EPA日本語講師インタビュー
H29(2017)年度フィリピン派遣
Republic of Philippines
フィリピン
初めての日本語教授経験に初めての海外生活。日本語講師デビューがEPAで良かった!
福祉施設の給食管理業務や役所の健康管理業務を経て、2015年の初回派遣前までの9年間ほどは、救護施設で介護福祉士として勤務。EPA研修は2度のインドネシア派遣を経て、3回目となる今回がフィリピン初派遣。
QなぜEPAを選びましたか?
A
介護福祉士を目指す候補者に対して、何か今までの経験が役に立つのではと思ったからです。
Q来る前に不安だったことは? そして今は?
A
2015年のEPA研修インドネシアが初派遣でしたが、その時が日本語講師デビューと初海外生活だったので、何もかもが不安だったことを覚えています。3回目となる今回はフィリピンという国が初めてだったので、治安の面で不安がありました。また、インドネシアでのEPA研修カリキュラムや教え方が若干違うので、どんな授業になるのか、やってみないと不安でした。
Q現地の候補者の印象は?
A
インドネシアもフィリピンも候補者たちはまじめで、積極的に授業に参加してくれています。日本で働くことが決まっているため、モチベーションも高いです。
Q休日は何をしていますか?
A
休みの日1日は少し遠くのショッピングモールやマーケットへ行って買い物したりおいしいものを食べたりしています。もう1日は授業準備をして、家でのんびり過ごしていることが多いです。
Q現地で頼りになる人は?
A
講師には色々経験豊富な方がたくさんいるので、いつも頼りにしています。また、現地のことはチーム内のフィリピン人講師の方になんでも聞いています。授業に関しては教務の専門家が近くにいますし、生活面では調整員の方がいつも気にかけてくださっているので、とても安心です。
QEPA日本語講師を選んでみた感想は?
A
EPAが日本語講師デビューでよかったと思っています。生活面、業務面でサポートが充実していますし、候補者のやる気があるのでやりがいも感じます。今回で3回目ですが、リピートすることで経験値が積みあがっている感じがします。
EPA日本語講師を一言で表現すると?
成長
研修が充実しており、チームティーチングでクラス運営も行いますし、一人で文法、会話、読解、聴解等様々な授業を担当するため、日本語講師として成長できると思います。また、他の先生の授業見学ができるところも様々な気づきがあり、成長のチャンスがあります。
熱心な候補者に、いろいろな経歴の講師。日本語講師として成長していける環境です。
大阪の日本語学校で専任講師として1年半ほど勤務。日本語学校の非常勤講師や、学校法人運営の塾で事務の仕事も経験。EPA研修は今回が3回目。
QなぜEPAを選びましたか?
A
学生の時に基金主催の教え方の講座を受け、とても勉強になったので、日本語講師の経験が少ない自分にとって基金のプログラムは将来役に立つと考えました。また、海外での経験も必要だと感じ、基金からの派遣ということで安心できると思いました。
Q驚いた(想定外だった)ことは?
A
いろいろな経歴の講師の方たちがいらっしゃって驚きました。日本語講師という仕事は、今まで経験したことが全て生きる仕事だと思いました。教え方も、大切なポイントはおさえつつ、それぞれの先生のキャラクターやリズムがあって、とても参考になりました。
Q現地で教えてみての感想は?
A
候補者が熱心なので、準備した授業の反応が自分自身にダイレクトに返ってくる印象です。授業後の反省がしやすいですし、よかったところは自信になりました。授業を重ねるごとに、候補者と自分自身の両方の成長を感じられます。
Q現地で良く訪れる場所は?
A
近くのモールの中にある日本食のレストランです。値段もリーズナブルですし、家庭的な味なので、仕事で疲れて食事を作るのが面倒なときはよく行きます。
Q日本で想像していた現地とどう違いますか?
A
住む場所の治安に関しては安心して生活を送れるところだと思いました。近くに大きいモールもあって、日用品や食材の購入にも不便さを感じることはありません。夜の外出時に一人で行動しなければ危険な目にあうこともないと思います。
QEPA日本語講師を選んでみた感想は?
A
授業のしかたの基本的な部分を身につけることができて、日本語講師として働いていく上で自信になりました。チームティーチングで他の先生たちと業務をすることで、いろいろなことを学べる環境だと思います。
EPA日本語講師を一言で表現すると?
成長
自分自身の成長と、候補者の成長を日々感じることができ、それが自信につながっていくと思います。EPA研修での試行錯誤やチャレンジが、将来の糧になっていくと思います。