 赤瀬川原平 / 池田龍雄 / 石井茂雄 / 桂川宏 / 高松次郎 / 中西夏之 / 中村宏

Section 3: 都市空間への介入

1960 年代初期は、アーティストが新たなるアート表現を求めて都市へと繰り出し様々な実験的表現も生み出す時代となります。そうした実験を試みたアーティストたちは、 ストリートパフォーマンスも展開していきました。羽永光利による数多くの写真などの展示からそのパフォーマンス現場を見つめ、当時の都市空間におけるアーティストの行動を再検証していきます。

【展示作家】 磯崎新 / 亀倉雄策 / 末永蒼生 / 羽永光利 / 平田実

Section 4: もの、コンセプト、アート

1970 年代の物質性に焦点を当てた作品を紹介します。「もの派」といった物質と空間の関係性を考察した作家、文字を抽象的に利用し新たな表現へと持ち込んだ「具体詩」の作家や松澤宥などを取り上げることで、コンセプチュアルアートと物質性の対立的な関係性を解明します。もの派を代表するアーティスト菅木志雄による新作 ( インスタレーション ) も本セクションで展示されます。

【展示作家】 小野洋子 / 北園克衛 / 菅木志雄 / 高松次郎 / 新国誠一 / 羽永光利 / 松澤宥

  • 田中敦子 「作品(たが)」の画像
    田中敦子 「作品(たが)」, 1963
    © Kanayama Akira
    and Tanaka Atsuko Association
  • 村上三郎 「作品」の画像
    村上三郎 「作品」, 1960
    © Makiko Murakami
  • 亀倉雄策 「東京オリンピック」の画像
    亀倉雄策 「東京オリンピック」, 1962
    フォトディレクター:村越襄
    フォトグラファー:早崎治
  • 赤瀬川原平 「復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)」の画像
    赤瀬川原平 「復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)」, 1963
  • 中村宏 「砂川5番」の画像
    中村宏 「砂川5番」, 1955

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:西藤、岡部、鈴木(慶)
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:arts1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

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