グレゴリー・オステル来日記念講演&映画上映「ロシア・アニメーションの魅力〜シナリオライターとしてのオステル」
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、神戸大学大学院国際文化学研究科との共催により、2013年12月24日に、ロシアの児童文学作家グリゴリー・オステル氏をスペシャルゲストに迎えて「ロシア・アニメーションの魅力~シナリオライターとしてのオステル」を開催します。
ソ連時代にオステルが原作を書いたアニメーションの上映を交えながら、作品の創作秘話や背景を語ってもらいます。12月に邦訳が出たばかりのオステルの代表作『悪い子のすすめ』をモチーフにしたCG作品(ロシアの子どもたちの作品、神戸大学大学院生の作品)も紹介します。ほのぼのとして茶目っ気あふれるオステル・ワールド、どうぞお楽しみに!
『38 オウム』
『ワンという名の子猫』
『ミミナガちゃんと仲間たち』
日時 | 2013年12月24日(火曜日)19時から21時 |
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会場 | 神戸映画資料館 神戸市長田区腕塚町5丁目5 番1 アスタくにづか1番館北棟2F 201 アクセス |
会費 | 無料(当日先着順、予約不要) |
用語 | ロシア語/日本語(通訳有り) |
主催 | 国際交流基金 |
共催 | 神戸大学大学院国際文化学研究科メディア文化研究センター:研究プログラム「メディアの変容と文化の公共性」 |
協力 | 東宣出版 |
なお、東京でも、ロシアの児童文学作家グリゴリー・オステル来日シンポジウム「おとなの文学?こどもの文学?」を、2013年12月21日に開催します。
講演
- グリゴリー・オステル
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1947年、旧ソ連オデッサ(現ウクライナ)生まれ。ゴーリキー文学大学卒業。ソ連時代はアニメのシナリオなどを数多く手がけた。ペレストロイカ以後、風刺精神にあふれ、それまでの「良い子を描く児童文学」という常識をくつがえした『悪い子のすすめ』で一躍有名になった。そのほかの作品に、算数の文章題をもじった『問題集』、大人の世界を子供の眼で面白おかしく描いた『パパママ研究』、自在な筋の発展から「ロシア児童文学初のハイパーテクスト」とも言われる長編『いろいろの話』など。2002年ロシア連邦国家賞受賞、ロシア連邦功労芸術家。2012年にはすぐれた児童文学作家に与えられるチュコフスキー賞を受賞。現代ロシアでもっとも人気のある児童文学作家の一人である。
聞き手
毛利公美(ロシア文学研究・翻訳者)
オステルの訳書には『いろいろのはなし』『悪い子のすすめ』などがある。
司会
楯岡求美(神戸大学)
- アニメ上映予定作品
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『38オウム』(38попугаев, 1976)
『ワンという名の子猫』(Котёнок по имени Гав,1976)
『ミミナガちゃんと仲間たち』(Ушастик и его друзья,1979)
『バーバ・ヤガーは反対!』((Баба-Яга против!, 1980)
他
関連情報
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ロシアの児童文学作家グリゴリー・オステル来日シンポジウム「おとなの文学?こどもの文学?」
開催日:2013年12月21日/場所:国際交流基金2階JFICホール「さくら」
問い合わせ先
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日本研究・知的交流部 欧州・中東・アフリカチーム(担当: 高口)
電話:03-5369-6071
神戸大学国際文化研究科(担当:楯岡) 電話:078-803-7441